編集・発行:鹿島神宮社務所
発行日:1995年9月1日
ページ数:161ページ
鹿島神宮で頒布されている鹿島神宮の神社略誌。略誌とはいえボリューム感はある。ネットで入手したので頒価は不明。
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嵯峩誌
発行所:嵯峨自治会
発行日:1932年6月15日
ページ数:422ページ
京都市の嵯峨地域の名所旧跡をまとめている。戦前の資料なので現在すべて残っているとは思えないが、地元伝承を盛り込んだ参考になる部分が多い。後に臨川書店から復刊されている。
別格官幣社物語
著者:新妻伊都子
発行所:家庭新聞社出版部
発行日:1932年12月25日 3000部
ページ数:307ページ
定価:50銭
戦前に発行された別格官幣社の参拝ガイド。維新後に総説された別格官幣社創設の物語と、27社の神社創建の物語が収録されている。戦前の仮名遣いによる文章だがふりがなも振ってあるので読みやすい。家庭新聞社は詳細は分からないが、戦前に東京芝にあった新聞社のようだ。
平成新屋大社由緒記
編集・発行:福井・新屋坐天照御魂神社顕彰会
発行日:1991年8月16日 非売品
ページ数:185ページ
延喜式内社の新屋坐天照御魂神社の歴史をまとめた神社誌。
京都古社寺辞典
編集:吉川弘文館編集部
発行所:吉川弘文館
発行日:2010年5月10日
ページ数:385ページ+付録55ページ
定価:3,000円+税
京都府にある240の社寺を掲載した辞典。各社寺について基本的な解説を加えるが、誌面の関係であまり詳しくない。
官幣大社諏訪神社 写真帖
発行所:官幣大社諏訪神社社務所
発行日:1932年8月1日、1936年4月1日五版
ページ数:8ページ+16枚
長野県に鎮座する諏訪大社の戦前の写真帖。8ページの由緒、宝物解説の続き、戦前の貴重な写真が綴られている。
わがまちの神社とお寺
発行所:和賀町老人クラブ連合会
発行日:1982年3月10日
ページ数:250ページ
岩手県和賀町に鎮座する神社106社、仏閣10寺を掲載する。小祠を含め由緒や歴史を掲載しているので参考になる。巻末に地図もあるので参拝ガイドにもなる。
吉野神宮誌
著作兼発行者:吉野神宮奉賛会
発行日:1929年8月30日 非売品
ページ数:104ページ
奈良県に鎮座する吉野神宮の神社誌。
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春野町の神社
編集・発行人:上田良吉
発行所:吾川郡春野町神社総代会
発行日:1998年11月15日
ページ数:45ページ
高知県春野町鎮座の神社をまとめる。神社庁所管神社以外に村の小祠も載っているが、写真、所在地図がないのが残念。
ニギハヤヒ 「先代旧事本紀」から探る物部氏の祖神
著者:戸矢学
発行所:河出書房新社
発行日:2011年12月30日初版、2016年2月28日増補初版
ページ数:234ページ
定価:1,800円+税
戸矢学の古代研究三部作の完結編。
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日光の三神 日光と宇都宮の関係を考える
著者:吉野薫
発行所:下野新聞社
発行日:2018年8月21日
ページ数:317ページ
定価:1500円+税
二つの二荒山神社と日光山信仰の謎に迫る。
[目次]
第一章 二つの二荒山神社
第二章 日光滝尾の宗教的考察
第三章 日光山縁起の世界
第四章 朝日の里・小野の里を訪ねて
加賀金沢 久保市乙剣宮②
金沢市に鎮座する久保市乙剣宮。御祭神は素戔嗚命。
最近は近くに実家のあった泉鏡花の小説の舞台となったことを契機にして、うさぎをモチーフにした絵馬や御守も頒布されている。うさぎは鏡花の生れ年が酉の裏年として、持つと幸せになるとして母親が与えたのが始まり。
拝殿の中で参り、御朱印をいただく。
ここ数年は当社で干支土鈴をいただいている。昨年の申は金色バージョンもあったけど、今年はなくなったので黄色にしました。これで神明宮で求め始めた江戸土鈴は十二支揃った。
久保市乙剣宮
石川県金沢市下新町6−21
能登輪島 重蔵神社⑫
輪島市の重蔵神社に初詣行ってきました。
4日は仕事始めで会社ごとの祈祷が多いものだが、漁師はまだ休みが続いているらしい。境内は帰省客か観光客が少し散策していただけだった。
もしかしたらあるかなーと思っていた正月限定御朱印
凧揚げと羽子板が入るお正月バージョンと、
福梅バージョンの2種類。それぞれ一枚ものと見開き2枚ものが用意されていた。
「今年しや いいことありそうだ」
あるといいな
拝殿に参る。
1月の花御札は松。正月といえば門松だよね。
重蔵神社の門松は松にユズリハを合わせている。
お正月と福梅、1枚と見開きで少しデザインが変わる。
境内の井戸にも門松
初詣期間は境内社の前扉が開かれているようだ。
たぬき天神
稲荷神社
秋葉神社
金比羅社
子安社
白山神社は扉が閉じたまま
拝殿前の要石にも門松が飾られている。
とても新年を迎えたことを感じる境内でした。
重蔵神社
石川県輪島市河井町4-68
加賀小松 菟橋神社②
小松市に鎮座する菟橋神社。御祭神は菟橋大神と諏訪大神。
今年は初詣限定御朱印の授与予定ということで参拝に来ました。
拝殿に参る。
菟橋神社ではおみくじ引いている人がとても多かったですね。
初詣限定御朱印は初詣期間(元旦~10日)に310体ということでした。
授与所で御朱印をいただきました。
ちょうど諏訪会館で「天皇陛下と石川県」パネル展を開催中ということで、ゆっくりと見せていただきました。
石川県へのご来県は皇太子時代に3回
1.昭和43年10月8日~11日 体育の日石川県中央大会
2.昭和60年7月31日~8月3日 全国高等学校総合体育大会総合開会式
3.昭和63年7月21日~24日 第30回自然公園大会式典
天皇陛下時代に3回
4.平成3年10月11日~13日 第46回国民体育大会秋季大会
5.平成8年9月15日~18日 第16回全国豊かな海づくり大会
6.平成27年5月16日~18日 第66回全国植樹祭
各回の写真パネルの他、約8分の映像もありました。
奉祝天皇陛下御即位30年・御来県50年記念パネル展
「天皇陛下と石川県」
平成30年10月8日~平成31年4月29日 県内神社を巡回
菟橋神社では1月5日の開催予定でしたが、初詣に来た氏子に見てもらおうと早めに展示を始めたようです。
どこかで見たかったので見られて良かった。
菟橋神社
石川県小松市浜田町イ-233
越前福井 佐佳枝廼社②
福井市に鎮座する佐佳枝廼社。御祭神は福井藩初代藩主結城秀康公、幕府初代徳川家康公、福井藩16代藩主
松平慶永(春嶽)公を祀る。
昨年も限定御朱印あったようですが、今年初めて知りました。
3日になっても多くの人が参拝に来ている。
拝殿に参る。
御朱印は祈祷受付の横に置かれていた。
正月限定と思っていた限定御朱印は、正月祭・節分祭限定御朱印ということで、元旦から節分の2月3日までの頒布。
三葉葵の御紋の赤を秀康公、紫を家康公、緑を春嶽公にあてている。
参道の階段を上がってすぐ左手にある境内社、榮稲荷神社。
元旦から御朱印を授与することになった。神使の狐は手書き?なのか。
初詣期間の15日までは書き置きの頒布になるが、御朱印帳にも書いてもらえるのか
正月の神饌は境内社とはいえ立派なものです。
佐佳枝廼社
福井県福井市大手3丁目12−3
越中富山 有磯正八幡宮③
高岡市に鎮座する有磯正八幡宮。御祭神は有磯神、綏靖天皇、応神天皇、仁徳天皇、神功皇后、武内宿禰を主祭神とする。
今年から初詣限定御朱印が頒布されるという情報を得て参拝に来ました。
真新しい注連縄が新年が明けて清々しく感じる。
拝殿に参った後、拝殿に設けられた授与所に置いてあった限定御朱印を入手した。
80体奉製ということで、3日に残っているか心配でしたがまだ半分は残っていました。当社の古印を特製用紙に押印してある貴重な御朱印です。和暦だけではなく十干十二支も変わるデザインになっている。古印の「有」は横になっているのが洒落ている。
有磯正八幡宮
富山県高岡市横田町3丁目1−1
能登一の宮 氣多大社⑦
能登一の宮の氣多大社に初詣に来ました。
行列を避けるため、3日の早朝に参拝する。社前の駐車場に停めることもでき、行列もなかった。
神門で神職がお祓いをしてから拝殿に参る。
初詣には入らずの森の前にも賽銭箱が用意されていた。
氣多大社
石川県羽咋市寺家町ク1−1
オオクニヌシ 出雲に封じられた神
著者:戸矢学
発行所:河出書房新社
発行日:2017年8月30日
ページ数:219ページ
定価:1,800円+税
出雲神話と出雲の神について著者のこれまでの研究成果をまとめる。
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アマテラスの二つの墓 東西に封じられた最高神
著者:戸矢学
発行所:河出書房新社
発行日:2018年8月30日
ページ数:271ページ
定価:1,850円+税
天照大御神の実態は卑弥呼なのか?宇佐神宮と伊勢神宮を結ぶ謎を解明する。
第一部「宇佐篇」は著者の「卑弥呼の墓」(1996年刊)の全面改訂したものになる。
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能登一の宮 氣多大社⑥
羽咋市に鎮座する能登一の宮氣多大社。御祭神は大国主命。
平成最後の大晦日参拝に行ってきました。
向かう途中の道程は雪が降っていました。そして近づいてきて奇跡の光景を見ることになりました。
なんと氣多大社の上空だけがポッカリと青空が広がっていたのです。
初詣に備え、社前の参道には露店が並んでいました。周囲の空はどんよりとした雪雲です。
団体参拝が直前に行列をなしていたので、先に御朱印帳を預けました。
すでに初詣に授与品が並べられていました。中の神札を見ると、以前とデザインが変わっていました。
紙札は珍しい灰色(銀色?)の文字(初穂料800円)、立派な木札(小・初穂料1000円)も大小あります。
正月はとても混雑するので、特別参拝者用の通路が作られていました。
氣多大社では「平成の大事業」として、本殿(1992年)、摂社若宮神社本殿(1992年)、摂社白山神社本殿(1998年)、拝殿(2017年)、神門(2018年)の五棟の国重要文化財建造物の檜皮葺きの屋根葺き替えを進めてきて、先月26日に拝殿と神門の屋根葺き替え奉告祭が行なわれたばかり。今日は雪に覆われている。
拝殿に参る。
拝殿前には正月の縁起物が並んでいた。
本殿背後の入らずの森。森には素戔嗚尊と妻の櫛稲田姫が鎮座し、2柱の氣が満ちている。
29日から31日まで1年で衰えた氣を一新する「氣の葉祭」が行なわれ、普段は一般立入禁止の御垣内(摂社白山神社横)に遥拝所が設けられる。
帰りに御朱印帳を受け取る。先の一人が日付が違っているという。自分も確認したが、ずっと前日になっているようだ。
何とか「一」が入っているようには見えないか。
氣多大社
石川県羽咋市寺家町ク1−1
全國有名神社御写真帖
編集兼発行人:皇國敬神会
発行所:皇國敬神会
発行日:1922年11月30日
ページ数:160ページ
定価:並製4円、上製5円、特製9円
明治神宮の創建された大正11年に予約募集され翌年発行された官国幣社を収録した写真集。157社の当時の貴重な写真が収められ、外地は京城神社のみ。
立山神殿御遷宮 霊峰立山の賦
発刊者:たてやま山岳出版会
発刊日:1996年12月
ページ数:119ページ
頒布価格:5,000円
発行所:北日本新聞社
発行日:1997年4月
ページ数:83ページ
定価:1,429円+税
平成8年に行なわれた立山雄山山頂の雄山神社峰本社の建て替えについて、その経過を追った写真集。先に発刊されたたてやま山岳出版社版は大判でその分見応えがある。後に北日本新聞社版が再編集され発行されたが、写真や文が一部削除され代わりに新聞社の撮影した写真が追加されている。写真は紙質により見やすくなっているが、大きさは三分の二ほどに縮小されている。
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南魚沼郡神社銘鑑
編集:南魚沼郡神社銘鑑編集委員会
発行:南魚沼郡氏子総代会
発行日:1988年7月25日 限定頒布
ページ数:276ページ
新潟県南魚沼郡に鎮座する194社について、御祭神、祭礼日、沿革を記す。宮司や氏子総数、氏子総代など総代会が中心に作成した特徴が見られる。名鑑部分は各社1ページを基本とし、数枚の写真を付ける。名鑑はモノクロであるが、「写真で見る・・・」のほうはカラーで紹介されている。
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神國島根 (島根県神社誌)
発行者:島根県神社庁
発行日:1981年4月29日
ページ数:648ページ
頒価:10,000円
神社本庁創立三十五周年を記念して、(昭和)天皇誕生日に発行された。島根県内1160社を収録し、御祭神、例祭日、由緒、宝物など基本的項目を備える。境内写真がほとんどないのが残念ではあるが、御祭神一覧、式社論社の変遷など、神社誌編纂にあたり新しく集計・分析された記事があり参考になる。
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白山神社三十三式年大祭記念帖
著者兼発行者:白山神社宮司 平泉恰合
発行所:縣社白山神社社務所
発行日:1926年4月18日
ページ数:20枚
戦前、大正15年の式年大祭を記念して発行された写真帖。17枚の写真があり、参道、境内、社殿、宝物がある。当時の面影を見ることができ、貴重なもの。
加賀金沢 金沢神社⑮
金沢市に鎮座する金沢神社。御祭神は菅原道真公、白蛇龍神。
今日は平成最後の終天神。午前中は青空が広がっていたが、昼からは曇り空になった。
拝殿に参る。
受験シーズンなので絵馬がぎっしり連なっている。
境内に建つ大屋愷(よし)あつ翁之碑。
加賀藩士で幕末に長崎に留学した地理学者で、金沢地誌、石川郡町村誌、ノミ郡町村誌など石川県内の地誌編纂に携わった人らしい。
碑の上に来年の干支亥が2匹、上の球体は地球のようだ。
金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3
台湾に渡った日本の神々
著者:金子展也
発行所:潮書房光人新社
発行日:2018年5月6日
ページ数:423ページ
定価:2,800円+税
台湾には日本統治時代に祠規模のものを含めると四百社以上の神社があったらしい。そのうち跡地を確認できた230社を紹介している。社殿はすでにないものが多いため、在りし日の写真を掲載するがその写真だけでも収集は非常に大変なので貴重なもの。まさに台湾の神社研究における必携の一冊となっている。
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増補改訂 苗村一族の千年史 苗村神社から辿る歴史の旅
著者:苗村育郎
発行所:無名舎出版
発行日:2017年6月15日
ページ数:399ページ
定価:3,800円+税
著者は自分の姓のルーツを探して苗村神社のことを調べ始めたらしい。それにしてもその理由でこれだけの大著を書き上げたことに敬意を表する。
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官幣中社八坂神社扁額集 全
編集兼発行所:八坂神社社務所
発行日:1910年12月11日
ページ数:128ページ
定価:30銭
八坂神社に所蔵されている扁額の中から26枚を選択して、由来と内容に解説を加える。モノクロ資料で、著作権も切れているので国会図書館デジタルコレクションでも見られるのだが、扁額の絵はほとんど潰れているので元本でしか確認できない。
加賀金沢 神明宮③
金沢市に鎮座する神明宮。御祭神は天照皇大神と豊受姫神。
拝殿に詣る。
大けやきは葉がすっかり落ちてその幹の大きさが一層際立つ。
先日、寺町寺院群の眞長寺(野町1-2-2)を参拝したとき、金沢城から遷座した城内鎮守の稲荷社があって、明治の神仏分離に泉野神社に移され、御神体が残ったと知った。現在は眞長寺本堂に御神体を祀った金沢稲荷が復興されている。また、その移された先の泉野神社というのが神明宮である。
今日は地元テレビの取材が入っていて邪魔しないように少し待っていた。
その間に境内を散策していると裏口に残っていた「郷社 泉野神社」の社標柱を見つけた。
神社パンフレットによると、末社は蛭子社と稲荷社と書かれている。
当宮に神明蛭子像が安置されており、拝殿左の社殿前に「蛭児太神宮」の石燈籠があることから、この社殿は末社蛭子社と思っていた。
今回宮司さんに稲荷社の所在を確認してみた。
するとこの社殿が眞長寺からそのまま移された稲荷社そのものだと聞いた。現在は蛭子社と稲荷社の末社合祀殿となっているようだ。貴重な建物なので、できれば修復したいと言われていた。
色あせているがよく見ると稲荷社としての朱色が残っていて、正面蟇股には桐紋の一種が彫られている。
神明宮
金沢市野町2-1-8