輪島市の総持寺祖院。
曹洞宗の大本山として多くの修行僧を育て、門前町とともに発展してきました。
10年前の今日3月25日に能登半島地震が起きました。あれから10年寺はまだ復興途中、門前町は空き地が目立つようになりました。
今日は門前で能登雪割草まつりと能登そばの市が開催され、会場の一角で震災復興祈願札の記帳所が開かれていました。
3月1日から今日の14時までに記帳された祈願札は震災祈願法要で奉納されました。
祈願札を記帳した人には法要特別御朱印がいただけました。コピーでしたが、どれだけの人が御朱印の意味が分かって受け取っていたのでしょうか。
肌寒かったですが、良い日和でした。時間もあったのでいつもよりゆっくりと境内散策をしました。
今日は山門を曳家する日でもありましたが、着いたときにはすでに曳き終わっていました。
時間かかるものかと思っていましたが、午前中に1時間ほどで終わったようです。揚げ家は慎重にするので時間かかったようですが。
廻廊には外された組物が保管されていました。
横から見ると山門が中庭のほうに10数メートル後退したのがよくわかります。
仏殿は完全解体されて修復中です。
放光堂も修復中です。
現在3棟が修復中なので拝観経路もいつもと違っているので、普段は見なかった場所も通る。
15時から大祖堂で震災復興祈願法要が行われました。輪島市中心部で復興記念講演会が同時間に行われていたこともあったのか参加者は思ったよりも少なかったですが、私も祈願してきました。
帰り際に山門前を見ると曳家で使用されたレールや添木は撤去されていた。今後地盤沈下した山門土台を修復して6月頃に元に戻される。
総持寺祖院
石川県輪島市門前町門前1-18-1