白山市にある浄土宗の一閑寺。自然石磨崖仏で有名な寺です。
山を背後に本堂が建つ。
急に参詣しようとしても留守が多く、電話予約して訪れた。聞くと檀家の用事で留守にすることが多いとのこと。
白山開山1300年の今年中に何としても一度訪れたかった。
磨崖仏は泰澄が岩山に彫ったという焼失した仏像を復元したものだが、仏像を保護するかのように本堂が建っているのがわかる。
境内の裏手には天保年間の法華塔が建つ。
境内前を白山比咩神社や金劔宮に至る道路が横切っているが、道路は新しいもので、旧道に向かってまっすぐ旧参道が延びている。現在は市道となっているとのこと。
旧道沿いには参道の石碑が建っている。
一閑寺
石川県白山市鶴来本町四丁目チ18
永平寺町にある天龍寺。曹洞宗永平寺の末寺。
松岡藩初代松平昌勝公が建立し、松岡藩館にも近い場所にある。
山門
山門の脇に芭蕉塚が建てられている。松尾芭蕉は奥の細道の道中、旧知の仲であった天龍寺の大夢和尚と会うために、金沢からついて来た立花北枝と一緒に寺に一泊したという。俳句が広まるきっかけになった芭蕉を慕う松岡の人々により芭蕉150回忌に建てられた。
山門裏の境内が駐車場になっており、向きを変えて本堂が建っている。
本堂に参る。無人だったが、御朱印コピー(ちょっと薄い)が置かれていたのでいただいた。
境内に芭蕉が北枝と別れて永平寺に向かうときの様子を石像とし、横にそのとき詠んだ句
「物書きて 扇引きさく 余波哉」
の句碑が建っている。
松岡三十三観世音菩薩が並んでいる。
御像堂には藩祖松平昌勝公の御像が奉納されている。
その御像がどういうものか境内の由緒を読んでもよくわからなかったが。後で行った四季の森文化館の貼り紙に写真と御像祭りの由来が書かれていた。やはり写真があるとわかりやすい。
清涼山天龍寺
福井県吉田郡永平寺町松岡春日1-64
39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の寺院の御朱印と参詣・巡拝の旅