「29奈良県の神社」カテゴリーアーカイブ

大和奈良 金龍神社

金龍神社

奈良市春日大社境内の金龍神社。春日大社末社。御祭神は金龍大神。
後醍醐天皇が笠置へ落ちる途中に春日社に一面の御鏡を奉安し、天下泰平の祈祷をしたのが起こり。

金龍神社

宮中(禁裡)の御鏡を奉安されたので「禁裡殿」ともいう。
ご神体は鏡ですね。

金龍神社

御神徳は金運財運。ちょっとつながらないけど、どういう所以でしょう。
この社は若宮十五社めぐりの十四番の納札社です。

金龍神社

御朱印は夫婦大國社でいただけますが、昼近くになると参拝者が増えてくるので複数の御朱印は対応できないかもしれません。
御朱印をいただくなら午前中早めがおすすめです。今年秋頃までは式年造替の印が押されます。

金龍神社

金龍神社の境内下にはイチイガシの巨木が生えています。カメラに収まらないような大きな木です。

金龍神社
奈良県奈良市春日野

大和奈良 若宮神社

若宮神社

奈良市の春日大社摂社の若宮神社。もとは若宮といったので「若宮」と「若宮神社」が案内板でも混在しています。
御祭神は天押雲根命。本宮の天児屋根命の御子神。

若宮神社

若宮の御神霊を春日野にお迎えした祭礼が、若宮おん祭の始まりだそうです。

若宮神社

「若宮大楠」
社前の参道には大きい楠が立っています。

若宮神社

今はツバキとの共演が絵になりますね。

御朱印は夫婦大國社でいただけます。複数いただくときは午前中早めがおすすめです。
今年秋頃までは式年造替の印が押されます。

若宮神社
奈良県奈良市春日野町

大和奈良 榎本神社

榎本神社

奈良市の榎本神社。春日大社本殿の回廊南西隅に鎮座する。御祭神は猿田彦命。
延喜式内社春日神社の論社であり、現在は春日大社摂社。春日の地主神であり、一時安部山に遷座していたこともある。

榎本神社

階段を上る。

榎本神社

右手に進めば春日大社神門なので、こちらに詣る方は意外にも少ない。

榎本神社

前面に青獅子を描き、屋根には檜皮を葺いた小さいながらも立派な社殿。

榎本神社
奈良県奈良市春日野町

大和奈良 采女神社

采女神社

奈良市の采女神社。御祭神は采女命。春日大社の別当寺であった興福寺の門前にあり、春日大社別社となっている。
奈良時代に天王の寵愛が薄れたことを嘆いた采女(女官)が猿沢の池に身を投げ、その霊を慰めるために祀られる。

采女神社

社は西向き。

采女神社

朝早いと中に入れず、左の建物は授与所で開けばお守りなどが頒布される。
采女が祀られているとして恋愛おみくじが人気。

采女神社

入水した猿沢池。

采女神社

池を見るのは忍びないと一夜のうちに社殿が池に背を向けたと伝えられるが、入水した池そのものを祀るための配置なのだろう。

采女神社
奈良県奈良市樽井町

大和奈良 隼神社

隼神社

奈良市の隼神社。御祭神は角振隼総別命、市寸島姫命。
舒明天皇の御世に茅努王の勅により近辺に祀られる。平安遷都とともに京に遷るが、もとの本社はこちらで神階も無位→正三位→正二位と進んだ。神事は別当寺の神宮寺、大慈院、久福寺の三ヶ寺が行っていたが、治承4年に平重衡の兵火にあって焼失する。市寸島姫命はもと神宮寺の庭内社であったらしい。

隼神社

現在は延命地蔵尊と並んで建立されている。

隼神社

小さな祠で過去の大社の面影はなく、また朝早いと中にも入れず詣ることができません。

隼神社
奈良県奈良市角振新屋町44

大和奈良 月日神社

月日神社

奈良市の月日神社。御祭神は与土日女神、旱珠日神、満珠月神の三柱。
聖武天皇の建立と伝えられる法楽寺の鎮守として祀られたようだが、現在近くに法楽寺はない。
旱珠日神は太陽の神、満珠月神は月の神のようだ。

月日神社

小さな社だが、朱色の社殿は美しく、三柱は別々に祀られている。

月日神社

JR奈良駅から奈良公園に延びる三条通沿いのカフェらしき店の前にあり、オープンまでは詣ることもできない。

月日神社

狛犬は小さいながら木製のようだった。

月日神社
奈良県奈良市下三条町

大和橿原 橿原神宮

橿原神宮

橿原市に鎮座する橿原神宮。御祭神は初代神武天皇と皇后の媛蹈韛五十鈴媛命。畝傍山の麓に鎮座する。

橿原神宮

北参道より入る。冬の夕暮れは早い。すでに薄暗くなっている。

橿原神宮

北神門が見えてきた。

橿原神宮

外拝殿は大きい。大きさにやや圧倒される。

橿原神宮

外拝殿に参る。その先には内拝殿と本殿がある。社殿は東向き。

橿原神宮

すでに来年の干支の絵馬が飾られている。

橿原神宮

南神門授与所で御朱印をいただく。

橿原神宮

南神門を出て南の深田池沿いに進む。

橿原神宮

末社長山稲荷社

橿原神宮

帰りは表参道より出る。

橿原神宮

北にある神武天皇御陵に行く。

橿原神宮

御陵前の拝所にて参る。いつかは皇陵巡礼もしたい。

橿原神宮
奈良県橿原市久米町934

大和橿原 鷺栖神社

鷺栖神社

橿原市に鎮座する鷺栖神社。御祭神は右殿に天児屋根命、中殿に誉田別命、左殿に天照皇太神の三柱。延喜式高市郡の鷺栖神社靫の比定社。

鷺栖神社

藤原宮跡の西に西向きに鎮座。

鷺栖神社

社前には飛鳥川が流れる。

鷺栖神社

境内に入ると左手に社務所らしき建物があるが無人であった。

鷺栖神社

柿本人麻呂の歌碑

鷺栖神社

鳥居をくぐって参道を進むと拝殿。その前に二の鳥居が立つ。

鷺栖神社

拝殿の先に本殿が見える。

鷺栖神社

本殿は塀垣に囲まれる。前の拝所に参る。

鷺栖神社
奈良県橿原市四分町305

大和飛鳥 飛鳥坐神社

飛鳥坐神社

明日香村に鎮座する飛鳥坐神社。御祭神は八重事代主神、飛鳥神奈備三日女神、大物主神、高皇産霊神。延喜式高市郡の比定社で明神大社。

飛鳥坐神社

元伊勢笠縫邑の伝承地のひとつでもある。

飛鳥坐神社

変わった形状の手水

飛鳥坐神社

鳥居をくぐって左に社務所

飛鳥坐神社

祓戸社

飛鳥坐神社

階段を上ると右に折れ、そこに境内社が並ぶ。

飛鳥坐神社

さらに階段を上って進むと授与所のような建物があり、次は左に曲がる。

飛鳥坐神社

突き当たりに西良殿と神楽殿。

飛鳥坐神社

西良殿の束に仮面のような彫物がしてある。笑い顔のようで面白い。

飛鳥坐神社

西良殿の前に拝殿が南向きにある。

飛鳥坐神社

拝殿に参る。御簾が途中まで上げられ、本殿が見えるようで見えない。

飛鳥坐神社

拝殿の近くに寒桜が咲いていた。

飛鳥坐神社

拝殿から東へ進むと境内には多くの境内社が鎮座する。

飛鳥坐神社

境内社は合祭社もあれば一社単独のものもある。

飛鳥坐神社

末社白鬚神社

飛鳥坐神社

末社八阪神社と金比羅神社。間に男根と女陰の陰陽石が祀られている。境内には他にも陰陽石が祀られ、社務所にはちんちん鈴という授与品も頒布されている。

飛鳥坐神社

奥の社、御祭神は天照皇大神と豊受大神で、この社が元伊勢の根拠となっているようだ。

飛鳥坐神社

末社飛鳥山口坐神社、御祭神は大山津見乃神、久久乃知之神、猿田彦乃神。延喜式高市郡の比定社。

飛鳥坐神社
奈良県高市郡明日香村飛鳥707

大和御所 葛城一言主神社

葛城一言主神社

御所市に鎮座する葛城一言主神社。御祭神は葛城一言主大神で、幼武尊を配祀する。延喜式葛上郡の比定社で明神大社。葛城山の西麓に鎮座する。

葛城一言主神社

北から神社へ向かう道路

葛城一言主神社

途中鳥居がある。

葛城一言主神社

社殿は東向き。階段を上って境内に入る。

葛城一言主神社

階段下に手水と祓戸社がある。

葛城一言主神社

階段を上ると左に樹齢1200年を越えるという御神木の大イチョウ。

葛城一言主神社

拝殿に参る。

葛城一言主神社

境内に立つ旗や看板でさかんに見る「一陽来復守り」

葛城一言主神社

自分にはなじみがないが、冬至の2日前から節分までに限り授与されるお守りで、魔を滅し福に転ずるという無事息災のお守り。今年の冬至は昨日だったので、今日も参拝者は多い。

葛城一言主神社

拝殿右に蜘蛛塚。謡曲土蜘蛛の題材ともなった供養塔

葛城一言主神社

本殿右に境内社が並ぶ。一言稲荷神社

葛城一言主神社

その右に四社並ぶ。市杵島社、天満社、住吉社、一番奥が八幡社と神功皇后社の合祭社となっている。

葛城一言主神社

帰りに社務所で御朱印をいただき、東の国道24号線へ向かう途中に鳥居が立っている。
御朱印には参拝日が書かれていない、という意味では神札のような体裁だ。

葛城一言主神社
奈良県御所市森脇432

大和桜井 狭井神社

狭井神社

桜井市に鎮座する狭井神社。御祭神は大物主大神の荒魂を主祭神とする。延喜式城上郡の狭井坐大神荒魂神社の比定社。

狭井神社

大神神社摂社で、拝殿北のくすり道から向かう。

狭井神社

摂社だが社号標がある。

狭井神社

階段を上り、大神神社と同じような木々の間に注連縄を掛けた鳥居をくぐって境内に入る。

狭井神社

拝殿に参る。拝殿の屋根は苔生している。

狭井神社

拝殿左にご神水があり、多くの人が水を汲んでいる。狭井神社には本殿がある。

狭井神社

ご神水は三輪山から湧き出た霊水である。

狭井神社

拝殿右から大神神社の神体山の三輪山への登山口がある。許可が必要でこの先は撮影禁止である。

狭井神社
奈良県桜井市三輪

大和桜井 久延彦神社

久延彦神社

桜井市に鎮座する久延彦神社。御祭神は久延毘古命。

久延彦神社

大神神社末社で、拝殿の北、くすり道から向かう。

久延彦神社

途中西に分岐する。

久延彦神社

大美和の杜展望台からの眺望、奥に金剛山と葛城山、その手前に畝傍山と耳成山、大鳥居も見える。右端に二上山、左端に香久山が見える。

久延彦神社

社殿に着いた。社殿は南向き。

久延彦神社

本殿に参る。左の授与所で御朱印をいただく。

久延彦神社

表参道は三輪山の麓から長い階段を上る。

久延彦神社
奈良県桜井市三輪

大和一の宮 大神神社

大神神社

桜井市に鎮座する大神神社。御祭神は大物主大神を主祭神とし、大己貴神と少彦名神を配祀する。延喜式城上郡大神大物主神社の比定社で明神大社、大和国一宮。

大神神社

日本三大鳥居に数えられる大鳥居。背後に神体山の三輪山がそびえる。

大神神社

社叢の入口に社号標と二の鳥居が立つ。

大神神社

参道の左、初めに鎮座するのは末社祓戸神社。

大神神社

次に夫婦岩、この磐座は大物主大神と活玉依姫の恋の物語である三輪山説話を伝える古蹟とされる。

大神神社

階段の先に拝殿が見えてきた。

大神神社

衣掛杉、謡曲三輪で知られる玄賓僧都の衣を掛けたという御神木。

大神神社

最後に木々の間に注連縄を掛けた鳥居をくぐって拝殿に参る。

大神神社

大神神社は本殿がなく、三輪山を詣るための拝殿のみがある。御朱印は拝殿左の参集殿の中でいただく。

大神神社

狭井神社へ向かう途中に三社の摂末社がある。
摂社活日神社、御祭神は高橋活日命。杜氏の祖神として酒造関係者に崇敬される。

大神神社

摂社磐座神社、御祭神は少彦名神。

大神神社

末社市杵嶋姫神社、御祭神は市杵嶋姫命。

大神神社
奈良県桜井市三輪1422

大和天理 石上神宮

石上神宮

天理市に鎮座する石上神宮。物部氏の総氏神として創建される。御祭神は布都御魂大神、布留御魂大神、布都斯魂大神を主祭神とし、宇摩志麻治命、五十瓊敷命、白河天皇、市川臣命を配祀する。延喜式山辺郡石上坐布都御魂神社の比定社。

石上神宮

社号標と大鳥居。

石上神宮

参道を進むと神鶏が参道で遊んでいる。

石上神宮

廻廊と楼門が見えてきた。社殿は参道を90度曲がって南向きになる。

石上神宮

拝殿に参る。まだ9時前だったので朝の祈りが捧げられている最中だった。

石上神宮

楼門前の一段高い場所に摂末社が祀られている。

石上神宮

摂社出雲建雄神社の拝殿。もとは神仏分離令で廃絶した内山永久寺の住吉社の拝殿だった。

石上神宮

左に二社。

石上神宮

摂社天神社、御祭神は高皇産霊神、神皇産霊神。

石上神宮

摂社七座社、御祭神は生産霊神、足産霊神、魂留産霊神、大宮能売神、御膳都神、辞代主神の七座を祀る。

石上神宮

右に二社。左が摂社出雲建雄神社、御祭神は布都斯魂大神の御子神、延喜式山辺郡の論社。右が末社猿田彦神社、御祭神は猿田彦神を主祭神とし、底筒男神、中筒男神、上筒男神、息長帯比売命、高靇神を配祀する。

石上神宮

境内に戻ってくると祭壇ができていた。8日はお火焚祭が行われる日のようだ。

石上神宮

神鶏は休憩所に集まっている。

石上神宮

授与所で御朱印をいただく。神鶏のおみくじが愛らしい。

石上神宮
奈良県天理市布留町384