「17石川県の神社」カテゴリーアーカイブ

加賀小松 多太神社

多太神社

小松市に鎮座する多太神社。御祭神は衝桙等乎而留比古命、仁徳天皇を主祭神とし、合祀した八幡社の應神天皇、神功皇后、比咩神を配祀、合祀した西宮社の蛭兒命、軻遇突智神を配祀、その他配祀神も多い。延喜式能美郡の比定社。

多太神社

駐車場は神社北口から本殿の南側にある。表参道は西にあり、社殿も西向き。

多太神社

参道には像も多く、斎藤実盛の兜

多太神社

斎藤実盛は源平合戦の加賀の篠原の合戦で戦死、老武者と侮られないように白髪に墨を塗ったという逸話の像となっている。慰霊のため兜はここ多太神社に奉納され宝物となっている。

多太神社

松尾芭蕉像もある。松尾芭蕉は小松を通ったとき、多太神社に参拝し実盛の兜を拝観したという。

多太神社

「むざんやな 甲の下の きりぎりす」
小松の句会で芭蕉が詠んだ句碑がある。

多太神社

拝殿に参る。当社は初詣の小松七社めぐりの一社でもある。

多太神社

拝殿左に末社が並ぶ。参道に向いて南向きに一社。

多太神社

参道に向いて南向きに松尾神社

多太神社

神社北口に向いて東向きに福久宮稲荷神社

多太神社

拝殿右に授与所とその後ろに宝物館がある。無人だったが、境内にいらした氏子らしい方に伺ったところ、御朱印は書き置きがあるということで日付を入れていただいた。普段は無人で宝物館も前もって予約が必要。

多太神社

駐車場になっている本殿南には能舞台がある。

多太神社
石川県小松市上本折町72

加賀小松 須天熊野神社

須天熊野神社

小松市に鎮座する須天熊野神社。御祭神は伊弉諾尊、伊弉冉尊、櫛御気野命。初詣の小松七社めぐりの一社。

須天熊野神社

駐車場は南参道入口にある。

須天熊野神社

南参道の鳥居をくぐると左に宝物庫

須天熊野神社

宝物庫の隣に御神木アベマキが立つ。

須天熊野神社

南参道左、拝殿左に末社神明社。

須天熊野神社

拝殿前に大絵馬が飾られているが、宮司自ら絵馬を描いているようだ。

須天熊野神社

表参道は東にある。社殿は東向き。

須天熊野神社

表参道の右、池の島に末社少彦名神社

須天熊野神社

少彦名神社の池は「いぼいけ」といい、古くからイボ取りの霊水として崇拝されている。

須天熊野神社

拝殿に参る。

須天熊野神社

中央の鈴緒には鈴がたくさん付いている。

須天熊野神社

上には八咫烏の彫刻がある。

須天熊野神社

拝殿右は末社琴平社

須天熊野神社

琴平社の狛犬はひょうきんな顔をしている。見ていると楽しい気分になる。
南参道の鳥居前に社務所兼自宅があり、宮司に御朱印をいただく。

須天熊野神社
石川県小松市須天町甲1-43

加賀河北 白鳥神社

白鳥神社

津幡町に鎮座する白鳥神社。御祭神は日本武尊。日本三代実録に記載の加賀国白鳥神の比定社(式外社)。

白鳥神社

社殿は西向き

白鳥神社

2つの鳥居をくぐり拝殿に参る。白鳥大明神は雨乞の霊験で知られ、雨乞報謝の絵馬が奉納されている。

白鳥神社

幣殿でつながる本殿

白鳥神社

本殿の右には御垣内に御神木が立つ。

白鳥神社

本殿の右に神池がある。炎天下でも枯れることのなく「雨乞い池」と呼ばれる。

白鳥神社

拝殿の右前に末社天満社が鎮座する。

白鳥神社
河北郡津幡町加賀爪ヌ1

能登中島 藤津比古神社

藤津比古神社

七尾市、旧中島町に鎮座する藤津比古神社。御祭神は藤津比古神を主祭神とし、熊野速玉神を配祀する。延喜式羽咋郡の比定社。

藤津比古神社

道路沿いに鳥居が立つ。社殿は南向き。

藤津比古神社

境内には高木も多い。

藤津比古神社

本殿は国指定重要文化財だが、覆屋に入るので見られない。

藤津比古神社

冬はシートが掛けられ拝殿もよく見えないが、シートに神紋が付いている。拝殿に参る。

藤津比古神社

拝殿右の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

石川県七尾市中島町藤瀬3-128

能登穴水 穴水大宮

穴水大宮

穴水町に鎮座する穴水大宮。御祭神は田心姫命、湍津姫命、市杵嶋姫命、正一位稲荷大明神を主祭神とする。延喜式鳳至郡邊津比咩神社の論社のひとつ。

穴水大宮

社殿は東向き。社号標は「穴水大宮」と「邊津比咩神社」の2つが立つ。

穴水大宮

鳥居右に西行法師の歌碑がある。

穴水大宮

鳥居左には県内に数本しかない大砲が奉納されている。

穴水大宮

拝殿に参る。

穴水大宮

拝殿右の北鳥居を入ったところに境内社が二社。

穴水大宮

拝殿左方の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

穴水大宮
石川県鳳珠郡穴水町字大町ホ−1

加賀金沢 須岐神社

須岐神社

金沢市に鎮座する須岐神社。御祭神は鹿島坐健御賀豆智命、香取坐伊波比主命、枚岡坐天児屋根命、比売大神。延喜式加賀郡の比定社。

須岐神社

社殿は北向き。往古須岐神社境内に赤浜八幡神社が創建され、両社が併存していたのを明治期に合併したときに須岐神社で統一したという。が、御祭神は春日大神であり、八幡大神がいないのはなぜか。

須岐神社

社前の道路は車がすれ違えないほど狭いが、参道はあったのだろうか。2016年に御鎮座千三百年を迎える看板が立つ。

須岐神社

拝殿に参る。

須岐神社

左の狛犬は逆立ち狛犬になっている。

須岐神社

戦後には奉納能も催行されていたようだ。

須岐神社

拝殿右の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

須岐神社

社殿背後はすぐ土手となり、浅野川が流れている。

須岐神社
石川県金沢市東蚊爪町ホ100甲

加賀金沢 田井菅原神社 献上鏡餅

田井菅原神社

正月に田井菅原神社にやってきた。

田井菅原神社

境内社にも正月らしい供物が供えられている。

田井菅原神社

今日の目的は拝殿の中に

田井菅原神社

第12代藩主前田斉広公の初めてのお国入りを祝って献上された鏡餅が飾られている。鏡餅は三点セットで、中央が床飾り餅、右が蓬莱飾り、左が櫓餅といい、米俵約5個半使用される。現在は蠟製の模倣品で、年末に氏子の協力で設置される。全国的には白のみの鏡餅であるが、金沢近郊では紅白2色が一般的で、上が紅、下が白である。献上された鏡餅はその逆なので、藩主に遠慮して民は逆に飾ったともいう。通常小正月の15日までに徹下される鏡餅であるが、当神社では縁起物に広く触れてほしいという意図から1月末頃まで飾られている。

田井菅原神社
石川県金沢市天神町1丁目3−20

加賀金沢 宇多須神社奥宮

宇多須神社奥宮

卯辰山の中腹に鎮座する宇多須神社の奥宮。

宇多須神社奥宮

社名標には「懸社宇多須神社奥社」と書かれる。古鏡の浦面に卯と辰の模様があったので、卯辰山神として当地に卯辰治田多聞天社として創建された。

宇多須神社奥宮

最後は階段を上って奥宮に至る。

宇多須神社奥宮

奥宮に参る。

宇多須神社奥宮

奥宮周辺からは眼下に市街と遠く日本海を臨める。6月に麓の宇多須神社から奥宮へお帰りになる「お上がり」神事、9月に宇多須神社にお帰りになる「お下がり」神事という神輿渡御行列が今も続いている。

宇多須神社奥社
金沢市卯辰町

加賀金沢 久保市乙剣宮

久保市乙剣宮

金沢市に鎮座する久保市乙剣宮。御祭神は素戔嗚命。

久保市乙剣宮

社殿は南向き。境内は駐車場にもなっている。

久保市乙剣宮

鳥居の右に泉鏡花の句碑が立つ。当地は泉鏡花生誕地であり、神社斜め向かいの生家跡に泉鏡花記念館が建つ。

久保市乙剣宮

拝殿に参る。

久保市乙剣宮

本殿の右に神社のシンボルでもある大ケヤキが立つ。

久保市乙剣宮

拝殿右に境内社の稲荷社。

久保市乙剣宮
石川県金沢市下新町6−21

加賀金沢 湯涌稲荷神社

湯涌稲荷神社

金沢市の奥座敷湯涌温泉に鎮座する湯涌稲荷神社。御祭神は稲荷大神。

湯涌稲荷神社

薬師堂の裏にあり、元は薬師堂の鎮守だったと思われる。

湯涌稲荷神社

本殿に参る。

湯涌稲荷神社

御朱印に自分で押せるように印鑑が用意されている。

湯涌稲荷神社

当神社が有名になったのは湯涌温泉がモデルのアニメ「花咲くいろは」によってであり、劇中に登場するぼんぼり祭りがこの神社の神事として実際に行われるようになったからである。

体育の日周辺に開催される本祭には、神迎え行列や境内の願い札が玉泉湖でお焚き上げされて盛り上がる。

湯涌稲荷神社
石川県金沢市湯涌町イ145

加賀金沢 上野八幡神社

上野八幡神社

金沢市に鎮座する上野八幡神社。御祭神は応神天皇。石動山天平寺の空山が天平寺守護神の八幡神を祀ったのが創始という。

上野八幡神社

社殿は南向き。

上野八幡神社

鳥居をくぐると芭蕉の句碑が立つ。

上野八幡神社

拝殿に参る。

上野八幡神社

拝殿右の社務所兼自宅で御朱印をいただく。社叢は杉が多いが、社務所前の三本の杉は根元がつながって神威を感じる。

上野八幡神社
金沢市小立野2丁目4-1

加賀金沢 猿丸神社

猿丸神社

金沢市に鎮座する猿丸神社。御祭神は猿丸大神。平安時代の三十六歌仙で有名な猿丸太夫が当地に逗留していた旧房の跡に神社があるという。

猿丸神社

境内は西向き。境内は樹齢数百年のケヤキなどに覆われている。

猿丸神社

階段を上がると鳥居をくぐり拝殿へと向かう。

猿丸神社

拝殿に参る。

猿丸神社

神社は老杉に鉄釘を打込んで呪詛する丑の刻詣りの所として知られ、拝殿と本殿の間にあったそうだが現在は枯死した。

猿丸神社

本殿の右に境内社の稲荷神社、朱色の鳥居と小さな石祠がある。

境内の裏に自宅があるので訪ねたが留守だった。夕方六時過ぎに再訪して夕食の途中であったが御朱印に対応していただいた。

猿丸神社
石川県金沢市笠舞3丁目23−15

加賀金沢 藤棚白山神社

藤棚白山神社

金沢市に鎮座する藤棚白山神社。御祭神は伊弉諾尊を主祭神とする。

藤棚白山神社

社殿は南向き。一際高いクスノキ、明治19年の犀川の氾濫で社地過半を流失し、現在地に遷座した頃にはすでに自生していたという。

藤棚白山神社

鳥居をくぐり、社名にもなっている藤棚をくぐって拝殿に至る。

藤棚白山神社

「八房の藤」の碑は俳人麦水の観藤の句が書かれている。

藤棚白山神社

拝殿に参る。拝殿右隣の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

藤棚白山神社

拝殿後ろに本殿が連なる。

藤棚白山神社
金沢市城南2丁目6-35

加賀金沢 神明宮

神明宮

金沢市に鎮座する神明宮。御祭神は天照皇大神、豊受姫大神。

神明宮

国道157号線に面し、社殿は東向き。

神明宮

境内には樹齢1000年を越える大ケヤキが中央に空高く枝を広げている。

神明宮

拝殿に参る。右隣の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

神明宮

境内社は拝殿の左に蛭児太神宮、御祭神は事代主神かな?

神明宮
石川県金沢市野町2丁目1−8

加賀金沢 泉野菅原神社 信長公祭

泉野菅原神社

金沢市に鎮座する泉野菅原神社。六斗の広見では野町街道まつりが開催されていた。

泉野菅原神社

主祭神は菅原道真公だが、県内では唯一織田信長公を祀る。というのも、泉野菅原神社は隣にあった玉泉寺の鎮守社で、玉泉寺は2代藩主前田利長の正室であった永姫の菩提寺。永姫は信長の四女とも五女とも言われる。利長の死去にともない高岡から金沢へ越してくる。江戸幕府がまだ盤石とは言えない情勢の中、信長を公に祀るのは憚れたため菅原道真公を主祭神とし、秘かに祀ったと考えられている。

泉野菅原神社

本殿は平成12年に焼失、昨年再建が叶い、春に還座祭が行われて以降初めての信長公祭となる。人が集まってきている。

泉野菅原神社

新築の真新しい社殿で、浦安舞の神事から祭りが始まる。

泉野菅原神社

拝殿と本殿が一体となった社殿で神事が続く。

泉野菅原神社

一通り神事が終わって社殿に入ることができた。神前に供えられた供物。

泉野菅原神社

織田信長画像は滅多に公開されない宝物。祭りに合わせて公開された。

泉野菅原神社

再建叶って氏子の方々のご苦労も報われただろう。

泉野菅原神社

続けて四條流の包丁式が行われた。包丁式は包丁と箸を使って一切手を触れないように鯉や鶴をさばく儀式。

泉野菅原神社

包丁式でさばかれた鯉も神前に供えられた。

泉野菅原神社
金沢市野町3丁目15-8

加賀金沢 諏訪神社

諏訪神社

金沢市に鎮座する諏訪神社。御祭神は建御名方命、誉田別命。

諏訪神社

寺町通りに面し、社殿は南向き。

諏訪神社

鳥居をくぐると両側に狛犬。右の狛犬は逆立ち狛犬になっている。

諏訪神社

拝殿に参る。隣の社務所兼自宅を訪ねるが留守だった。

諏訪神社

境内社は稲荷社が一社。

諏訪神社
金沢市寺町5丁目2-41

加賀金沢 闕野神社

闕野神社

金沢市に鎮座する闕野神社(がけのじんじゃ)。御祭神は天照皇大神、菅原大神。

闕野神社

寺町通りに面し、社殿は南向き。

闕野神社

社名は昔泉野の新村領地を開墾した闕野伊右衛門が創始した神明宮を当地に遷座したもので、その姓をもらい改称した。

闕野神社

拝殿の扁額は今も「神明宮」のままだ。拝殿に参る。
隣の社務所兼自宅で御朱印について尋ねるも授与されていなかった。

闕野神社
金沢市寺町1丁目6-50

加賀金沢 波自加彌神社

波自加彌神社

金沢市に鎮座する波自加彌神社。国内唯一の香辛料の神、波自加彌神と正八幡神を祀る。

波自加彌神社

旧北国街道沿いの二日市の町並み、社名標を右に東へ向かうと本社、まっすぐ北に向かうと里宮がある。

波自加彌神社

細い路地を中へ

波自加彌神社

里宮に参る。隣の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

波自加彌神社

その後社名標まで戻り、本社に行く。八幡山の麓、河原市用水に架かる橋を渡る。

波自加彌神社

階段を上がる。最初は東へ向かうが、折れて北に向かう。社殿は南向き。

波自加彌神社

拝殿に参る。雨の降った曇天の元では薄暗い。

波自加彌神社
石川県金沢市花園八幡町ハ165

加賀金沢 田井菅原神社

田井菅原神社

金沢市に鎮座する田井菅原神社。御祭神は菅原道真公。

田井菅原神社

田井郷の十村役であった田邊家の邸内社として祀られたのが最初で、明治以降は田井郷の鎮守として近在の人々に崇拝されてきた。住宅地の中にあるため、社前の道路は狭く、参道も鳥居をくぐり東に進み、左にカーブするように拝殿に至る。

田井菅原神社

手水舎の後ろにご神木があり、

田井菅原神社

その根元に芭蕉の句碑がある。
風流の はじめや奥の 田植頃

田井菅原神社

大国主命を祀る境内社が一社。

田井菅原神社

拝殿は東向き。その後ろに本殿がある。

田井菅原神社

拝殿にはたくさんの奉納額が掛けられている。

御朱印を横の社務所でいただく。数年前に宮司が亡くなり、その奥さんに書いていただいたが、現宮司の息子さんは牛坂八幡宮のほうに住んでいるらしい。今後は御朱印をいただくのが難しくなりそうだ。

田井菅原神社

秋祭りが近かったのか、拝殿には獅子舞の獅子頭が祀られていた。耳が小さく、形状は波自加彌神社に見られる古い形式に似ている。

田井菅原神社
石川県金沢市天神町1丁目3-16

加賀金沢 椿原天満宮

椿原八幡宮

金沢市に鎮座する椿原天満宮。御祭神は菅原道真公。

椿原天満宮

金浦郷の総鎮守産土神であった神社は、小立野台地の麓から台地斜面を利用して建てられている。

椿原天満宮

社殿は北西向き。長い階段を上って拝殿に至る。

椿原天満宮

右の狛犬は逆立ちとまではいかないが後ろ足が浮いている。

椿原天満宮

口に何か付いていると思ったら、蝉の抜け殻が・・何もこんなところで孵化しなくてもと思うが、ツキがありそうだ。

椿原天満宮

拝殿に参る。

椿原天満宮

拝殿の後ろ石垣の上に本殿は鎮座する。当地は神社が遷座する前は一向一揆の砦、椿原山城があった。金沢城にあった尾山御坊の北東の守りの要である。

椿原天満宮

拝殿右に境内社の稲荷社。

椿原天満宮

稲荷社が下ってくると「がっぱの神様」と呼ばれる石塔が立っている。がっぱとは、方言で頭にできた湿疹のことで、がっぱの子の親がここにお参りして全治するとおはぎ餅を供えてお礼参りをしたという。

階段途中の左手に社務所兼自宅があり、そこで御朱印をいただいた。今日は宮司が留守であったので書き置きに日付を入れていただく。

椿原天満宮
石川県金沢市天神町1丁目1−13

加賀金沢 春日神社

春日神社

金沢市に鎮座する春日神社。御祭神は武甕槌命、經津主命、天児屋根命、比咩大神のいわゆる春日大神。

春日神社

社業はケヤキ、タブノキ、クロマツなど金沢市指定保存樹林となっている。

春日神社

拝殿に参る。拝殿の右にある社務所兼自宅で御朱印をいただく。

春日神社

拝殿の前の狛犬は右が逆立ち狛犬になっている。

春日神社

拝殿から左に朱色の鳥居が並ぶ。

春日神社

鳥居の先は境内社の出世稲荷神社

春日神社
金沢市増泉2丁目1-1

加賀金沢 中村神社

中村神社

金沢市に鎮座する中村神社。御祭神は武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比咩大神の春日大神。

中村神社

社殿は南向き。社叢の中の参道を拝殿へと向かう。

中村神社

拝殿に参る。

中村神社

拝殿は金沢城二の丸御殿の能舞台の遺構で、卯辰山の招魂社社殿として放置されていた建物を移築した。

中村神社

剣梅鉢紋の彫物もあり、能舞台であった頃を偲ばせる。隣の社務所兼自宅で宮司の奥さんに御朱印をいただく。

中村神社
石川県金沢市中村町16-1

加賀金沢 犀川神社

金沢市に鎮座する犀川神社。御祭神は天児屋根命、比咩大神、武甕槌命、経津主命の四柱でいわゆる春日大神。
中村神社の別社として以前は「宝久寺の春日」と呼ばれ、宝久寺が別当を務めた。

犀川の右岸沿いに桜並木が続き、犀川神社の鳥居が見えてくる。

境内を避けるように道路は左右に分かれる。

社殿は東向き。拝殿に参る。

拝殿には大きな絵馬が架かっている。拝殿左の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

拝殿右に境内社の稲荷神社が鎮座する。

犀川神社
金沢市中央通町16-1

加賀金沢 安江八幡宮

安江八幡宮

金沢市に鎮座する安江八幡宮。御祭神は誉田別尊(応神天皇)、気長足姫尊(神功皇后)、玉依姫命。

安江八幡宮

此花町は旧町名を鍛治町といい、多くの刀鍛冶が住んでいたといい、現在も鍛冶に関係する神事が行われる。

安江八幡宮

鳥居をくぐって右側に境内社が並ぶ。右奥はむすびの社、御祭神は伊弉諾命、伊弉冉尊。

安江八幡宮

正面の社には石に彫られた剣を持った像が、詳細はよくわからない。

安江八幡宮

左に稲荷社。

安江八幡宮

拝殿に進む。

安江八幡宮

参道左に加賀八幡起きあがりの像がある。八幡大神の誕生の折の真紅の産衣を着けた姿を写したといい、氏子の一老翁が毎年正月に神前に献じたものを、社参の人々が愛児への健康祈願、厄払い、病気平癒のお守りとして大切したのが由来で、現在は金沢の郷土玩具のひとつとなっている。

安江八幡宮

拝殿に参る。右手に社務所があるが、普段は無人のため、左手の自宅を訪ねて御朱印をいただく。

安江八幡宮

相殿には天御中主命、安徳天皇を祀る金沢水天宮が鎮座。拝殿内には13代藩主前田斉泰公真筆の「水天宮」の額が掛かり、久留米水天宮の分霊を祀っている。

安江八幡宮
石川県金沢市此花町11-27

加賀金沢 市姫神社

金沢市に鎮座する市姫神社。御祭神は大市比売神、事代主神、大国主神。神社の道路向かい側には近江町市場があり、市場の氏神になっている。

境内は南向き。周辺環境の変化のせいか境内はかなり手狭になっている。

拝殿に参る。

拝殿背後の本殿。拝殿右の社務所兼自宅で御朱印をいただく。

市姫神社
石川県金沢市尾張町2丁目2−22

加賀金沢 豊国神社

豊国神社をはじめとした三社が卯辰山の中腹に鎮座する。

花菖蒲苑から参道が延びる。入口の鳥居の社名標は「愛宕神社」、扁額は「卯辰山三社」

千杵坂を上ると参道は右に折れる。その角に日暮ヶ丘という見晴らしの良い場所があり、遠く金沢城も臨める。藩政期、凶作で米買い占めが起こった際、町人が二晩にわたって金沢城に向かい「米よこせ」と叫んだ安政の泣き一揆の場所と推定されている。

三之坂を上ると瀧ヶ丘、右手に安達幸之助の碑。

二之坂を上ると威泉ヶ丘、右手に北越戦争戦死者の碑が連なって建つ。

最後の一之坂を上ると景雲台と呼ばれる境内。

境内に入ると左手に「業平の井筒」がある。謡曲「井筒」に由来する井戸であり、本来は奈良県の在原寺にあったものだが、幕末にこの地に移されたという。

階段を上った正面の社は卯辰神社。拝殿に架かる扁額は「天満宮」。御祭神は菅原道真公。

左手の奥に愛宕神社。御祭神は火の神愛宕大神。

右手に豊国神社が鎮座。御祭神は豊臣秀吉公。卯辰山王と称して秘かに豊臣秀吉公を祀った。表向きは卯辰観音と呼ばれ、藩政期は観音院の神事能が催された。神仏分離により幾度かの遷座で現在地に至る。

由緒ある社なので御朱印があるかと思っていたが、現在は市姫神社の兼務社であり、尋ねたところ授与していないと確認した。

豊国神社・卯辰神社・愛宕神社(卯辰山三社)
金沢市東御影町93

加賀金沢 宇多須神社

金沢市に鎮座する宇多須神社。御祭神は高御産巣日神、大国主神、八重事代主神、市杵嶋姫神、大山祇神、豊受大神、武甕槌神、少彦名神、宇迦之御魂神、毘沙門天、崇徳天皇、前田利家公と多い。

東山茶屋街の奥、卯辰山の麓に鎮座する。社殿は西向き。

右の狛犬は金沢でよく見られる逆立ち狛犬になっている。

拝殿に参る。

拝殿右の社務所で御朱印をいただく。

宇多須神社は卯辰村にあったという治田多聞天の流れを組み、現在も毘沙門天を祀り、御朱印にも毘沙門天の神使というムカデが押される。藩政期には藩祖前田利家公を祀るために高岡守山の物部八幡社を遷座し、卯辰八幡宮と称し、尾山神社に利家公が遷座さてから卯辰神社と称した。平成16年に再び尾山神社から利家公の御分霊を遷座した。

拝殿の左側から裏に回る。

本殿の左には前田利常公の酒湯をとった井戸。藩政期の藩主前田家の崇敬の名残は今も残る。

宇多須神社
石川県金沢市東山1丁目30−8

加賀金沢 小坂神社

金沢市に鎮座する小坂神社。御祭神は天兒屋根命、武甕槌神、比咩大神、經津主神。

卯辰山への北西の上り道の麓に鎮座する。

一の鳥居は車道側に建つが、二の鳥居、三の鳥居は階段の途中に建つ。

長い階段の途中、拝殿の一段下の平場に、左側に稲荷社

右に天神社

黒澤社がある。

拝殿に参る。

拝殿前の右の狛犬は金沢市内でよく見られる逆立ち狛犬になっている。

拝殿の後ろに本殿。金沢の春日さんと言われるだけある朱色の社殿。

本殿の狛犬は犬のようなかわいい顔をしている。

小坂神社
石川県金沢市山の上町42−1

加賀河北 賀茂神社

賀茂神社

賀茂神社は、京都の中賀茂社を北陸道越前・越中・越後の層鎮守として、御所村に遷座したと伝わる。孝謙天皇の世に英田郷加茂村に遷座、平城天皇の世に、金津庄鉢伏、続けて現在の横山の地へ遷座される。平城天皇の勅願所として境内地を給わる。延喜式内社で、御祭神は賀茂別雷神、貴布根神、天照大神である。

今は夏祭りの季節で週末は忙しいらしい。日曜日から3日間通ってようやく御朱印を入手した。よって、以下の紹介写真は日曜日のもの。

賀茂神社

平成10年に社殿と大鳥居を新調したので新しい。

賀茂神社

社号標は若槻禮次郎元総理大臣。どういう関係だったのか?

賀茂神社

鳥居をくぐって石の敷き詰められた参道を歩く。

賀茂神社

手水舎の近くに「平城天皇勅願所」の碑が立っている。

賀茂神社

新調された拝殿と境内はとてもきれいである。境内を囲む社叢が外界の雑音を遮ってくれる。

賀茂神社

ふと絵馬が目に入る。「となりのテレ金ちゃん」とのタイアップの開運招福絵馬。残念ながら入手できず。

賀茂神社

参拝のあと、隣の社務所による。しかし、誰もいない。正月くらいしか開けていないのかも。

敷地内の自宅で御朱印をお願いすると、社務所まで移動して書いて頂ける。

賀茂神社

由緒書は拝殿の賽銭箱のところに置かれている。

賀茂神社

境内を見渡すと社はもうひとつ。攝末社かと思いきや、なんと平成10年に建て替えられる前の本殿だそうだ。

賀茂神社

龍神の彫り物もすばらしい。

賀茂神社

狛犬も大変古い形式で、間近に本殿を見学できるのは貴重だ。

石川県かほく市横山リ119-1
TEL.076-285-0365

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加賀河北 加賀神社

加賀神社

加賀神社は、津幡町内最高社格(県社)の神社であり、御祭神として加賀前田家五代藩主の綱紀公を祀っています。綱紀公の命日である5月9日を現在の暦に直した6月9日には、成巽閣館長も参拝され今でも前田家とつながりが深い神社です。

加賀神社

旧北陸道沿いの潟端バス停から西へ一直線に参道が延びる。

加賀神社

バス停の横には、公爵前田利為揮毫による社号標が立っている。

加賀神社

境内は思っていたよりも広くはない。

加賀神社

鳥居も道路からすぐで、その先に拝殿がある。こうして見ると他の郷社とほとんど変わらない規模です。

加賀神社

拝殿もとりわけ立派なわけでもないが、中には前田家に由来する寄贈品の写真が飾られている。

加賀神社

拝殿に掛けられた扁額は今は珍しい逆方向。

加賀神社

扁額の横には県社昇格に際して、前田家より献金があったことを示す額が掛けられている。

加賀神社

参詣後、横から裏にまわると本殿がある。今の建物は大正3年に改築されたものか。

加賀神社

裏口には諏訪神社跡が残っている。寛文12(1672)年に新開村された潟端新村の氏神として創祀されたのが「潟端諏訪神社」。御祭神は建御名方神と八坂刀売命。現在は加賀神社に合祀されている。

加賀神社

拝殿横に社務所があるが、入ろうかどうかと迷っているときにちょうど拝殿をおばあさんが掃除するために出てきました。御朱印ありますか?と尋ねると、朱印はある(つまり判子のみ)という答え。それでも良かったが、他の御朱印と並べると釣り合い取れないと考えていると、他の御朱印を参考に、筆ペンで神社名と参拝日を書いてくださりました。普段はほとんど書いていないようなので、とてもレアな一点となりました。

待っている間にいただいた由緒書を読んでいました。神社には綱紀公ゆかりの絵画や手紙が残っています。この規模の神社にしてはやはり社宝はすごいですね。

加賀神社

鳥居を入ってすぐのところに攝末社の稲荷神社が建っている。日曜日の昼下がりにしては静かな神社でした。

石川県河北郡津幡町潟端新ト10
TEL.076-288-2562