越前町にある天台宗の大谷寺。「おおたんじ」と読む。
泰澄大師が白山に登る前に修行した地であり、最後に入定した地である。
神仏習合時代が色濃く残り、大谷寺と越知神社里宮が隣接していて境界がよくわからない状態だ。
蓮がきれいに咲いていた。この地では蓮から糸をとったそうで、「糸生」の地名の由来となった。
本堂の入口に「越知山大権現」の扁額がかかる。現在の越知山は西方の山の名となっているが、元来この地が越知山だったのではないかとも推測されている。
本堂には越知山大権現=白山三所権現だけでなく、多くの仏像が祀られている。本堂の裏山には神仏分離で越知山から移築された建物が残っているというが、今回は登っていない。
本堂の横を進むと、いくつかの祠が建っている。
さらに進むと五輪塔や墓石が集められている。
泰澄大師御廟と書かれた石造九重塔。鎌倉時代に建立された供養塔だという。
越知山 大谷寺
福井県丹生郡越前町大谷寺42-4-1
越前市にある真言宗の福通寺。4月の開創1300年法要のときに参詣したが、当日は行事が続き忙しそうで御朱印をいただいてこなかったので再訪した。
山門。天気が良ければ眼前に白山を望めるのだが、今日はあいにくの天気で見えなかった。
本堂に入って参る。
当初は法要期間限定の印が入った御朱印をいただくことができました。当日置いてあった限定ポストカードもまだ残っていたのでいただいてきました。法要でやり残したことを解消できてすっきりした気持ちになりました。
朝日山 福通寺
福井県丹生郡越前町朝日7-61
福井市にある真言宗の泰澄寺。泰澄大師の生誕地に建つ寺で様々な伝説が残されている。
境内入口
左には六地蔵
右には延命地蔵
階段を上ると正面に大師堂が建っている。
大師堂の前には泰澄大師像が建っている。
その見つめる先には大師が開山した菩提山が見える。
大師堂で泰澄大師座像などに参詣し、御朱印をいただいた後境内を散策する。
大師堂の左に建つ鳥居は大師堂の裏に建つ白山権現社のもの。鳥居には「小白山」と書かれている。
鳥居をくぐると西国三十三霊場の観音石像が並ぶ。大師堂を取り囲むように時計回りに据えられている。
白山権現社
泰澄大師が幼きときより座って修行したという「座禅石」
泰澄大師の産湯に使われたという「産湯の池」
泰澄大師が修行中にあった落雷を封じたと言った「雷の池」。毎朝御膳水として献上される清水で、昔は目の病気を祈願する人が多かったという。
実際に泰澄大師が生まれたのは境内ではなく、境内入口前の現在私有地になっている場所らしい。
境内には「駒の爪」という気になる史跡があることが書かれていて、少し探していたのですが、ネットで調べると藪の中らしいので諦めました。
大師堂が中心のような境内ですが、入ってすぐのところに泰澄寺本堂が建っている。
白鳳山泰澄寺
福井県福井市三十八社町11−12
39歳を目前にして御朱印デビュー! 日本全国の寺院の御朱印と参詣・巡拝の旅