出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年10月10日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「GRACE of JAPAN 自然の中の神々」(第1シリーズ)の中から「霧島神宮」(#48)、「鹿児島神宮」(#49)を収録している。ナレーションは堤真一氏。
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美濃武儀 洲原神社
美濃市に鎮座する洲原神社。御祭神は伊邪那美命、伊邪那岐命、大穴牟遅命。
白山信仰の美濃馬場の前宮として崇敬を集めた。
境内南の駐車場に駐車し、鳥居をくぐる。鳥居の先に神橋がある。
鳥居横の社号標は道に合わせ、鳥居とは向きが少し斜めになっている。
鳥居をくぐって振り向けば、南にかつて奥の院があった鶴形山
参道は川沿いに神社石積みと檜並木の間を進む。
そして楼門が見えてきた。
楼門の前の階段を下りていくと長良川が流れている。ちょうど川の中に島があり風光明媚な風景だ。
「神の岩」と呼ばれ、神域の一角を構成する。
階段の先には左右に一際大きな檜、楼門、拝殿、本殿と並び、もとはこちらが表参道か
階段を上り楼門をくぐると拝殿
拝殿の後ろに廻廊に囲まれた本殿が3つ。手前の西殿に大穴牟遅命、本殿に伊邪那岐命、東殿に伊邪那美命が祀られる。
拝殿と廻廊の間の建物は舞殿または能舞台か
廻廊の中門から参る。
本殿には「正一位白山大神」の扁額が掛かっている。
子授・安産の霊石
楼門の横に夫婦檜。右が男檜、左が女檜。
洲原神社
岐阜県美濃市須原468-1-1
越前丹生 高雄神社
福井市に鎮座する高雄神社。御祭神は高雄大権現と呼ばれる天忍穂耳命、伊弉冉尊、大己貴命の三柱。神名は異なるが仏として聖観音、十一面観音、阿弥陀の姿をしていて白山と同じ。高雄大権現は白山を開山した泰澄大師作と伝わる。
泰澄大師により開かれた高雄神社は白山と同じく今年1300年を迎えた。式年1300年祭行事として、33年毎に公開される高雄大権現に参拝に来た。
夏に越知山登拝などのとき、近くの道路を通って式年祭の看板を見てあまり時間を取れないところを参拝に向かった。
地区の公民館に駐車して徒歩で神社に向かう。社号標が左に建ち、参道がまっすぐ延びる。
少し進むと右に旧社号標が建っている。
神旗が高く掲げられ、地元の信仰の厚さを感じる。
鳥居の先、階段の上りながら正面に社殿が見える。提灯や紅白の垂れ幕が祭りを盛り上げる。
本日のイベント前ということもあり、まだ人はまばらだったのでゆっくり境内を巡る。
拝殿
今日は本殿にも入らせていただけるので、左手に回る。鳥居には「白山宮」と刻まれ、宵の宮に合祀された白山神社のものだろうか。
薬師堂。集落の薬師神社(薬師如来座像。大国主命)、向神社(釈迦如来立像。応神天皇)、春日神社(神主像。春日大神)を合祀する。これで分かる通り、高雄神社は神仏習合の名残のある神社になる。
鳥居左手には六地蔵灯籠
薬師堂の左の小祠は善光寺如来。奥の石像がそうだが、手前の仏像は阿弥陀如来のようだ。
本殿に入り、高雄大権現を参拝する。ここは撮影禁止なのだが正面に泰澄大師作と伝わる三仏の立像が安置されていた。
本殿の右に宵の宮。前に樹齢500年を越える栂の大木がそびえる。
宵の宮は宵神社(松手神社)と白山神社を合祀する。正面が宵神社の御本尊、右が白山神社の御本尊だろうか。右には高雄大権現と同じく三仏の立像だが、かなり朽ちていて形は明確でない。白山神社には高雄大権現の御前立が祀られたというので同じものであろう。
宵の宮の右に鎌倉末の越前では最も古い七重層塔が建っている。
一番右手には松谷の宮。お堂ごと松谷神社を遷座したものという。
御祭神は伊弉冉命で、彩色聖観音菩薩像が祀られている。
そうしているうちに本日の祭事が始まった。
稚児行列ということで数十人程度を予想していたが、鳥居の奥まで続く長い行列。かなり驚いた。
長い行列のため拝殿に入れる人数制限から停滞気味になっているところ、
参道の向かい側に地元の和菓子店が式年記念の菓子を販売していたので、ひとつ求めて次の目的地へ向かう。1時間ほどの滞在参拝であったが、来て良かったと思う。
帰ってきて菓子をあらためて見る。和菓子2個入りの箱と神前に特別祈祷された御朱印
中には市指定無形民俗文化財「オシッサマのお渡り」の獅子頭と宵宮祭を先導する天狗神(猿田彦命)の菓子が入っている。当日は1日神棚に祀る。
翌日、賞味期限が先に来る天狗神からいただく。
中は餡を中心に三重になっている。この菓子は販売店が式年祭のために初めて作ったもの
さらに翌日、オシッサマをいただく。
中には栗の入った粒あんになっている。この菓子はゆかりの旧武生の菓子店が正月の供物で作るもので、一般には販売されていないものだと聞いた。正月三が日持たせるようにかなり甘くなっている。
泰澄大師作高雄大権現御鎮座一三〇〇年御開扉式年祭
日程
10月6日(金)
午前8時~ 受付
午後1時30分 御開扉神事
午後6時 秋季例祭・閉扉
午後8時 神衣切り
10月7日(土)
午前7時 開扉神事
午前10時 子供神輿巡行
午後8時 オシッサマのお渡り
午後9時30分 民謡踊り
10月8日(日)
午前7時 開扉神事
午前9時30分 稚児行列
午前12時30分 松手の宮神事、オシッサマのお渡り
午後2時20分 式年祭式典(雅楽・浦安の舞含む)
午後4時 餅まき(手渡し)
午後4時30分 アトラクション(出店・チームモアイ)
10月9日(月)
午前7時 開扉神事
午後6時 閉扉神事
高雄神社
福井県福井市本堂町第5字光徳寺10番地
白山山頂 大汝神社
白山登拝5回目。前回7月は濃霧だったこともあり、台風通過の次の日、紅葉と初めての大汝峰を目指して6時にスタートする。
山頂に近づくにつれ濃霧が濃くなってくる。
室堂には9時過ぎに到着。風も強かったため、温度は零下1度であったが体感はもっと寒く感じる。
今日は右の御前峰ではなく、左の大汝峰を目指す。
大汝の登りに取り付く頃には強い横風にさらされ、立っているのも辛いくらいだが、さらに初めてなのに見通しの悪い登山道にかなり苦しむ。
山頂が近づいてきた。
大汝峰登頂。10時20分頃。
山頂の神社は石積みの中にあり、通路に入る。
四方を石積みに囲まれた大汝神社に参る。御祭神は大己貴命。
四方を囲まれているためか風にさらされずに済んだので、しばらく体温の上昇を待つことにする。
社のまわりには破壊された石仏が残り、
わずかに仏の輪郭を留める一石五輪塔も残っている。御前峰の奥宮に比べると、まだ神仏習合の名残を感じることができる場所。
祈祷殿に戻ったのは11時40分。風のいたずらか、一時だけ祈祷殿がはっきり見えた。
下山を開始、阿弥陀ヶ原の入口まで来たのは12時20分。
下から雲が湧き出てきていたが、上空は晴れてきていたので山頂を見れるかもと思い、時間ギリギリまで待ってみることにし、15分後、なんとか山頂を望めた。
今回は1回目以来の観光新道で下山する。千蛇が池とともに蛇を封じ込めたという蛇塚
途中、紅葉をようやく楽しめた。
仙人窟
15時10分無事に下山する。今年は2回ともに天候に恵まれず残念だった。
白山比咩神社祈祷殿
白山室堂(2450m)
大汝神社
白山大汝峰頂上(2684m)
神社百景DVDコレクション36 寒川神社・報徳二宮神社・銭洗弁財天宇賀福神社・伊豆山神社・來宮神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年9月26日
価格:1388円+税
収録時間:約110分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から「相模國一之宮 寒川神社」(#118)、「報徳二宮神社 二宮金治郎の生涯」(#139)、「鎌倉の弁天様 銭洗弁財天宇賀福神社」(#104)、「湯の国熱海 伊豆山神社・來宮神社」(#82)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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加賀一の宮 白山比咩神社⑧
白山市に鎮座する白山比咩神社。今年は白山開山1300年の記念年で5回目の参拝となった。
平日だったが、七五三の記念写真を撮っている親子がいました。背景に他人が写らないのがいいね。
本殿の東の参集殿のさらに東に作られている禊場。2006年に完成し40人が入れ神職が身を清める場として利用され、2012年からは参拝者向けに年4回禊研修を行ってきた。今年は記念年として観光客向けに4月~9月まで12回開催され、県外を中心に102人が参加したという。希望者が絶えないため10月、11月にも4回開催される。
その40人入れる禊場をもう一度見ようと寄ってみたが、今日は水を抜いて掃除中だった。
御朱印をお願いしている中、授与品を見ていると1つ増えていた。白山開山1300年記念として、5月に国宝吉光をモデルにした「護身刀守」ができていたがあまり食指が動かなかったが、今日見たのは「白山雷鳥鎮火木札」。縦30センチもある大きな木札で、表に小松砂丘の雷鳥の絵が描かれている。
裏は入手するまで分からなかったが、三馬場の牛王宝印が印刷されている。なぜ8月の奉祝祭に間に合わせなかっただろうか。もっと多くの人が手にしただろうに。
三馬場の牛王宝印はスタンプラリーとして好評だという。三馬場を巡ると3枚組のクリアファイルをいただける。来年3月まで続くのだが、当社のインクはすでに薄くなってきていた。きれいに押せなくて少々残念。
白山比咩神社
石川県白山市三宮町ニ105−1
和田神社と和田岬
著者:和田神社権禰宜 杉島威一郎
発行:和田神社
発行日:2015年7月
ページ数:131ページ
神戸市に鎮座する和田神社に関係する歴史や考察3本を収録している。
続きを読む 和田神社と和田岬
越知神社・劔神社・瀧谷寺文書目録 白山信仰関係古文書調査報告書
発行:福井県教育委員会
発行日:2012年9月24日
ページ数:308ページ
基本は目録なので内容の詳細は分からないが、それぞれ始めに一部の文書写真が載せられている。中に劔太神宮寺牛玉宝印が載せられていて興味深い。
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白山比咩神社古文書目録
編集:金沢大学日本海文化研究室
発行:白山比咩神社
発行日:1980年10月1日
ページ数:97ページ
本宮遷座五百年を記念して宝物館を新築するにあたり進められた古文書調査の成果を収録している。目録なので各古文書の内容までは詳しくわからない。
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東京府神社資料
編纂:東京府神職会
発行日:1932年8月~
ページ数:70ページ
本資料は東京府神職会公報の附録として昭和7年8月以降隔月で発行されたもののようだ。ということは入手したものは70ページであったが掲載される区も少ないため途中のようだ、そこで終了したのかどうかもはっきりしない。項目立ては社号、祭神、社格、由緒、社地、社殿、祭儀、境内坪数、摂末社、宝物什器、社蔵文書、氏子区域、神職氏名など各神職に聞き取りできたものを掲載しているようだ。
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越中氷見 日宮神社
氷見市に鎮座する日宮神社。御祭神は天照皇大神を主祭神とする。往古は久目神社と称していたという言い伝えがあり、延喜式射水郡久目神社の論社の可能性を残す。
集落の通りに面して西向きに鎮座する。参道の入口にのぼりポールと「村社 日宮神社」の社号標
階段手前に鳥居と手水
階段の両側に杉が立ち並び、小さいながら手入れされている雰囲気がある。
階段を上り拝殿に参る。
拝殿に掛かる扁額は「日の宮」とある。崩し字のため読み取れないが、「の」の字は「乃」だろうか?
本殿は拝殿に続く覆屋のなかにある。
拝殿右手に小さな鳥居が建つ。
参道に社務所兼自宅があるので訪ねる。残念ながら御朱印はなかったが、しばし話を聞く。
拝殿右の鳥居について尋ねると、氷見市街(旧氷見町)のほうにあった酒造店の店主が夢見で、当地に神を祀るよう言われて祀ったものといい、鳥居の先に祠があったそうだが今は跡しかないという。つまり水の神(松尾の神か?宗像の姫神か?)だということだが、酒造店は後に薬屋に転じ、その頃病気に効く薬を占うおみくじがあり、おみくじを持ってその薬屋に行ったという。現在は代が進み参拝も祭りも途絶えたといい、そう古い社ではないものの本殿にも合祀されておらず、詳細が不明になったということで残念。
聞けば代替りした今の宮司は富山県の公文書館に勤められているということで、退職されて常住されるようになれば、もっと詳しい話が聞けるかもしれない。
日宮神社
富山県氷見市大浦1806
越中氷見 楯鉾神社
氷見市に鎮座する楯鉾神社。御祭神は不明だが、三代実録記載の楯鉾神の論社であるので楯鉾神ということになろうか。
というのも、白川集落の氏神は少し西に鎮座する八幡宮で、楯鉾神社はその境外末社になっているため情報が少ない。
白川集落の西の丘陵地の隅に建ち、
境内の入口に鳥居が建つ。
鳥居の足下に五輪塔の一部が残されている。
社殿は本殿・拝殿一体の建物。社殿に参る。
社殿の左に壊れた石祠があり、かつては仏像が入っていたのだろう。
楯鉾神社
富山県氷見市白川1288
日本宗教史年表
監修:山折哲雄
発行所:河出書房新社
発行日:2004年2月28日
定価:9,800円+税
ページ数:697ページ
神道・仏教・キリスト教の日本における創始から2000年までの主要な出来事を編年で記述する。平安時代までで三分の一、鎌倉・室町・江戸時代で三分の一、明治以降で三分の一というおおよそのボリューム。宗教という大枠の中で日本の歴史を概観できるので参考になる。
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阿波の神々と祭り
編著者:金刀比羅神社禰宜 岡島隆夫
発行日:1998年8月1日
定価:1,000円
ページ数:172ページ
三冊で発行されているが入手できたのは一冊目のみ。徳島県神社誌が入手困難になってきたのでダイジェスト版の意味も込めて発行されたようだ。第一編の祭りは著者のフィールドワークのようだ。
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官幣大社氣比神宮小志
編集者:氣比神宮
発行所:官幣大社氣比神宮社務所
発行日:1931年9月1日 非売品
ページ数:42ページ
昭和初期の越前国一宮氣比神宮の小冊子。火災で焼失する以前の本殿写真も掲載されている。
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隠岐島後三大祭り
著者:野津龍
発行:山陰ランドドットコム社
発行日:2007年2月15日
定価:2,500円+税
ページ数:209ページ
隠岐生まれの著者が30年間とり続けた写真を、惜しげもなく並べて祭りの神事の様子を克明に伝えてくれる写真集。写真集であるが説明書きも多い。写真は神聖な神事ということですべてモノクロである。
[目次]
惣社・玉若酢命神社御霊会風流
隠岐一宮・水若酢神社祭礼風流
陰陽和合祭・隠岐武良祭風流
神社百景DVDコレクション35 亀戸天神社・富岡八幡宮・白山神社・根津神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年9月5日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「GRACE of JAPAN 自然の中の神々」(第1シリーズ)の中から「江戸・隅田川 亀戸天神社・富岡八幡宮」(#24)、「文豪の町 根津神社・白山神社」(#47)を収録している。ナレーションは堤真一氏。
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成田市の神社・仏閣 神社編 成田市の文化財第41集
編集・発行:成田市教育委員会 生涯学習部 生涯学習課 文化振興室
発行日:2010年3月
ページ数:48ページ
成田市内に鎮座する103社の神社名鑑。各社の拝殿(または本殿)の写真が1枚付いている。祭神、由緒の他は境内の建物の調査であったようだ。
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へきなんの神社と寺院
編集・発行:社団法人碧南青年会議所 青少年開発委員会
発行日:1976年12月
ページ数:101ページ
愛知県の碧南地域の神社と寺院の名鑑。各1ページで上に社頭写真、下に基礎情報が書かれ、愛知県神社名鑑では写真が掲載されないので、当時の写真は参考になる。
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春日大社 第五十九次式年造替奉祝記念誌
発行者:春日大社
発行日:1996年2月20日 非売品
ページ数:106ページ
平成七年の式年造替の神事や整備の様子が豊富な写真とともにまとめられている。造替行事をすべて終えた後、寄進者に配布されたもののようだ。
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全国春日社総覧 春日の神がみ
編者:「春日の神がみ」編纂委員会
発行所:全国春日連合会
発行:1991年6月1日
定価:8,000円
ページ数:529ページ+附録「春日の神を祀る神社の分布図」1枚(帙入り)
平成七年の第五十九次式年造替を記念し編纂された春日社総覧だが、総覧とは言え、詳細が掲載されているのは全国春日連合会に加入している神社のみで全国三千社といわれる春日社のうち10分の1くらい。全国の神社一覧も元宮の鹿島神宮、香取神宮系列の神社も掲載されている。附録は分布図だが、市町村単位の大まかなものでどのあたりに春日社が多いかがわかる程度のものである。
続きを読む 全国春日社総覧 春日の神がみ
古代諸国神社神階制の研究
編者:岡田荘司
発行所:岩田書院
発行日:2002年8月
ページ数:414ページ
価格:8,800+税
國學院大學大学院文学研究科の岡田ゼミ院生の共同研究の成果である。中心は「続日本紀」から「三代実録」までの国史掲載の神階を国毎・神社毎に一覧にまとめることであり、そういう意味でも史料として必要な部分を拾い読みするのに役に立つ。
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あなたにも奇跡が起こる 瀬織津姫神社めぐり 姫旅しませんか?
著者:山水治夫
発行所:ナチュラルスピリット
発行日:2017年5月15日
ページ数:196ページ
価格:1,400円+税
全国の瀬織津姫を祀る神社を巡っている著者は音楽家で歌まで作ってしまったようだ。内容は巡拝記で少しスピリチアルな要素も入るが、全国の瀬織津姫を祀る神社一覧もついているので巡拝の参考になる。
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お伊勢さん125社巡拝ものがたり
著者:吉井貞俊
発行所:戎光祥出版
発行日:2013年1月10日
ページ数:184ページ
価格:1,500円+税
伊勢内宮の門前、猿田彦神社に生まれた著者が神宮の摂末社巡礼の思い出を織り交ぜながら各所見開き2ページで紹介している。挿絵の手書きの絵も温かく、実際に見てみたいと思う。
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戦後の神社・神道 歴史と課題
監修:神社本庁総合研究所
編集:神社新報創刊六十周年記念出版委員会
発行:神社新報社
発行日:2010年2月3日
ページ数:460ページ
価格:3,500円+税
神社・神道関係者向けに戦後のあゆみと現状の課題をまとめている。販売も神社・神道関係者に限定して頒布されたものであり、若手の教育書とも言えるかもしれない。
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神社百景DVDコレクション34 椿大神社・二見興玉神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年8月26日
価格:1388円+税
収録時間:約67分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から「伊勢国一宮 椿大神社・前篇」(#97)、「伊勢国一宮 椿大神社・後篇」(#98)、「二見興玉神社」(#99)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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能郷白山山頂 白山神社奥宮
福井県と岐阜県の県境、越美山地の最高峰でもある能郷白山に登拝しました。日本二百名山にも選ばれ、花の山でもある能郷白山へは県境の温見峠の登山口を目指す。大野市から157号線を南下、温見峠まであと10キロという案内板から2キロほどは片側一車線あるが、やがて道路は狭くなり、半分の5キロを越えるところにある福井県最後の温見村(廃村)を通り過ぎる。
幸いにも対向車なく温見峠に至る。岐阜側の案内はなく、福井のみ県境案内が立つ。峠にはすでに数台の車が停められていた。
登山口は157号線すぐにあり、登山届を書いて8寺に登山開始
最初からかなりの急登が続く。
20分弱で4分の1地点に到着。登山口からは500m、頂上までは1900m
さらに30分弱で4分の2地点に到着。頂上まであと1240m
半分を通り過ぎると一気に視界が開けるが、あと少し上りが続く。
振り返ると山容の印象的な山が見える。名前が判明するのは奥の院でした。
やがて多少のアップダウンはあるものの、気持ちよい尾根歩きが始まる。
北陸の重い雪の影響で地を這うように成長したダケカンバ。臥竜ダケカンバと呼ばれている。前日までの雨で地面がぬかるんでいた。
さらに30分ほどで4分の3地点に到着。頂上まであと400m
ここまでも花を見かけていたが、尾根は高い木もなくまさにお花畑であった。8月末でこれだけ花を見られたとは嬉しい誤算であった。
ついに頂上が近づいてきた。後で分かったことだが、少し背伸びすれば右手に奥宮が見えた。
およそ1時間40分で能郷白山頂上に到着。
1617m山頂標の横に三角点がある。
さらに進むと、笹の斜面の先に奥宮が見えた。奥に続く山々も美しい。
頂上から10分で奥宮に到着。参拝する。ここは根尾の白山神社の元宮があった場所で現在は奥宮になっている。岐阜側の奥宮が建ったのは、地理的に岐阜側の村からは能郷白山は見えるが、福井側の村からは荒島岳や銀杏峰が手前に立ち塞がり、近づけば谷間に入ってやはり見えなくなるということからだろう。
伝承では白山を開山した泰澄が、白山から能郷白山にも白山権現を祀ろうと定めて、白山開山の翌年に開山したことになっており、来年開山1300年を迎える。
神仏習合時からの通称でこの場所は「白山権現奥の院」と呼ばれている。見晴らしも良く、山座同定図が設置されている。
今年はGWの石鎚山から徒歩登拝で山頂でこれほど晴れたことはなかった。気持ちよさからしばらく四方の山を眺めていた。
ここでようやく登るとき見た山が判明する。あれが白山なのだ。いつも石川県から見ているので、福井県から見た白山三峰の並びに少し違和感があったのだが、改めてみると確かに白山である。先週の越前五山からは白山を見ることが叶わなかったので本当に嬉しい。
日野山や越知山も見えるようだがはっきり分からない。伊吹山ははっきり見える。
南には里宮のある根尾の村が谷間に見える。
東側の雲の上に山容が見えた。望遠で撮ったこの写真を詳細に見るまで御嶽山が見えていたのだと思っていたが、槍ヶ岳・穂高岳だったようだ。あまりの晴天に山頂に戻る頃には見えなくなった。登る途中、さらに右(南)にもうひとつ雲の上に山が見えていた。あれは恵那山だと思っていたが、そちらが御嶽山だったようだ。
奥の院で30分休憩し、帰路に就く。山頂からもう一度白山を拝む。
山頂から1時間半でスタートの温見峠に戻ってきた。半分が急登なので、下りるときに滑落しないように注意しながらゆっくり下りた。
さて、今回登山を楽しませてくれた花々を載せておく。
官国幣社特殊神事総覧
編者:神祇院
発行所:国書刊行会
発行日:1972年9月25日第一刷、1978年1月20日第二刷
定価:9,800円
ページ数:1034ページ
1938年に神祇院により発行された「官国幣社特殊神事調」を復刊したもの。いわゆる官社と呼ばれた国管轄の神社の特殊神事の概要を調査したもの。
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越前丹生 越知神社里宮
越前町に鎮座する越知神社里宮。本宮は越知山山頂に鎮座する。
御祭神は天照皇大神、大師像、美沙門天、観世音菩薩。もとは越知山越知神の大講堂と称し、里宮の御祭神に神仏習合の名残が残る。
境内は大谷寺に隣接する、というよりその中にあるという環境にある。
入口に鳥居か燈籠の足の部分のみ残っている。
鳥居をくぐる。
本殿に参る。
狛犬が少し変わっている。邪鬼を踏んづけているというより、邪鬼に絡まれているような感じ
本殿に宮司の言葉が置かれている。
本殿裏の大師堂の先に裏の山に登る道が続いている。この先に廃仏毀釈で移されたお堂や仏像があるのだが、今日は時間が足りないので次回にする。
越知神社里宮
福井県丹生郡越前町大谷寺42-4-1
霧島神宮 かごしま文庫28
著者:窪田仲市郎
発行所:春苑堂出版
発行日:1995年12月6日
ページ数:227ページ
価格:1457円+税
霧島神宮の紹介のみならず、関連する歴史的事柄を網羅しようという姿勢は評価できる。霧島山といえば坂本龍馬とおりょうの新婚旅行であるが、中に収録されている。
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