小丸山城址公園の桜は今年もきれいに咲きました。昨日花嫁のれん館に行った時に小丸山城の被害状況を確認してきました。
NHK大河ドラマ放映を記念した利家とまつの銅像は無事です。
入口の小丸山城址公園碑は土台の石が崩落していました。
公園碑裏の光徳寺墓地には倒壊した墓碑が見られる状況です。
周辺がこういう状況でもあり、今年のさくら祭りは中止になりました。しかし、花見の名所として近所では知られた場所であったので昨日も花見にやってくる人はいました。
第一公園(本丸)が立ち入り禁止になっていたので、まずは第2公園(二の丸)を見に行きました。歩道の一部が少し陥没していました。
本丸と二の丸の間の堀切を渡る朝陽橋は本丸の立ち入り禁止に伴って進入できないのかと思いましたが、
横にまわって見ると橋と階段部分の接続部が切れて段差ができています。後で本丸側を確認しましたが、切れているのは二の丸側だけのようです。
本丸の状況を確認しようと階段を上ると、たどり着いた場所が地割れしていました。
地割れにより地面が斜面側に動いたようで雨溝もずれています。
小丸山城の案内板は倒壊しています。
この本丸南西隅が一番地割れの被害が大きいようでした。
前田利家小丸山城址碑は無事でした。
南西隅の櫓台には地割れが入り、右の歌碑が倒れていました。
南東隅の櫓台の日像上人像は無事ですが、前の灯籠は倒壊してます。
土台の南側と背後に地割れがありました。
本丸の東側にも断続的に地割れが続いていて、斜面に擁壁のある方角の土地の端部分に地割れができているようでした。
本丸北側の展望台の東側にも地割れがあります。
展望台から見える市街地はブルーシートが目立ち、被害の大きさに心が痛みます。
長谷川等伯出生地碑の説明碑が倒壊していました。
第一公園(本丸)と同じく立ち入り禁止になっている展望台下の通路に入ると、北側擁壁に亀裂が入っていました。分かりにくい場所ですが、展望台の左端から下の突き出した土台部分右端に向けてまっすぐに。展望台東側の亀裂を考慮すると擁壁が少し前倒れしているようです。
公園を散策する直近の危険性は小さいですが、地震の影響は少なくない状況です。