岐阜市にある安乗院。岐阜善光寺の愛称で知られる真言宗醍醐寺派
境内は伊奈波神社の入口にあり、元は伊奈波神社と一体の信仰であったことがよくわかる。
戦乱により武田信玄が甲斐へ善光寺如来を遷したのち、信玄が亡くなると織田信長により岐阜伊奈波に遷される。
本能寺の変後に善光寺如来は尾張甚目寺に遷されるが、のちに御分身が祀られ、安乗院と満願寺により護持されてきた。明治に入り神仏分離令に従い、伊奈波神社別当の満願寺は復飾し神職に、善光寺は安乗院が単独で護持することになる。
境内左側に大師堂。弘法大師と不動明王が祀られる。
正面の本堂に詣る。
ここは美濃新四国八十八カ所の第1番霊場でもあるようだ。
本堂入口の天井には織田木瓜紋、立葵紋、桐紋。善光寺の寺紋は立葵紋らしいです。
帰りに御朱印をいただく。善光寺如来、弘法大師、不動明王の3種類授与している。
善光寺安乗院(岐阜善光寺)
岐阜市伊奈波通1丁目8
岐阜市にある崇福寺。臨済宗妙心寺派
コロナウイルスの影響で週末だがほとんど観光客はいない。
山門をくぐる。
外からは見えないが立派な庭がありました。
鐘撞堂には稲葉一鉄寄贈の梵鐘。今のは3代目
関白一条兼良寄贈の中門と土塀。中門は現存
車寄せの左の入口から入って拝観する。
御朱印は墓所、本尊、美濃西国三十三観音の3種類。今回は墓所をいただいた。
岐阜城の床板を使っているという血天井。
本尊は地蔵菩薩。本尊に詣る。
本尊の左側に位牌が祀られている。
中央の2つが織田信長公と子信忠の位牌
入口上部に崇福寺3世快川国師の頂相。快川国師は後に甲斐武田信玄に請われて恵林寺の住持となる。
数々の宝物を堪能し、裏庭にあるという墓所へ向かう。
中門内側の枯山水
墓所のまわりはドウダンツツジが所狭しと植えられている。
左側に織田信長・信忠父子の墓標
右に位牌堂が建っている。
位牌堂は煌びやか意匠が施されている。
その左側に開基斎藤利匡一族の墓があり、複数の宝篋印塔が並んでいる。
今日は麒麟がくるゆかりの場所のひとつとして参詣することにしたけど見所多いお寺でした。
神護山崇福寺
岐阜県岐阜市長良福光2403−1
旧白鳥町にある天台宗の白山中宮長瀧寺。長瀧白山神社と同じ境内にあり、神仏習合の名残を留める。
今年は白山開山1300年で、今日記念大祭が行われるのだが、岐阜県の情報は石川県まではなかなか届かないので、かなり早く到着してしまった。おかげで近くの道の駅に駐車できた。
境内はまだ準備中で、事前情報どおり昼からの開催のようだった。
始まる前に長瀧寺本堂で御朱印をいただいた。いつもとは違う迫力ある墨書きだった。
本堂前で護摩の祈祷寄付が行われていたので、記念に願を書いて記念品をいただいた。
始まるまで時間があったので白山文化博物館で特別展をゆっくり見学する。
13時から長瀧白山神社拝殿の声明に続き、
長瀧寺本堂で相応和尚1100年大法会が行われた。こちらは撮影していない。
そういえば、本堂に入ったのも初めてだった。三馬場の神社宮司も参列するという異体験だった。
15時過ぎから金剛童子堂前で護摩祈祷法要が行われた。
白山開山1300年大祭・相応和尚1100年大法会・護摩祈祷法要
12:40 阿名院から行列出発
13:00 長瀧白山神社拝殿 神事・声明奉納
13:50 長瀧寺本堂 法楽
15:00 金剛童子堂前 護摩祈祷
16:30 終了
長瀧寺
岐阜県郡上市白鳥町長滝138
39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の寺院の御朱印と参詣・巡拝の旅