「10群馬県の神社」カテゴリーアーカイブ

上野一の宮 一之宮貫前神社

一之宮貫前神社

富岡市に鎮座する一之宮貫前神社。御祭神は経津主神、比売大神。延喜式甘楽郡の比定社で明神大社、上野国一宮。

一之宮貫前神社

境内の南方、徒歩による表参道入口に社号標

一之宮貫前神社

坂を上っていくと、階段の先に大鳥居

一之宮貫前神社

大鳥居をくぐると先に総門が見える。

一之宮貫前神社

総門の前には唐銅製燈籠。幕末の慶応元年製作で市指定重要文化財。

一之宮貫前神社

総門前の狛犬は頭が小さくシャープな姿であるが足が太く、下に重心のある感じだ。

一之宮貫前神社

総門をくぐると長い階段を下りていく。本殿へ行くのに下りていく神社は珍しい。

一之宮貫前神社

総門の左に西門があり、

一之宮貫前神社

仮殿敷地の大きな平地と、左と奥に境内社が並ぶ。

一之宮貫前神社

二十二末社。竈神社、菅原神社、沓脱神社、速玉男神社、粟島神社、春日神社、奇八玉神社、諏訪神社、八幡宮、事解男神社、咲前神社、浅間神社、高靇神社、少彦名神社、長田神社、伊邪那岐神社、八坂神社、白山比咩神社、熊野神社、水分神社、熱田神社、扣神社の22社で、社領内各地に鎮座していた末社を寛永12年に一棟の社殿に祀った。

一之宮貫前神社

末社日枝神社。社殿は寛永12年以前の旧本殿と伝わる。明治42年に近在の田島和合神社、宇田諏訪神社、坂井大臣神社を合祀し、大山咋神の他17柱を祀る。社殿の上部に朱色の塗料が残っている。

一之宮貫前神社

末社伊勢内宮、御祭神は天照大神。

一之宮貫前神社

末社伊勢外宮、御祭神は豊受大神。内宮、外宮は境内の天狗沢峰通り字伊勢屋敷に鎮座していたのを寛永12年に遷座したという。

一之宮貫前神社

下り階段の途中、左に末社月読神社。社殿は寛永12年以前の旧拝殿という。明治41年に近在の秋畑琵琶澤社久司神社、秋畑二ツ石雷電神社、秋畑裏根湯前神社、野上近戸神社を合祀し、月夜見命の他17柱を祀る。

一之宮貫前神社

階段を下りると左右に廻廊がつく楼門

一之宮貫前神社

手水舎後方に井戸がある。囲まれた場所は何に使用するところか?

一之宮貫前神社

楼門に参る。

一之宮貫前神社

拝殿と本殿は彩り豊かな彫物や組物がたくさん付いている。

一之宮貫前神社

塗り直しされて新しい状態なので、しばし見入ってしまった。

一之宮貫前神社

本殿の妻には「雷神小窓」という緑色の雷神を描いた窓があり、南方の稲含山(稲含神社)の方向を向いているという。

一之宮貫前神社

本殿左に摂社抜鉾若御子神社。

一之宮貫前神社

楼門右前の社務所で御朱印をいただく。

一之宮貫前神社

神楽殿

一之宮貫前神社

宝物殿の前に勅額鳥居。清和天皇の御宸筆による額が掲げられ、もとは田島にあったという。

一之宮貫前神社

現在の額は有栖川宮幟仁親王の御染筆の神号額が掲げられている。

一之宮貫前神社

勅額鳥居の前には勅使門。勅使参向の時のみ開かれることから「不明門」と呼ばれていたが、現在は春と冬の御戸開祭と流鏑馬祭の年三回開門される。

一之宮貫前神社

宝物館の裏には三重塔の礎石が残る。

一之宮貫前神社

帰りは境内の東方、車道参道の大鳥居をくぐる。

一之宮貫前神社
群馬県富岡市一ノ宮1535

上野下仁田 中之嶽神社・甲子大國神社

中之嶽神社

下仁田町に鎮座する中之嶽神社。御祭神は日本武尊を主祭神とし、他十六柱を祀る。

中之嶽神社

妙義公園駐車場からは妙義山の金洞山がよく見える。夕方は背後から日が差すので、朝の方が良いかもしれません。それにしても奇岩の山容に圧倒される。

中之嶽神社

南麓に赤鳥居が見える。

中之嶽神社

中之嶽神社の一の鳥居

中之嶽神社

狛犬は「甲子講」の寄進で、同じく境内に祀られる甲子大國神社の講中のようだ。関東を中心に甲子講が広がっていた。狛犬は目の周りや口、足の爪が塗られていて、まるで化粧しているみたいだ。

甲子大國神社

社務所の左に日本一のだいこく様が祀られている。小槌を持っている大国様が多い中、剣を持っている大国様は珍しい。平成17年に製作し、高さ20メートル、重さ8.5トンあるという。

甲子大國神社

甲子大國神社、御祭神は大国主命を主祭神とし、他十柱を祀る。

甲子大國神社

鳥居は中之嶽神社と甲子大國神社共通のものらしいが、扁額は「中之嶽神社」となっている。社号標は「妙義山大國神社」となっている。

甲子大國神社

鳥居の直線上には甲子大國神社の拝殿

中之嶽神社

右に中之嶽神社への参道となる長い上り階段が延びる。

中之嶽神社

中之嶽神社拝殿の背後には御神体の轟岩が聳える。神社名からすると金洞山の中之岳が神体山で、轟岩が御神体ということでいいのだろうか。

中之嶽神社

拝殿の後ろの幣殿が轟岩に食い込むように社殿が建ち、本殿はない。

中之嶽神社

拝殿の左、岩の窪みに石祠が祀られ、石玉垣が見える。

中之嶽神社

石玉垣の向こうにも石に埋もれるように石祠が祀られている。

中之嶽神社

石玉垣の中には文字の書かれた石板が祀られているが、何かは不明。

中之嶽神社

拝殿の左手に妙義山への登山口がある。

中之嶽神社・甲子大國神社
群馬県甘楽郡下仁田町上小坂1248

上野富岡 妙義神社

妙義神社

富岡市に鎮座する妙義神社。御祭神は日本武尊、豊受大神、菅原道真公、権大納言長親卿。

妙義神社

道の駅のみやげ店の間に一の鳥居が立つ。境内まで一直線の参道、後方に神体山の白雲山(妙義山の一山)が見える。

妙義神社

社号標

妙義神社

総門は別当であった白雲山高顕院石塔寺の仁王門であり、「高顕院」の扁額が掛かる。

妙義神社

総門をくぐると階段の先に鳥居が見える。

妙義神社

青銅製燈籠は元治元年の製作。一之宮貫前神社にも同じような燈籠が立っていた。

妙義神社

青銅製燈籠と同じ段の左方に稲荷社と

妙義神社

和歌三社

妙義神社

銅鳥居には「白雲山」の扁額が掛かる。

妙義神社

銅鳥居の根元には獅子の彫刻が付いている。

妙義神社

銅鳥居をくぐると波己曽社

妙義神社

波己曽社は旧御本社で、昭和44年に上部神域より現在地に遷座した。

妙義神社

左の境内社は池に浮かぶので厳島神社か市杵島神社か?

妙義神社

石造の太鼓橋の前に165段の石段が延びる。

妙義神社

石段は途中かなり歪んでいる。

妙義神社

随神門の前面左右に随神。虎の皮に坐っている。

妙義神社

後面左右には赤鬼と青鬼。虎のパンツを履いている。

妙義神社

唐門

妙義神社

唐門の彫刻。龍の頭で体には羽根が生えていて見たことがない。その動物が川上りしている。

妙義神社

拝殿と本殿

妙義神社

拝殿の彫刻は浮き彫りとなっていてとても手が込んでいる。

妙義神社

拝殿の格天井には一枚一枚絵が描かれている。

妙義神社

本殿の裏に天狗社。天狗の面が祀られている。

妙義神社

本殿の右に石がいくつか置かれている。

妙義神社

帰りに総門を入ってところの授与所で御朱印をいただいた。

妙義神社
群馬県富岡市妙義町妙義3