発行所:玉前神社社務所
発行日:1931年4月10日、1932年11月10日再版 非売品
ページ数:22ページ
上総国一宮の玉前神社の由緒書。
縣社美和神社御由緒記
発行:美和神社社務所
発行日:1935年9月20日
ページ数:16ページ
長野市に鎮座する美和神社の由緒書。
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大棚中川杉山神社 社殿改築御遷宮記念
発行者:大棚・中川杉山神社建設委員会
発行日:1995年10月15日
ページ数:78ページ
横浜市に鎮座する杉山神社が港北ニュータウン建設にあたって移転対象となり、遷座する過程と歴史をまとめる。杉山神社は武蔵国都筑郡の延喜式内社で、当社も論社のひとつ。
諸国の一宮と総社
著者:皇学館大学教授 井後政晏
発行者:皇学館大学出版部
発行日:1999年7月10日
ページ数:46ページ
頒価:300円
平成10年7月の文化講座講演の内容を文字起こししてまとめた小冊子。一宮と総社の歴史の一端をわかりやすく理解できる。
式内縣社那波加神社由緒書
ページ数:4丁
滋賀県雄琴に鎮座する那波加神社の由緒書。祭神と由緒、社格・供進の歴史、氏子数を記載する。明治40年の幣帛供進が記載されるので明治末期に作成されたものか。
長野県神社庁松塩筑支部神社一覧・地図
発行者:長野県神社庁松塩筑支部・長野県神社総代会松塩筑支会(深志神社社務所内)
発行日:2019年3月31日
ページ数:88ページ
頒価:1,000円
長野県神社庁松塩筑支部の設立70周年を記念して編纂された神社名鑑。管内の259社について、社頭と社殿の写真2枚と、鎮座地、旧社格、主祭神名、例祭日、氏子数が記載され、由緒については不詳のものが多いためか記載される神社は少ない。松塩筑支部は旧東筑摩郡範囲の松本市の大部分、塩尻市の一部分、安曇野市の一部分、麻績村、生坂村、筑北村、山形村、朝日村となる。県神社誌の発行されていない長野県にあっては貴重な手引きと言える。
能登輪島 重蔵神社⑮
能登の重蔵神社に行ってきました。
昨年とは花びらがハンコに変更になった能登霧島ツツジ御朱印
能登霧島ツツジ御朱印の新パターン。花びらのハンコが沢山押される。
能登霧島ツツジ御朱印の令和改元パターン。大きな花びらが1つ貼られる。
天皇陛下御即位御朱印の見開きパターン
天皇陛下御即位御朱印
拝殿に参る。
改元初詣って確かにそういう気分です。
社務所に向かうと御朱印は奥へという貼り紙が・・・
初めて中に入る。
今授与できる御朱印は8種類。能登霧島ツツジ御朱印が3種と天皇陛下御即位御朱印が2種(書き置き)ある。
中に入って驚いた。御朱印待ちの行列がある。それも10人以上。御朱印書いている方も2人態勢。改元とGWが重なった結果だと思うが、こんな場所にまで行列があるなんて。40分待って御朱印いただく。
それにしても今日はラッキーだった。1年前はすでに終わっていた能登キリシマツツジがまだ盛りだった。
特に珍しいのは社務所前の1本。去年話を聞いてから1度観てみたかった。
能登キリシマツツジの印象深い真紅と、紫、白の3色のツツジが1本に咲いている。
よくよく観察すると、根元からの1本には同じ色の花しか咲いていない。根元は同根のように見えるが絡まっているだけなのか?それにしても不思議な1本。
重蔵神社
石川県輪島市河井町4-68
能登一の宮 氣多大社⑨
昨日に続き、能登一の宮の氣多大社に行ってきました。
令和最初の日、仕事があったため13時過ぎに到着。
すると長い行列が・・・
授与品かと思いきや御朱印待ちという、昨日とは大違いだ。
結局40分ほど待って御朱印帳を預け、書いていただく間に参拝する。
拝殿にも行列ができていたので今日は摂社の白山神社に参る。
10分ほどで御朱印ができたが、行列で書き続けていることもあってか何か大雑把な感じ。
ともあれ、平成最後の日と令和最初の日、両方の御朱印をいただきました。
今日からは令和の特別奉製の絵馬と御守の頒布が始まり、絵馬をいただいてきました。
ちなみに裏には氣多大社を詠んだ万葉集の和歌が書かれています。
帰り、来た時よりも行列が延びている気が
氣多大社
石川県羽咋市寺家町ク1−1
能登一の宮 氣多大社⑧
羽咋市に鎮座する能登一の宮の氣多大社に平成最後の日に参拝に来ました。
世間では10連休中とあって観光バスも朝から乗り入れていました。
平成最後の日だけど、授与所に行列はほとんどなく、すんなり御朱印をいただけた。
今日と明日の夜、キャンドルナイトとプロジェクションマッピングが行なわれるので、門のところで準備が始まっていた。
改元によって注目されているのは、拝殿前にある昭和天皇御製碑です。
氣多大社
石川県羽咋市寺家町ク1−1
越中一の宮 射水神社⑥
高岡市に鎮座する射水神社。御祭神は二上神とも称される瓊瓊杵尊。
平成最後の4月、特別御朱印が授与されることになったが、最終日はさすがに混むかと思い1日目にもう一度いただきに来た。
御即位30年を祝う旗や五色の旗も立ち、奉祝ムード漂う境内。
少し順番を待って拝殿に参る。
GWともあって県外客も多く、御朱印は行列になっていた。前で待っていた方は昨日金沢の神社をまわってきたようで、改元の長期休暇を皆さん楽しまれているようです。
射水神社
富山県高岡市古城1−1
越中一の宮 射水神社⑤
高岡市に鎮座する射水神社。御祭神は二上神とも称される瓊瓊杵尊。
令和改元を控え、平成最後の月になりましたが、今月限定で平成を偲ぶ特別御朱印が頒布されることになりました。
万葉集に「カタカゴ」として詠まれたカタクリが咲いていました。
急な降雪もあってか境内はまばらでした。
紅梅がまだ少し残っていました。
拝殿に参ってから御朱印をいただきました。
本丸跡広場は真っ白な状態でした。
射水神社
富山県高岡市古城1−1
越前福井 杉社白髭神社②
福井市に鎮座する杉社白髭神社。猿田彦大神を主祭神とし、伊弉冉尊、倉稲魂命を配祀する。
境内へは北と南の鳥居から入られるが、北鳥居のほうが正門のようだ。
北鳥居は大通りに近く、南鳥居は社務所に近い。
手水舎の横に宝暦十一年寄進の庚申灯籠がある。胴の申の彫物が印象的だ。
鳥居を入ってくると手水舎のところで参道は西に折れ、社殿は東向きに建つ。
中央に本殿・拝殿、右に境内社宮比神社、左は参集殿だろうか。
境内の北隅に亀の石像がある。
拝殿に参る。
福の神めぐりスタンプは拝殿の下足箱に置いてあった。
拝殿裏の本殿
拝殿右に境内社の宮比神社。天鈿売命を主祭神とし、迦具突知尊を配祀する。
宮比神社の社殿は平成8年の御鎮座千三百年記念事業以前の旧本殿を移築したもの。
拝殿前に方位石。御祭神の猿田彦大神が導きの神であることから方位を司ることになる。
わかりやすい案内板が境内に増えた。
南鳥居を出たところのお宅が社務所で、声掛けをして御朱印を拝殿でいただいた。
いただいた後少し話をさせていただいた。前回の御朱印は境内の東のお宅でいただいたのだが、二年ほど前に父親から宮司を継承したということで、その後氏子の声を反映して境内の案内板を増やしたそうだ。御朱印も変わった。
福の神めぐりは今のところの期限なく続く予定だそうだが、達成の神紋手ぬぐいは昨年の金沢市神職会のキャンペーンも参考にしているそうだ。
杉社白髭神社
福井県福井市勝見2丁目1−2
越前福井 和田八幡宮②
福井市に鎮座する和田八幡宮。御祭神は足仲彦命、誉田別命、息長帯比売命。
参拝は2度目だが、御朱印が変わっていた。
ちょうどひな祭りの限定御朱印もあったのでいただいた。
朱色が鮮やかな大鳥居
石橋の左手に弁財天社が建つ。
二の鳥居をくぐると左手に御祓所として天之磐座降臨処がある。
境内の左手に厄割の石
社殿前に源満仲公像がある。越前守護職だった源満仲公が洪水、疫病の退散を祈願して摂津より東北に矢を放ち、落ちた場所に創建されたお宮が当宮という。
拝殿に参る。
社務所で御朱印をいただく。
背負い餅神事の案内。当宮は珍しい祭事も少なくない。
ひな祭りの限定御朱印は3月3日から4月3日まで。守り雛が付く。
境内社の日吉山王社。御祭神は大山咋神、大己貴神。
開運稲荷大明神
境内社の厳島神社
和田八幡宮
福井県福井市和田3-1113
越前福井 白瀧神社
福井市の一乗谷を川に沿って上流へ。一乗滝に鎮座する白瀧神社。
泰澄大師が不動明王を祀って開いたとされている。神社庁に所属しておらず、御祭神がはっきりしないが火産霊命だろうか。
落差12mの一乗滝。安波賀春日神社の滝殿社に参拝した縁もあり、今回初めて来た。
ここは佐々木小次郎が燕返しを編み出した場所としても有名
一乗滝の右上方にブルーシートのかかった建物が見える。
小次郎像のほうから迂回して向かう。滝の上流に砂防ダムがあり、その前に橋が架かっている。
一乗滝の落ち口を上から見ることもできる。
社殿は滝の方を向いており落雪に備えてブルーシートが掛けられているようだった。
脇に川へ下りる階段がある。(通行はできない)
社殿の手前に古い燈籠が残っていた。
両脇が越知山開運講中により寄進された慶応元年の燈籠。中央の左右、不動明王と書かれているのは文化五年。中央は安政三年寄進のものとなる。
本殿に参拝する。
「白瀧神社」の扁額が掛かるが、鈴ではなくがま口なのが印象的。もしかしたら今でも不動明王を祀っているのだろうか。
白瀧神社
福井県福井市浄教寺町
越前福井 安波賀春日神社
福井市に鎮座する安波賀春日神社。御祭神は天兒屋根命、武甕槌尊、経津主命、比売大神。
帝都東北鬼門鎮護のため、治暦4年(1068)に創建された古社。
越前朝倉氏の一乗谷の下城戸(町の北側出入口)の
すぐ北にできた集落が安波賀である。つまり城外
その通りの途中に春日神社への入口がある。入口に「縣社 春日神社」の標柱
標柱辺りに石鳥居があったような痕跡が残る。
入ると一の鳥居が建つ。
手前にも鳥居があったような痕跡
用水を跨ぐ石橋を渡ると階段が続く。
「福の神めぐり」の旗を左に曲がると社務所がある。まずはそのまま上る。
手前の階段を上ると鳥居が建つが、奥にも石段があり平場が広がっている。
かつて何かがあったような平場だが、見渡す限り基礎の石積み以外は何もない。
後で宮司さんに伺ったところ、社務所が建っていたそうだ。背後の山崩れにより倒壊した。
奥の方に竹藪の山裾に景石のような石が2つあった。斜面の岩盤の一部のように見えないこともないと思っていたが、これも宮司さんに伺ったところ、社務所裏にあった庭園の一部だそうだ。
二の鳥居の先に社殿が見えてきた。
福井市文化財に指定されている社殿。
拝殿に参る。
本殿の背後に銀杏の大木があった。紅葉がきれいかもしれない。
本殿、拝殿ともに「春日大明神」の扁額が掛かっている。
社殿の一段上の平場に境内社が2社鎮座している。
最初滝殿社だと思っていた境内社。大国主神を祀る大地神社。
現在銅板葺きに改装されているが、かつての屋根瓦と思われるものが社の下に置かれていた。
松平家の葵紋が付いている。
もう1社は宇迦魂神を祀る稲荷神社。
境内社の平場からさらに上に階段が続くが「行くな」という看板を見て引き返す。
社務所兼自宅の前に置かれた福の神めぐりスタンプを押していると、人の気配がしたので尋ねて御朱印をいただいた。
宮司さんに話を聞いて滝殿社が勘違いだと分かって、再び階段を上り始めた。
登山道によくある木段の脇に石が積まれている。滝殿社までかつてはこの石が並べられた石段だったのだろう。やはり地滑りで一部が崩壊して今の状態になったのか。
滝殿社。越前松平家七代吉品が一乗谷朝倉氏歴代を祀った。御神体として最後の領主義景常用の馬具の一部を社地中に埋めたという。名前は一乗谷を流れる一乗谷川の中流にある一乗滝に由来するのだろう。
安波賀春日神社
福井県福井市安波賀町15−13
能登輪島 重蔵神社⑭
今月の重蔵神社に行ってきました。
3月の花御札は雪割草です。ようやく12ヶ月分収集できました。
記念御朱印として天皇陛下御即位三十年・御来県五十年がありましたので、見開き(桃)と
1枚もの(紫)をいただいてきました。
拝殿に参ってから社務所で御朱印をいただきました。
今日は八社御朱印を御朱印帳にいただこうと思っていたのですが、紙を貼るタイプしか今はしていないということで、先月いただいたことから止めました。
天皇陛下御在位三十年記念御朱印は分かりにくいですが、紫の和紙と桃の和紙、それぞれに二種類用意されています。
晴れていると紫はガラス越しだと白に見えます。
重蔵神社
石川県輪島市河井町4-68
福の神めぐり ふくい二十三社スタンプラリー
福井市で昨年9月1日から福井国体に合わせて始まった「福の神めぐり」
早く行きたいなーと思っていたが、ネットでは詳細がわからず、今日ようやく入手して始めた。
福井県護国神社に参拝。
参加神社の境内には「福の神めぐり」の旗が立っている。
授与所前でスタンプ帳を入手し、スタンプを押す。
今回は以前まわった五社めぐりも同時に行なう。五社はすべて二十三社に含まれる。
対象地域は福井市内だが、福井市も合併で広くなっているので越前海岸近くから大野市と隣接する山間まである。
23社は市内の本務社と呼ばれる宮司の主として勤める神社だが、スタンプラリーにはそのうちの18社が対象になっている。5社はあらかじめスタンプになる社紋が印刷されていて、どちらかというと市の端のほうなので移動しなくていいのは助かる。23社あると1日では難しいかなー、と思っていたのだが、18社だと頑張れば行けそうだ。自分はこれを契機にまた御朱印をいただこうと思っているので数日に分ける予定。達成すると社紋入り手ぬぐいをもらえるらしい。
スタンプラリー対象神社
1.八日市普活廼神社
2.八幡神社(古市)
3.福井県護国神社
4.簸川神社
5.神明神社
6.福井神社
7.湊八幡神社
8.佐佳伎廼社
9.柴田神社
10.火産霊神社
11.足羽神社
12.毛谷黒龍神社
13.藤島神社
14.金刀比羅神社
15.杉社白髭神社
16.木田神社
17.和田八幡宮
18.安波賀春日神社
加賀金沢 金沢神社⑯
金沢市に鎮座する金沢神社。御祭神は菅原道真公、白蛇龍神。
今年は1月の初天神直前に父が亡くなったことで参拝できなったので、今日が当宮の初参拝となります。
三年目となる天井画の干支絵馬が目的だったのだが、ちょうど品切れで巫女が言うには今年はもう入らないという。
まあ巫女の言うことだから半信半疑だけど、境内に掛けてあった絵馬を見る。
後日、3月3日
近くに来たので参拝する。
品切れ中だった干支絵馬が再入荷、良かった・・・
今年も入手できた。12年待つのは長いからな。
金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3
能登輪島 重蔵神社⑬
輪島市の重蔵神社に行ってきました。今年は雪が少なくて助かる。
今月は八社巡拝をしてきた。
2月の花御札は梅です。あと3月のみで12枚になる。
御朱印いただくと挟んでくれる十二支守護符
拝殿に参る。
境内の西から順に、金比羅神社に参る。
秋葉神社に参る。
白山神社に参る。
子安神社に参る。
要石に参る。
稲荷神社に参る。
たぬき天神に参る。
八社御朱印の持ち帰り紙でいただく。小さな御朱印帳見開きでさらに上下に折るとちょうど入るらしい。
作られた頃に御朱印帳にもらったものは一部朱印がなかったが、その後作成された。来月は御朱印帳にいただこうと思う。
重蔵神社
石川県輪島市河井町4-68
忌中と喪中について
私事だが、先月20日に父が亡くなった。
家族では祖父以来30年以上間が空いた。幼かった当時は分からなかったことも多く、今もよく理解していないため、改めて喪中とは何かについて調べてみた。
神道では、故人の死を悼む慎んだ生活を送る期間を「忌」、忌が明けた後悲しみを乗り越え平常の生活に戻る準備期間を「服」として「忌服」の期間を定めている。喪中は忌服の両方の期間とされる。
忌服期間は明治7年の太政官布告「服忌令」で定められていた。
父母 忌50日 喪13ヶ月
養父母 忌30日 喪150日
継母・継父 忌10日 喪30日
夫 忌30日 喪13ヶ月
妻・嫡子(家督相続する子) 忌20日 喪90日
末子(嫡子以外の子)・養子 忌10日 喪30日
夫の父母・父方の祖父母 忌30日 喪150日
母方の祖父母・曾祖父母 忌20日 喪90日
高祖父母・母方の伯叔父母 忌10日 喪30日
父方の泊叔父姑・兄弟姉妹 忌20日 喪90日
異父兄弟姉妹・嫡孫 忌10日 喪30日
末孫・曾孫・玄孫・いとこ 忌3日 喪7日
但し、7歳未満の子は服忌なし
服忌令は昭和22年に撤廃されたが、昭和23年に神社本庁で神職の服忌期間の通達が出ている。
父母・夫・妻・子 忌10日 喪1年
但し、7歳未満の子は忌5日
祖父母・孫・兄弟姉妹 忌5日 喪100日
曽祖父母・曾孫・甥姪・伯叔父母 忌2日 喪50日
その他の親族 忌1日
当時の社会状況に合わせ、喪中期間は非常に短くなっている。但し、神社でも一般向けにはかつての服忌令を参考に示しているところも多いようだ。
神道における忌中期間は、神道が死を穢れとして嫌うため、神社への参拝を控え、祭事や神事を慎む期間とされているが、慣習で祭事は1年控えることになっている地域も多く、事実私の実家の在所でもそうなっている。また、同じ父母の忌中期間も同居なら50日、別居なら10日としている場合もあり、地域や慣習によりかなりバラツキがある。
忌中は神棚の正面に白紙を貼り拝礼を控え、忌明けに白紙を外す。但し、別居の親族の場合は家そのものは忌中にならないので神棚は平常どおり祀る。神棚の祀り方は同居と別居の区別がはっきりしている。
一方、仏教では葬式(仏式葬儀)の後に葬儀屋が故人の門前に「忌中札」を貼ることからも分かる通り、四十九日(七七日)までが一般的に忌中期間とされ、この世とあの世を行き来する期間で四十九日にあの世に旅立つとされる。しかし、浄土真宗は「死」=「成仏」と考えるので教義として忌中や喪中は存在しないのだというが、他宗派に引っ張られてか我が家は浄土真宗だが忌中札を貼っている。
さらに喪中に関連して気になるのは「喪中はがき」のことだ。「年賀欠礼状」ともいうようだが、その範囲は故人から見た一親等(父母・配偶者・子)と二親等(兄弟姉妹・祖父母・孫)までとされ、亡くなった日から1年が一般的だという。喪中はがき自体は郵便局の年賀状の普及と深く関係していて、一般家庭でも出すようになったのは昭和30年代頃だという。ここでも浄土真宗では喪中はがきとは言わず、年賀欠礼はがきというらしい。年賀欠礼状という呼び名は案外日本最大勢力の浄土真宗の影響なのか。通常の喪中はがきに使用される「永眠」も「往生」となる。
以上、忌中や喪中は明らかに神道の概念ではあるのだが、仏教や喪中はがき、さらには忌引き(休暇)など、地域の慣習や転用された制度が混在しているため複雑で誠にややこしいことになっている。ネットでも情報が錯綜して、これが唯一正しいものと言えないのが悩ましい。
下高井郡神社祭神記
編纂:下高井郡神職合議支所
発行日:1918年3月31日 非売品
ページ数:79ページ
長野県下高井郡に鎮座する神社の御祭神69柱の紹介と巻末に下高井郡神社祭神一覧表、下高井郡神社社格別一覧表を付す。
鳥居をくぐれば 第二集
編集:福島県神社庁企画広報室
発行:福島県神社庁
発行日:1996年10月1日 非売品
ページ数:205ページ
福島県神社庁が企画しラジオ福島で放送されている「ハートフルトーク 鳥居をくぐれば」から、建築に関わる祭り、祓と信仰、人生と儀礼、日本人の生命観、日本人の生活と祭り、稲作文化、正月の行事、日本の神様、神葬祭、の9本を収録している。質問と宮司の回答という形式で記載される。
榛名山十景写真帖
記念スタンプは昭和6年8月22日。発行された年によって表紙が違うものもあるようだ。榛名山十景として、榛名山神社姿岩、榛名神社境内新田義貞公奉納鉄燈籠、榛名冨士、榛名山九折岩、榛名山ぬ鉾岩、榛名神社境内武田信玄公矢立杉、榛名山御神橋、榛名山随神門、榛名山鞍掛岩、榛名湖の十景の写真が入る。
鈴鹿山系 近江高マル山登拝記
著者:椿大神社禰宜 山本行宗
発行日:1987年11月頃
ページ数:12ページ
伊勢国一宮の椿大神社の御神体山であり奥宮が鎮座する高マル山の登拝随筆集。
丹後之国一宮・総社 元伊勢籠神社御由緒略記
発行所:元伊勢籠神社社務所
発行日:1976年7月1日初版、2009年7月7日五訂新版
ページ数:20ページ
丹後国一宮の籠神社の神社略誌
高砂神社を訪ねて
著者:春木一夫
発行所:高砂神社奉賛会
発行日:1974年7月1日
ページ数:51ページ
神戸市に鎮座する高砂神社の神社小史。
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崇道神社誌
編集:上高野史蹟顕彰会
発行所:崇道神社
発行日:1975年12月1日
ページ数:41ページ
京都市左京区に鎮座する崇道神社の神社略誌。
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伊夜日子神社祭神の研究 上巻
著者:眞島衛
発行日:1941年2月1日 非売品
ページ数:288ページ
越後国一宮の彌彦神社の祭神についての研究。中巻までは発行されているようだが古い本なのでなかなか入手が難しい。
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都々古別三社調査報告 福島県立博物館調査報告第十一集
編集・発行:福島県教育委員会
発行日:1985年3月30日
ページ数:27ページ
磐城国一宮の都々古別神社所蔵の文化財調査として、仏像の写真や縁起の翻刻が収録されている。
続きを読む 都々古別三社調査報告 福島県立博物館調査報告第十一集
桜ヶ池 池宮神社考 桜ヶ池の伝説
発行所:桜ヶ池池宮神社社務所
発行日:1978年9月20日
ページ数:172ページ
静岡県に鎮座する桜ヶ池池宮神社の神社史。同時に入手した下書は入門書といったところ。
発行所:桜ヶ池社務所
発行日:1977年6月20日
ページ数:33ページ
定価:200円
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