高岡 瑞龍寺

瑞龍寺

高岡市にある曹洞宗の瑞龍寺。加賀藩三代前田利常が二代利長の菩提を弔うため建立した。
山門、仏殿、法堂が国宝に、総門、禅堂、大庫裏、回廊、大茶堂が重要文化財に指定されている。

瑞龍寺

総門から山門への通路。本来は道の左右に砂紋が引かれているそうだが、現在工事道具が置かれていて立入禁止になっている。

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山門には仁王像。昼過ぎに行ったが逆光だったので撮影は午前中が良さそうだ。

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山門前の石の上に建つと、山門越しに仏殿、法堂がすっぽり収まる。

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左手の空き地には東司があった。

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今は本尊の釈迦如来の他に、東司の守り神烏枢沙摩明王の御朱印をいただける。

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回廊側には烏枢沙摩明王像。元々東司に祀られていた像は現在法堂に祀られている。

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右手の空き地には浴室があった。
先の東司と浴室の復元を目指していて、揃えば禅宗の典型的な七堂伽藍になる。
禅宗の左右対称の建物配置は美しい。

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浴室の守護神は跋陀婆羅菩薩。

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山門から仏殿への通路沿いには燈籠が並ぶ。
左手には禅堂

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重要文化財に指定されている禅堂は、京都東福寺、宇治万福寺と3つのみである。

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右手には大庫裏。
前の向拝は神仏分離で砺波の千光寺に売却されたが、復元にあたり返却されたもの。

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庫裏に祀られているのは韋駄尊天。

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仏殿

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中央に御本尊の釈迦如来、左右に文殊菩薩、普賢菩薩を祀る。

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一番奥に法堂

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中央内陣に前田利長の御位牌が安置されている。

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内陣の天井には四季の百花草が描かれているようだが、かなり退色して分かりづらい。

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法堂の左手、回廊の外に石廟が5つ並んでいる。
手前から前田利長、前田利家(利長の父)、織田信長(利長の舅)、信長の側室正覚院(利長の正室永の母)、織田信忠(信長の嫡子で永の兄)

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石廟内にはそれぞれに越前式の宝篋印塔がある。

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利長の石廟は他とは違い、壁面に二十五菩薩を刻んでいる。

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今日も暑い日で、こういう日は日陰の回廊が救われる。
回廊は山門から法堂までの長さがあるのでとても長い。

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入口から東に八丁道と呼ばれる道が870mまっすぐに延びる。

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その先には利長の墓所があり、八丁道は墓参道だったのだ。

高岡山 瑞龍寺
富山県高岡市関本町35

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