「17石川県の神社」カテゴリーアーカイブ

加賀一の宮 白山比咩神社⑤

白山比咩神社

白山市に鎮座する白山比咩神社。御祭神は菊理媛尊。

白山比咩神社

白山開山1300年を迎えるにあたり今年初参拝。

白山比咩神社

緩い上る坂の表参道を行く。

白山比咩神社

参道沿いには幾重にも枝を伸ばす大杉の御神木。

白山比咩神社

三の鳥居をくぐると大欅の御神木。

白山比咩神社

拝殿に参る。

白山比咩神社

奥宮遙拝所で今年夏の白山登拝の無事を祈る。

白山比咩神社

今日は参集殿の裏手の住吉社に初めて参拝する。

白山比咩神社

禊場と禊社

白山比咩神社

今日は小春日和だったので旧鎮座地をめぐる。
手取川の安久濤ケ淵。急流の手取川がよどみ、流れが一端緩くなる場所で、扇状地の扇頂(扇の要の部分)にあたる。

白山比咩神社

右岸の高台の安久濤の森(古宮公園)には名勝指定の案内板が立ち、

白山比咩神社

旧社地の社号標が椿の木に埋もれて立っている。

白山比咩神社

大火で三宮へ遷座する一宮の元鎮座地からはかわらけが大量に発掘された。

白山比咩神社

草創の地は背後の舟岡山。その後安久濤ケ淵から1kmほど下流の十八講河原へ、洪水で社地がたびたび崩壊するので高台の安久濤の森へ遷座する。

白山比咩神社
石川県白山市三宮町ニ105−1

加賀金沢 尾山神社⑫

尾山神社

金沢市に鎮座する尾山神社。2月の御朱印の印は、梅の季節ということで前田家の家紋剣梅鉢紋そのものです。今月から右上の印が変わった。

尾山神社

朝肌寒かったけど、日中はぐんぐんと気温が上がって暑いくらいでした。

尾山神社

2月とは思えない全く雪のない境内

尾山神社

とはいえ、境内の紅梅は今日の晴天にも誘われて次々と開花している。

尾山神社

白梅は風に揺られて花びらが開いてしまったものもある。

尾山神社

庭園のせせらぎでは黄色の花が咲いていた。

尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1

加賀金沢 金沢神社⑬

金沢神社

金沢市に鎮座する金沢神社。初天神となる1月の天神月次祭に行ってきました。

金沢神社

今年の金沢は積雪が少ないのですが、昨日からは少し積もりました。

金沢神社

池も半分以上氷が張っている。

金沢神社

歩くのに支障なければ雪景色も味わい深い。

金沢神社

この1年で金沢は平日でも観光客が増えた。外国の方も増え、兼六園に近い金沢神社でも見かけるようになりました。

金沢神社

今月で天神月次祭に通って1年が経った。一月抜けているがそこは良とする。

金沢神社

金沢神社では今年から佐々木泉景が描いたと言われる天井絵から十二支の絵馬を順次つくることになった。通常の絵馬より一回り大きく、地元新聞にも記事が出たことから初回分がなくなり、今日ようやく再入荷したということで運が良かった。来年から11年毎年1月に参拝することにする。

金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3

能登宝達 八幡神社

旧押水町に鎮座する八幡神社。御祭神は誉田別尊を主祭神とし、伊邪那岐命、道反大神、軻遇突智命、表筒男命、大山咋神、天児屋根命を配祀する。

延暦年間に、宇佐八幡宮の神勅によって蝦夷征伐に出た坂上田村麻呂が、その帰途川尻湊に上陸し宝達山に登って当地に滞留、正八幡宮を奉祀して鉾一振と矢一羽を奉納したのが創祀であり、地名の上田村の起源と伝わる。明治40年、上田の秋葉神社(軻遇突智命)と春日神社(天児屋根命)、上田出の塞之神社(道反大神)、門前の日吉神社(大山咋命)、中野の白山神社(伊邪那岐命)、三日町の住吉神社(表筒男命)を合祀する。

社殿は南向き。社殿は深い森に囲まれている。

境内には高木も多い。

拝殿に参る。

注連縄は見たことのない形式。鏡餅にも添えられるウラジロとユズリハが紙垂とともに吊られている。境内のすべての注連縄がそうなっている。後で宮司にお話しを聞いたところ、昔からの風習で県内で他に例はなく、高野山の塔頭で見たとのこと。正月飾りも同様で、真言宗系の修験道の影響が残っているのかも。

というのも、拝殿の左にはどう見ても寺の建物にしか見えないものがあり、宮司によるとこの辺りには宝達山の真言宗系の修験道が盛んだった地で、いくつも寺院があったという。この建物は唯一残る真言宗修験の寺の本堂だという。寺の名前はちょっと忘れた。

この本堂と隣の参集所の裏(西)にはかつては庭園であったと思われる石塔や庭石が残っている。

拝殿の右、「古宮社おまいりください」と書いてあったので古宮社に参る。

中をのぞくと地蔵菩薩や不動明王などの石仏が飾られている。神仏分離前の御本尊であったのか、周辺の道端などの祠にいたものなのか分からないとのこと。神と仏が同居する不思議な境内です。

境内東に社務所兼自宅があり、参集所に移動して御朱印をいただき、その後少し話をさせていただきました。神社の東に少し移動すると、東に宝達山が見える。

八幡神社
羽咋郡宝達志水町上田チ189甲

加賀大聖寺 愛宕神社

大聖寺に鎮座する愛宕神社。御祭神は火之迦具都智神。大聖寺町及び江沼一郡の鎮火守護の神。

高台の境内

社殿には大聖寺川が流れる。

階段を上って境内に入る。

拝殿に参る。

拝殿に天狗の面が架かっていた。

社殿左横の社務所で御朱印をいただく。今回2回目の参拝で、前回は留守であったが、今日は正月三が日ということで社務所は開いていた。

愛宕神社
石川県加賀市大聖寺岡町イ3

加賀金沢 尾山神社⑪

金沢市の尾山神社。県内でも有数の初詣者が訪れる神社です。

今日2日の天候に恵まれたので、初詣に大勢の方が来ていました。

到着したときは境内の中程までの行列。御祭神の前田利家公とまつ様に今年の安寧を祈り、御朱印を探して境内の授与所をウロウロと・・・

平生は拝殿左の社務所附属の授与所でやっているのを今日は行列が長かったので、境内の中の新設された授与所の方で御朱印を探してみました。お守りとか御札とかと一緒に前に並んではいなかったけど、後ろの方をみると御朱印と書かれた箱が見えて、ようやく入手できました。書き置きの御朱印は初めていただきました。ひとまわり小さな御朱印です。

帰り際、参拝の行列は神門を過ぎて階段まで続いていました。

尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1

加賀金沢 金沢神社⑫

金沢市に鎮座する金沢神社。終い天神となる今年最後の天神月次祭に参拝してきました。

冬支度で階段が板敷きになっていました。今日は絵馬やおみくじも来年に備えて今まで掛けられたものを外していました。
日曜日とあって受験を迎えた受験生がひっきりなしに参拝に来ていました。

合間を縫って御朱印をお願いしました。週末は宮司が忙しいためか他の方が墨書きするので字がいつもと全く異なります。

朝着くと、白鷺が池の底をかき回して餌を啄んでいました。

池には松や雪吊りが映り込んでとても美しかった。

来年は鳳凰のように飛躍したいものです。

金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3

加賀金沢 尾山神社⑩

今月は少し早めに尾山神社に参拝してきました。12月の印は扇に梅鉢紋。

今日は晴れていたが、肌寒かったこともあり参拝者は少なく、巫女さんに御朱印をゆっくり書いていただけた。
今回の御朱印は墨書きも印も丁寧でとても良い。

隣接する金沢城玉泉院丸。鼠多門復元のための発掘調査が行われているが、復元されれば鼠多橋で尾山神社と玉泉院丸がつながり、新しい回遊ルートが生まれる。

金沢の庭園は雪吊りがされる冬がやはり美しい。

冬の澄み切った空と池に映り込む雪吊り。晴れの少ない金沢では数えるばかりしかないが、是非楽しみに来てほしい。

尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1

加賀金沢 尾山神社⑨

尾山神社

金沢市の尾山神社。11月の御朱印は雪の結晶の印です。結晶の中心が剣梅鉢紋となっている。

尾山神社

11月は七五三の季節。朝から冷たい雨が降った今日も綺麗な着物を着せられた子供たちが来ていました。

尾山神社

紅葉の季節も終盤。寒い季節が間近に迫っている。

尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1

加賀金沢 宇佐神社

宇佐神社

金沢市二塚に鎮座する宇佐神社。御祭神は神功皇后、応神天皇、比咩大神、八島手命。
先三柱は八幡神であるが、八島手命だけ系統が違う。もしかすると合祀された斯奴社の祭神であったか。

宇佐神社

現在は周囲に住宅地が広がるが、かつては一面の田畑が広がっていたのであろう。

宇佐神社

本殿の建つ地は周辺よりも一段上がっている丘の上。

宇佐神社

詳細不明の境内社が一社。

宇佐神社

安産祈願の神石。

宇佐神社

祠が崩れている仏様?が一体。

宇佐神社

神社が鎮座する二塚の地名は、周辺にあった2つの古墳による。
神社のすぐ東に位置するおまる塚古墳。

宇佐神社

神社の南東に位置するびわ塚古墳。形が琵琶に似ていたからというが、今ははっきりした形状を確認できない。
神社参拝のときは地域の人々によって守られてきた古墳の見学もおすすめしたい。

宇佐神社
金沢市北塚町東97

加賀金沢 尾山神社⑧

尾山神社

金沢市の尾山神社。10月の御朱印をいただいてきました。
10月は鈴の付け根が梅鉢紋となっている。鈴は天の岩戸の前で天鈿女命が舞ったときにも持っていた神聖な祈りの道具

尾山神社

来月には七五三。神社が賑わう季節になる。

尾山神社

平日の境内は外国からの観光客のほうが多いくらいだ。

尾山神社

境内には加賀藩の和算学者で西洋数学を研究・普及に尽力した関口開氏の顕彰碑が立てられている。

尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1

能登志賀 松尾神社

松尾神社

石川県志賀町に鎮座する松尾神社。御祭神は大山咋命、玉依比売命。
承和元年(834)に山城国松尾神社(松尾大社)から勧請されたといい、茅葺きの拝殿は県内でも珍しい。

松尾神社

町居ほか二町の惣社として崇敬を集めてきた。

松尾神社

奧の丘に上には北陸観音霊場でもある松尾寺。松尾寺は松尾神社の別当寺として古来管理してきたものと思われる。
それにしても神社と寺の名前が同じ場所も珍しい。

松尾神社

重要文化財になっている本殿は中にあって見られなかったが、拝殿を見るだけでも一見の価値のある神社である。

松尾神社
石川県羽咋郡志賀町町居カ4

加賀能美 石部神社

小松市に鎮座する石部神社。延喜式内社の比定社で、加賀国府があったときは府南社と言われ加賀国惣社であった。地名の古府は加賀国府があったことに由来し、国府の南に惣社があったため府南社という。御祭神は櫛日方別命。

参道入口の社標柱。「加賀国惣社府南延喜式内石部神社」と書かれている。

神社は旧加賀国府に向かって北向きに鎮座する。

鳥居をくぐると右手に由緒書がある。

階段を上っていくと、やがて参道は左に折れる。社殿は西北向き。

拝殿に参る。

社前で神社総代の方を待つ。兼務社であるため御朱印はないものと思っていたが、ある時総代の方に連絡すればいただけることを知った。こういう取得方法は初めてであったが、そういうこともあり実は神社に参拝するのは三度目である。一度目は御朱印はないと思って参拝。二度目は御朱印をいただこうと参拝して電話したものの留守。今回あらかじめ書いたものをいただいたのだが、少し大きかったので縮小して御朱印帳に貼った。総代の方と地元ということもあり、しばし話をさせていただいた。何でも今年は春頃から月に2、3人は御朱印を授与しているという。ネットにもほとんど情報がないのにどこで知ったのか。駅からも遠い交通の不便な場所であるが、なんでも小松市内から歩いてきた方もいたとか、神社参拝が目的だったのか御朱印授与が目的だったのか分からないが全く驚きである。

古府町にはもう一社白山神社がある。そちらに参拝する方はまれのようだが、私は先にそちらも参拝してきた。境内に石造の古い神明社があった。お隣の福井県ではよく見かけるが県内ではとても珍しい。

石部神社
石川県小松市古府町カ169

加賀金沢 金沢神社⑨

金沢神社

金沢神社の天神月次祭に行ってきました。9月の祭礼日は日曜日に重なったためか宮司は留守のようで、女性が書いていました。ということで、いつもとは違う墨書きとなっています。「天神月次祭」の文字も今日は例祭日で「秋季祭」となっています。

金沢神社

本殿前に旗が立っていました。

金沢神社

金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3

能登穴水 中居キリコ祭り

8月最終の土曜日、雨の合間を縫うように奇跡的な天候となりました。雨のおかげで暑さも一休みです。
穴水町中居に鎮座する神杉伊豆牟比咩神社の夏季例大祭として開催される中居キリコ祭りにやってきました。

夜7時過ぎ、神社の拝殿に集まった氏子の清め神事が始まりました。

祝詞も終わると、拝殿から神輿が引き出され、

神の道として提灯が並べられる。

真っ暗の中、神が神輿に遷座される。

出発前に神社前で氏子たちの直会が始まる。長い夜の始まりだ。

神輿を先頭にキリコが街中を引き回される。

当地のキリコ祭りが他地域と異なるのは、各家が道路沿いの部屋を開放して、神を迎えるために日本酒に灯籠、背後に絵屏風や金屏風を立て、生け花や盆栽を飾るということ。別名「屏風まつり」とも言われ、独特の雰囲気を醸し出す。

神職が屏風を背後に家に上がり、神輿に乗った神様を迎える。

飾りや屏風は各家によって違っており、それを見て回るだけでも楽しめる。

神輿は各家に到着すると、中居ばやしが唄われる。屏風と中居ばやし、この祭りの最大の魅力と言えよう。

10時過ぎになると町の中程まで進んできて、神輿とキリコは休憩となる。
日詰川のほとりで柱松明に火がつく。松明が海側に倒れれば豊漁、山側に倒れれば豊作という。

松明が消える頃、神輿とキリコはさらに山側へと進んでいった。

中居キリコ祭りはキリコの勇壮さはないものの、屏風と中居ばやしの醸し出す幽玄な雰囲気を感じられる祭りでした。

中居キリコ祭り日程
8月最終土曜日
19:00~ 神社で神事
19:40~ 神社前で直会
20:00~ 神輿が神社を出発、麓でキリコが合流する
20:20頃 日詰川のほとりで柱松明に点火
1:00頃 神社に帰着

加賀金沢 尾山神社⑥

尾山神社

金沢市の尾山神社。8月の御朱印をいただいてきました。8月は花火の中心に剣梅鉢紋がデザインされている。

尾山神社

今日は暑かった。

尾山神社

天頂には雲一つなく、太陽を遮るものはない。

尾山神社

参拝者もちらほらいましたが、時間帯によっては拝殿前は無人になることもありました。

尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1

加賀金沢 田井菅原神社③

金沢市の田井菅原神社。御祭神は菅原道真公。

今日はかなざわまち博の御神宝めぐりに参加するため参拝しました。
ここは現宮司のお父さんの前宮司のお住まいであったが、亡くなってから常駐ではなくなった。
現宮司は牛坂八幡神社に住まいされているので、神社の御朱印は予約でもしない限りいただくのは難しくなった。

今日は参加者10数名で、神社に伝わる古文書を惜しげもなく見せていただいた。
正月に飾られる藩主に献上された鏡餅の彩色の絵巻などは、実際に見ると感動する。

古文書の後、拝殿の奉納物などを説明していただいた。
加賀八家のひとつ横山家が明治になって奉納した額。道真公と道明寺の関わりを描いているようだ。

特に貴重なのは明治に田井小学校から奉納された額。おそらく学問の神に「読み・書き・そろばん」の上達を願ったものではないかという。今は「読み」の本と「書き」の筆しか残っていないが、中央に「そろばん」があったのではないかという。確かに珍しい額である。

能登能登島 伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

七尾市能登島に鎮座する伊夜比咩神社。7月の最終土曜日に日本三大火祭りとも言われる例大祭、向田の火祭りが行われる。
午後6時、まだ明るい境内にはキリコが勢揃いしている。

新潟県の彌彦神社の御祭神伊夜比古神が、年に一度向田の伊夜比咩神を訪ねて逢瀬を楽しむという祭りらしい。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

拝殿の中央には神輿が準備されていた。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

神様がお入りになる前に見せていただく。扉がなく、中央の心柱のみの神輿は珍しい。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

柱松明を見に行く。神社からまっすぐ延びる道路を崎山公園に向かう。
道路沿いには箱キリコが立てられ、地元の園児や児童による絵が描かれている。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

崎山公園に着くと、神輿着座の台があった。泥団子に何かの葉を刺したものが無数に並べられている。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

柱松明は30メートルほどあるそうだ。近づいてみると大きさに圧倒される。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

神社に戻り暗くなるまで待機する。
暗くなり始めるとキリコに火が灯る。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

午後8時神事が始まる。
神様が神輿に遷され、神輿が先導して渡御が始まる。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

キリコは神輿が進む明かりということで、神輿を先導するのが一般的だが、ここでは神輿が先導する。
神輿は進んだり戻ったりしてなかなか進まない。神輿だけは崎山公園の前を過ぎてどこかを回ってから戻ってきた。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

神輿とキリコは柱松明の周りを7周する。キリコは車が付いているのでここまでは引いてくる感じだったが、柱松明の周りは砂地なので、時々持ち上げて進む。

周回後、神輿は着座し、キリコは来た道に並ぶ。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

手松明を持った人たちが柱松明の周りを回る。
手松明が消えないようにグルグル回す。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

午後10時頃、手松明が柱松明に投げ込まれ点火。みるみるうちに柱松明が燃え上がる。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

今日はほぼ無風だったので長い間燃えていました。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

火柱は天に向かって激しく燃えさかり、息をのむ光景でした。
これだけ激しく燃えても、先端に付けられた御幣は燃えません。不思議です。

伊夜比咩神社例大祭・向田の火祭り

今年は海側に倒れたので「豊漁」と出ました。ちなみに山側に倒れると豊作。
柱が倒れると先端の御幣を青年団が奪い合う。それから青年団総出でオオギと呼ばれる中心の心材、オオギを支えるサシドラを火の中から引きずり出す。オオギとサシドラは2、3年使い回すそうだ。

伊夜比咩神社
七尾市能登島向田町115-26

能登七尾 大地主神社夏季例祭 七尾祇園祭

大地主神社

七尾市の大地主神社の夏祭り、七尾祇園祭に行ってきました。昼過ぎまでは雨が降ってきたが晴れたこともあり、涼しく人出も多かった。

祇園祭という名称からもわかるように、かつて牛頭天王を祀り、今は須佐之男命を神輿に乗せて悪霊退散と幸福を願う祇園会のひとつである。昨年日本遺産に認定された「灯り舞う半島 能登~熱狂のキリコ祭り~」を構成する1つの祭りでもある。

大地主神社

七尾祇園祭には11基の奉燈(七尾ではキリコのことは奉燈と呼ぶ)が出る。
山王町の奉燈は大地主神社の前からスタートする。

大地主神社

重いものは2トンにもなる奉燈を50人で力一杯担ぐ。
「サカサイ、サカサッカイ」とかけ声とともに、時々奉燈を持ち上げる。

大地主神社

上には囃子を奏でる子供たちが乗る。時々持ち上げられて楽しそう。

大地主神社

山王町の奉燈は神社前を1周、道路に出て折り返し、町内会館で小休憩。

大地主神社

他の奉燈を探しに出ました。辺りは暗くなり始めて、奉燈の灯りがきれい。

大地主神社

仮宮にやってきました。仮宮の後ろには露店も出ている。

大地主神社

仮宮には神輿がすでに到着している。

大地主神社

奉燈は町内の狭い路地も慎重に通っていく。

大地主神社

20時半頃から仮宮前に奉燈が1基ずつ入ってきて乱舞する。

大地主神社

奉燈が揃う(11基のうち1基は大きすぎて仮宮前まで来られず途中待機)と仮宮の背後に花火が上がる。
奉燈の上に花火が上がるのは景色がいい。

そこから大地主神社への還御が始まったが、今回はここで帰ってきた。

七尾祇園祭日程
開催日:7月第2土曜
15:30 大地主神社で出御祭
16:00 大地主神社から神輿出発
18:00~ 奉燈の巡行開始
18:30 山王町の奉燈が大地主神社前でまだらを披露し出発する
20:20~ 仮宮の前に奉燈が集まり始まる
21:30 奉燈の集合が完了し、清祓い神事が終わると港(仮宮後方)に花火が上がる
21:40~ 花火終了後、1番奉燈から仮宮を出発し、最後に神輿が続き大地主神社に還御する
23:30 大地主神社で還御祭。11番奉燈がまだら披露

大地主神社
石川県七尾市山王町1-13

加賀一の宮 白山比咩神社④

白山比咩神社

加賀一宮の白山比咩神社。白山から下山して、時間もまだ早かったので帰りに寄りました。
今回いただいた御朱印は「白」が崩し字でいつもとは違った雰囲気です。

白山比咩神社

今日は麓の一の鳥居から参拝しました。

白山比咩神社

長い参道を登って社殿に向かいます。

白山比咩神社

今日は拝殿前に茅の輪くぐりが準備されていました。
そういえば、まだこの時期に訪れたことはありませんでした。茅の輪くぐりに躊躇する人たちを横目にさっさとくぐって参拝します。

白山比咩神社

今日の白山頂上は11度だったらしいですが、風もありましたので体感温度は一桁でした。
打って変わって下界は35度を越え、耐えがたいほどの気温でした。

白山比咩神社
石川県白山市 三宮町ニ105-1

白山山頂 白山比咩神社奥宮③

白山比咩神社

3回目の白山登拝に行ってきました。週末登拝の予定をしていたところ、日曜日に向け梅雨前線にともなう低気圧が近づいてくるということで土曜日早々に登り、早く下山することにしました。

白山比咩神社

白山比咩神社奥宮の御朱印は室堂の祈願殿でいただけます。来年2017年の白山開山1300年に向けて祈願殿は建替中ですが、プレハブで開いています。営業期間は7月1日の開山祭から8月31日の閉山祭まで。

祈願殿では御朱印帳1冊につき1個のみ御朱印がいただける。書き置きや色紙は書いてもらえないので、今回も2冊持って行った。印は4種類あり、上は1、下が4となる。何も言わなければ墨書きは「霊峰白山」になる。

白山比咩神社

通行規制前なので別当出合まで自動車で上る。梅雨前線の接近で薄暗いが4時40分出発する。

白山比咩神社

途中、明るくなってきたものの、やはり雲は厚い。今年は雪が少なく、参道に雪はほぼない。花も例年に比べて2週間以上早まっているため、高山植物を楽しみながら登る。

白山比咩神社

エコーラインと南竜ヶ馬場の分岐まで来ると、霧がひどくなってきた。
さらに進むと風も強い。

白山比咩神社

室堂に到着したのは8時20分。前回よりも順調にここまで来た。トレーニングの成果が出ている。
祈祷殿も濃霧に霞んでいるが、すでに内装工事に入っている。

白山比咩神社

祈祷殿の裏にまわるとたくさんのクロユリが咲いていた。これを見ただけでも登ってきた甲斐がある。

白山比咩神社

今回は濃霧だったこともあり、ここまでにして祈祷殿に詣って下山する。

白山比咩神社

別当出合口に到着したのは12時。下山途中、天候は一時的に回復したが、数時間でやはり崩れてきた。
来年は開山1300年、良い天候に登りたい。

白山比咩神社祈祷殿
白山室堂(2450m)
白山比咩神社奥宮
白山御前峰頂上(2702m)

能登穴水 平野八幡神社

平野八幡神社

穴水町の平野八幡神社。御祭神は八幡神である応神天皇、神功皇后、仲哀天皇。
穴水城主長谷部信連の祈願所として創立されたという。

平野八幡神社

朱色の鳥居をくぐり

平野八幡神社

階段を上って本殿に向かう。

平野八幡神社

拝殿は閉じていたが、中を覗くと複数の絵馬が奉納されていた。

平野八幡神社

神社に隣接して社務所兼自宅があり、老夫婦が住んでいるようだったが、御朱印は授与されていなかった。

平野八幡神社
石川県鳳珠郡穴水町平野1-2

能登当目 岩井戸神社

岩井戸神社

能登町の岩井戸神社。祭神は大己貴命、岩衝別命、菊理姫命。
かつて「猿鬼の宮」と呼ばれ、悪さを繰り返した猿鬼を退治して祀ってあったという。当社の御祭神が猿鬼(老ヒヒ)の目を弓矢で射て退治したところということで当地は当目(とうめ、めにあたる)となったともいう。白山神社を合祀して菊理姫命が御祭神になったようだ。

猿鬼伝説の概略はこうだ。岩井戸という洞窟に棲んでいた猿鬼(老ヒヒ)が村々を荒らし回るので、神々は氣多大社大明神を大将に(神社由緒書では当社御祭神となっている。御祭神は同じ大己貴命ではあるが、勧請の前か後か不明)、三井の大幡神杉姫(大幡神杉伊豆牟比咩神社の御祭神)を副将として退治することになった。まず、神々が兵を寄せた所が「駒寄」、猿鬼の体に漆が塗ってあり弓矢がたたず後退した所が「神和住」、神杉姫が筒矢で射よとお告げをうけた所が「歌波の浜」、毒を採取した所が「千毒(千徳)」、目に矢が当たった所が「当目」、その黒い血が流れた所が「黒川」と「五十里」、おおばこで傷の手当てをした所が「大箱」、猿鬼の首を埋めた所が「鬼塚」、その霊を祀って祠を建てた所が「猿鬼の宮」といわれる。

この伝説から推測すると、当宮は猿鬼の霊を鎮めるための社で、大己貴命は後に伝説により勧請したものと考えるのがよさそうだ。能登には他にも猿鬼伝説の残る神社は多く、村に外からの人を寄せ付けないための噂だったのかもしれない。

岩井戸神社

山あいに田畑の広がる集落の道沿いに神社は鎮座する。

岩井戸神社

鳥居をくぐり、神社は川に向かって参道が下がっていくという珍しい形だ。

岩井戸神社

階段を下りていくと第二鳥居があり、向こうに社殿が見える。

岩井戸神社

川にかかった赤い橋を渡って対岸の社殿に至る。

岩井戸神社

拝殿に詣る。

岩井戸神社

社殿の左側、山側を進むと岩が向きだしで下が窪んだ場所があった。
境内に「岩屋堂」と呼ばれた洞窟があり、そこに猿鬼が住んでいたというが、ここがその場所か。穴は埋められたのか、元々ないのか。

岩井戸神社

周辺には猿鬼伝説に由来する地名が数多く残る。
岩井戸神社の南の集落「一布」は、神杉姫が白い布を身にまとって踊り、岩井戸と呼ばれる洞窟に潜んだ猿鬼をおびきだした。その時にまとった一級品の布を献上した村に与えられた名前という。

岩井戸神社

岩井戸神社の北の集落「駒寄」は、大将を一ノ宮大明神、副将軍を大幡神杉姫とする神軍が馬をつなぎ兵を挙げた拠点の村という。旧岩井戸村の役場が置かれた里の中心地だったらしい。

岩井戸神社

駒寄のさらに北の集落「黒川」は、神杉姫に毒矢で目を射られた猿鬼が、名刀鬼切丸で首を切られ傷口から流れ出した黒い血が黒々と川となって流れた地名という。

岩井戸神社
石川県鳳珠郡能登町柳田字当目55字39番乙丙地

加賀金沢 金沢神社⑥

金沢神社

今月も金沢市の金沢神社の天神月次祭の御朱印をいただいてきました。
週末のためか、いつもの神職さんではなかったので、金箔の場所が少し違っています。

金沢神社

今日は検定前日のため、いつも以上に念入りにお祈りしてきました。
月末の夏越の大祓の準備として茅の輪が拝殿前に設置されていたので、早速くぐってきました。

金沢神社

放生池の蓮はきれいに咲き

金沢神社

境内のアジサイもちょうど盛りでした。
朝方まで暴雨と風が強かったですが、参拝の間は穏やかで帰途につくとまた風が強くなってきました。

金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3