若狭町の宇波西神社。御祭神は鵜草葺不合尊。
今日は違う方角から向かったら、JR小浜線をまたいだところに社号標が建っていた。
「式内 明神大 月次新嘗 宇波西神社」
鉄橋をくぐると参道がまっすぐに神社まで延びているが、今日は駐車場ないので停めても良さそうな場所を見つけて歩いていくことにした。
神橋を渡ると神社が見えてくる。境内は神橋から少し下がっている。
神社前の道路には路駐の列。片側半分ずつ占領して一車線道路のようになっているが、いつもこうなんだろう。
太鼓の音も響き、祭りの盛り上がりを感じる。
拝殿まで行くと、まだ巫女舞が終わっていなかったので見る。
普段は閉まっている建物も開放され、氏子らが集っている。
拝殿に至る階段左に子供神輿があった。桜と合わせていい景色だ。
祭礼神事が終わり休憩に入って拝殿が空になった後で、本殿に参る。
午後1時になると拝殿に上がる階段に、裃など正装した方々が並び、中央の人が何かを掲げた。
王の舞はなかなか始まらなかった。氏子の代表が神橋まで迎えに出る。
15分ほど過ぎてようやく出てきた。社務所前に陣取っていたが、ここには笛が並ぶので前を遮られてしまった。
初めて来たのでベストポジションが分からなかったが、ここはハズレだった。
それでも間から王の舞を鑑賞した。
鳥居の前を同じような動作を繰り返しながら何周か回る。
結局最後まで農耕儀礼に由来するという王の舞の所作がよくわからなかった。
王の舞の間に、中に飛び出そうとする人と、それを一所懸命止める人のやり取りが何度かあった。
王の舞に全く集中できないこの出来事の由来は、かつて王の舞を止めた人がおり、その村はその年豊作になったということがあったそうで、担当しない地区は豊作を願って突入するのだと聞いた。
王の舞に続き獅子舞
田楽舞
最後に子供神輿が境内を賑やかに回って祭礼は終了した。
王の舞の後は少し人が減ったのでゆっくり見れた。
宇波西まつり 4月8日
午前3時~ 各区参拝神事
午前10時30分 例祭神事・式典
午前11時 浦安の舞
午前12時30分頃~ 王の舞
午後1時頃~ 田楽舞・獅子舞・子供神輿
宇波西神社
福井県三方上中郡若狭町気山