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越前鯖江 春日神社

春日神社

鯖江市に鎮座する春日神社。御祭神は天兒屋根命。延喜式今立郡加多志波神社の論社。

春日神社

神社前の道路は狭かったので、近くの公民館らしき建物の前に駐車し、山の麓に建つ鳥居へと向かう。

春日神社

参道入口に神旗ポールと「春日神社」の社号標が建つ。

春日神社

階段の前に一の鳥居。

春日神社

階段をのぼると広い平場があり、二の鳥居の先は向きが変わる。

春日神社

二の鳥居をくぐり、階段が折れる踊り場の左手に由緒碑が建っている。

春日神社

碑には「式内加多志波神社」と書いてある。

春日神社

階段を上り終えると

春日神社

左手に境内社が一社。

春日神社

拝殿に参る。

春日神社

拝殿には大正七年に奉納された俳句の奉納額が掛かっている。

春日神社

本殿や拝殿はパイプで支えられているが、冬場の備えが常時になっているようだ。
本殿には「春日社」の扁額が掛かる。

春日神社
福井県鯖江市吉谷町48-1

越前今立 國中神社

國中神社

越前市に鎮座する國中神社。御祭神は越比古神、越比賣神、彦火火出見尊。延喜式今立郡國中神社二座の論社。

國中神社

西に参道が延びる。道路脇に「式内 國中神社」の社号標が建つ。

國中神社

この社号標の元に「国中の要石」が残っている。
この要石は、太閤検地の総検地奉行を務めた長束正家が、越前国の検地の中心になる石として定めたと言い伝えられている石で、越前国の中央にあたるため國中の地名由来となっている。

國中神社

車道となっている参道を進むと、階段となっている。

國中神社

新しい「式内 國中神社」の社号標が建ち、赤い鳥居が建っている。

國中神社

階段を上ると広場となっていて、東にもうひとつ鳥居があり、こちらから車を入れることができる。

國中神社

一段高い場所に社務所(参集殿?)が建っている。

國中神社

社殿に続く階段は長い。途中の斜面に鳥獣除けの金網が張り巡らされていて、階段にも戸が付いている。
鹿か猿か猪か?何が出てくるのか分からない恐怖もあったが開けて中に入る。

國中神社

階段の両側に笠のみの燈籠がずらりと並んでいる。

國中神社

拝殿に参る。
雪対策だろうか、コンクリート製の社殿になっている。

國中神社

拝殿を覗いてみる。随神があり、その上に黒駒と白駒の絵馬がかかり、なかなか立派な拝殿である。

國中神社

本殿は弊殿でつながり、やはりコンクリート製。

國中神社
福井県越前市国中町58-27

越前今立 國中神社

國中神社

越前市に鎮座する國中神社。御祭神は越國霊彦神、越國霊姫神を主祭神とし、天照皇大神と松葉大神を合祀する。延喜式今立郡國中神社二座の論社。

國中神社

集落の中を通っていく途中、高台の上に「郷社 國中神社」の社号標が建っている。

國中神社

前の細い路地を進み、公民館の前に駐車して境内に入る。
入口に「式内 國中神社」の社号標。鳥居や拝殿社号額にも「式内」の文字が入っていた。

國中神社

赤い鳥居をくぐると社殿までは階段が続く。

國中神社

階段の途中左手に社務所(参集殿?)が建つ。

國中神社

拝殿前の石段にはたくさんの燈籠が奉納されている。

國中神社

拝殿に参る。

國中神社

拝殿と本殿は弊殿でつながる。

國中神社

拝殿の左に日露戦没戦利品記念碑が建っているが、上の戦利品がないようだ。おそらく砲弾だったのだろう。

國中神社

拝殿の右、記念碑とは対をなすように招魂社が建っている。

國中神社

右手の斜面に文化財の石造層塔がある。

國中神社

四層の石塔で、もとは中津山と国中の境界線にあり、明治にここへ移転されたという。旧地付近に2、3枚分の笠が散乱していることから七重または九重だったと考えられている。

國中神社
福井県越前市中津山町1-23

越前丹生 越知神社

越知神社

越前町と福井市にまたがって聳える越知山に鎮座する越知神社。御祭神は伊邪那岐大神、伊邪那美大神、火産霊神、大山祇神。延喜式丹生郡大山御板神社の論社。

泰澄大師によって開かれ、越知山三所権現を祀っていた。里宮が麓の大谷寺に隣接してある。

越知神社

越知山山頂へは車で近くまで行けるようだが、初めての越知山は泰澄も通ったという小口登山口から始める。

越知神社

越知山修行道コース約2.5時間。

越知神社

今回は越前町が発行したパンフレットや、今年泰澄・白山開山1300年で作成された越前五山案内を参考に登る。

越知神社

7時過ぎにスタートする。

越知神社

夏の低山は蚊が多い。払いながら10分ほどで1合目。

越知神社

さらに10分ほどで2合目。本道はハシゴを登って右手の丘を上るが、藪が深そうなので左手の車道をまわり道する。

越知神社

舗装はすぐ終わり、下草の伸びた道が続き、右手の登りに入る。

越知神社

2合目から10分ほどで3合目

越知神社

左手に「泰澄大師修行地 明日の岩屋」の案内板。しかし、周辺を見渡してもどこかわからない。登山道は尾根だし、右は切れているので、左の斜面のどこかかと思い、斜めに藪を進む。

越知神社

藪と崩れる斜面と格闘しながら5分。目の前に大岩が見えてきた。横に穴らしきものも見える。

越知神社

前に回り込むと間違いなかった。今は斜面には木々も大きくなっているので朝日も見えないだろうな。
この場所は夏に来る場所ではなかった。

越知神社

元に戻るのも嫌だったので急な斜面を直登して登山道に戻り、15分ほどで4合目。

越知神社

10分ほどで5合目

越知神社

途中木の実谷との分岐。帰りに寄ってみることにする。

越知神社

5合目から10分ほどで地蔵堂休憩所

越知神社

分岐を左に下ると独鈷水。泰澄大師が独鈷で岩を突き刺すと水が湧き出たという伝説があり、岩間から水が湧き出ている。湧水の横に頭部の欠けている不動明王石像が祀られている。

越知神社

地蔵堂から5分ほどで6合目

越知神社

さらに10分ほどで7合目。

越知神社

このあたりから参道脇に石仏が見られるようになる。

越知神社

参道沿いの美しいブナ林を抜けてゆく。10分ほどで8合目。

越知神社

さらに10分ほどで9合目。

越知神社

階段をのぼると分岐で、左に進むと別山、右に進むと越知神社となる。

越知神社

先に別山に登り、別山神社に参る。御祭神は天忍穂耳尊で、かつての越知山三所権現の聖観音を祀っていた。
別山は標高616.5mで越知山山頂よりも高い。

越知神社

別山神社の前には白山妙理大権現、日吉山王七社権現、竹生嶋辨財天、天照皇太神、日野山大権現など別山碑と呼ばれる石碑が集められている。

越知神社

越知神社に参る。明治43年に二ツ屋の宮谷神社を合祀した。

越知神社

拝殿に越知山大権現の扁額が掛かる。見にくいが下に御詠歌らしきものが書かれている。

越知神社

後ろに単独で本殿が建っている。

越知神社

室堂に建つ日宮神社と社務所。

越知神社

日宮神社はかつて護摩堂と呼ばれ、今も不動明王を祀る。

越知神社

室堂には御神木である栃の大木がある。

越知神社

室堂から尾根を北に向かう。

越知神社

泰澄大師坐像を祀る大師堂

越知神社

お堂の周囲には石仏がたくさん集まっている。

越知神社

続く千体地蔵堂には

越知神社

たくさんの地蔵が並んでいる。

越知神社

神宝庫のあるピークは610.8m。観世音菩薩を祀り、泰澄大師開闢の霊所という。右に縁結びの松のようだが枯れている。

越知神社

越知山山頂の奥の院。御祭神は大己貴神。

越知神社

標高612.8mの10合目。10時に到着

越知神社

伝・臥行者の旧跡。泰澄の弟子であった小沙弥の行場という。

越知神社

ここから晴れていれば白山を望めるのだが、残念ながら雲の中。

越知神社

室堂に戻って殿池。車でこの少し下まで来ることができる。
織田信長公が池に落馬し、馬の鞍が池の中に落ちているという伝説から名が付いたという。

越知神社

その畔にあるのは若返りの御膳水の井戸。

越知神社

御朱印はないと思って御朱印帳を持って来なかったが、社務所の神職に尋ねるとあるというので書き置きでいただいた。聞いたところによると、雪期は里宮にいるが、雪のない3月~11月の日中は毎日来ているという。

40分ほど戻って木の実谷コースを下ることにする。

越知神社

少し下って後悔した。ほとんど人が入らないのか深い藪で登山道がわからない。
川に沿ってなんとか15分進むと、かまが谷ノ滝

越知神社

滝ってどこ?と思ったが水音はする。

越知神社

さらに15分、お題目岩

越知神社

登ってくる面に「南無妙法蓮華経」と彫られている。木の実(芽)谷は江戸時代には多くの参詣者が行き交い、道中安全祈願や休憩所になっていたというが、今は人気が全くない。

越知神社

さらに下って1合目まで15分、かなん滝

越知神社

周囲を見渡すと遠くに滝が見えたが、さらに藪が深く近くまで行くのは断念した。

越知神社

12時過ぎ登山口に到着。25分車道を歩いて駐車場に戻る。

越知神社
福井県丹生郡越前町大谷寺(越知山)

神社百景DVDコレクション33 秩父神社・筑波山神社

神社百景DVDコレクション33 秩父神社・筑波山神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年8月12日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「GRACE of JAPAN 自然の中の神々」(第1シリーズ)の中から「秩父神社」(#11)、「筑波山神社」(#47)を収録している。ナレーションは堤真一氏。
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加賀一の宮 白山比咩神社 白山開山1300年記念奉祝大祭

白山比咩神社

白山市に鎮座する白山比咩神社。

白山比咩神社

2017年は泰澄大師が白山を開山してから1300年の節目を迎え、石川県、福井県、岐阜県の三馬場を中心に多くの記念行事が開催されています。ここ加賀馬場の白山比咩神社では8月9日から11日まで奉祝大祭が開催されている。

白山比咩神社

今日は最終日であるが、山の日で祝日ということで日中も奉祝行事が披露されるので観覧することにする。

白山比咩神社

まずは白山大神に参って、御朱印をいただく。

白山比咩神社

北参道駐車場ではどんじゃら市が開かれ、テントが並んでいる。早速昼ご飯をしようと思ったら13時から!?って、午前の参拝者は眼中にないと感じだったけど、フライングで始めていた店で昼を済ませる。

白山比咩神社

13時から披露される高山市千鳥白山神社の徳兵衛獅子舞が北口鳥居で練習を始めたので見ていた。

白山比咩神社

その流れのまま拝殿前へ進み、舞台で披露された。先に同じく千鳥白山神社の闘鶏楽と言われる芸能が披露される。

白山比咩神社

獅子舞は舞台が狭いためか、鳥居前や拝殿前で披露された踊りとは少し違っていた。

白山比咩神社

14時から拝殿で白山開山1300年奉祝慶賀祭が斎行されたようだが、見学できないので宝物館の国宝と重要文化財の特別公開を見る。

白山比咩神社

15時から舞台では常滑市の小鈴谷白山神社の獅子舞が披露された。青年団より伝承される獅子舞は3パターンあり、始めに女獅子。2人1組で獅子を舞い、舞い終わるまで舞手は顔を見せないという決まりがあるらしい。

白山比咩神社

次に男獅子

白山比咩神社

最後に扇の舞と言われる雨乞いに使用された舞で、この舞では獅子は龍神と見なされたようだ。

白山比咩神社

悪魔払いと曲に乗せ舞台を下りる。獅子に噛まれると縁起が良いと言われ、各戸をまわる時などにされたというが、ここでも行列になっていた。

白山比咩神社
石川県白山市三宮町ニ105−1

峰のさくら おやひこさま物語

峰のさくら おやひこさま物語
著者:大森利憲
発行所:野島出版
発行日:2002年9月1日
ページ数:39ページ
価格:476円+税
越後一宮彌彦神社の御祭神の物語を書いた絵本。絵付き物語として漢字にはふりがなが振られ、子供にも親しみやすく構成されている。
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図録 能美市の絵馬

図録 能美市の絵馬
発行:能美市立博物館
発行日:2017年7月
価格:500円
ページ数:82ページ
平成25年から3年かけて調査された能美市内の神社に保管される絵馬を700点のうち、特徴のある173点を掲載している。平成29年7月25日から8月31日まで開催されている「能美市の絵馬」で数点が展示され、図録が販売されていた。
能美市の絵馬
能美市立博物館は今回の企画展をもって閉館し、別の場所に新築されるという。
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箱根神社 信仰の歴史と文化

箱根神社 信仰の歴史と文化
著者:箱根神社宮司 濱田進
編集協力:株式会社神社新報社
発行所:箱根神社社務所
発行日:1989年11月3日
定価:2,000円
ページ数:445ページ
箱根神社を中心とした歴史の中で神道の歴史にも触れられ、神道の知識についても深められる。様々な箱根神社の側面に触れることもでき、箱根神社を知る最初の一冊としても良い。
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神社百景DVDコレクション32 丹生川川上神社(上社・中社・下社)

神社百景DVDコレクション32 丹生川川上神社(上社・中社・下社)
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年8月1日
価格:1388円+税
収録時間:約88分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から2時間スペシャル「奈良・吉野 丹生川川上神社・三社巡り」(#66)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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美濃白鳥 長瀧白山神社 白山開山1300年大祭

長瀧白山神社

旧白鳥町に鎮座する長瀧白山神社。御祭神は菊理媛神、伊弉諾尊、伊弉冉尊。

長瀧白山神社

白山開山1300年大祭に参拝するため、ちょっと早めに到着しました。
大祭が始まる前に御朱印をいただいた。いつもは宝物館受付で書いていただくが、今日は拝殿横の社務所?に大勢いらした。いつもは手書きの墨書きだが、今年新しく奉製したのだろうか、墨書き部分も判になり少し味気なくなった。

長瀧白山神社

阿名院から僧の行列が出発することで大祭は始まった。
天台宗本山の延暦寺ほか、中尊寺、毛越寺、那谷寺や、周辺の僧侶が多数参列していた。

長瀧白山神社

拝殿に入り、三馬場の神社宮司らも参列する中、祝詞奏上など神事が執り行われ、

長瀧白山神社

その後、僧侶による声明奉納が行われた。明治以前には当たり前であったであろう光景を目の当たりにし、少し感動すら憶えた。

白山開山1300年大祭・相応和尚1100年大法会・護摩祈祷法要
12:40 阿名院から行列出発
13:00 長瀧白山神社拝殿 神事・声明奉納
13:50 長瀧寺本堂 法楽
15:00 金剛童子堂前 護摩祈祷
16:30 終了

長瀧白山神社
岐阜県郡上市白鳥町長滝138

加賀金沢 大野日吉神社② 例大祭神事

大野日吉神社

金沢市に鎮座する大野日吉神社。御祭神は大山咋神、大物主神を主祭神とする。

大野日吉神社

9時過ぎに到着する。御朱印はあることは知っていたが普段無人であり、本務である大野湊神社の宮司が来る例大祭日を選んで参拝に来た。

大野日吉神社

神旗が建っている。

大野日吉神社

社殿へ上る参道沿いにも提灯が立ち並び、賑やかだ。

大野日吉神社

曳山館の曳山は出発を待ち、前の戸が開かれ、間近に見学できた。

大野日吉神社

社務所前には行列に使用される持ち物が並んでいる。

大野日吉神社

例大祭の神事が始まり、献饌の儀や祝詞奏上が厳かに執り行われた。

大野日吉神社

地元の小学生(中学生?)が4人巫女を任され、巫女舞を披露していた。簡単な舞であったが事前に練習もあったのだろう。父兄がビデオや写真を撮りに来ていた。

大野日吉神社

俵を積んだ神輿が神前にやってきた。

大野日吉神社

拝殿でお祓いを受け

大野日吉神社

町に出て行った。

大野日吉神社

拝殿に戻る。神事の始まる前に権禰宜さんに御朱印をお願いしたら神事が始まるので落ち着くまで待ってほしいということであった。昼休みに入れば、ということで2時間以上時間を持て余し、結果神事をずっと見学することにした。そうしてやっと念願の御朱印をいただく。昼休みとはいえ、食事中の宮司に墨書きをいただくのはとても気が引けた。

大野日吉神社
石川県金沢市大野町5丁目81番地

神宮

神宮
発行:神宮司庁
編集:株式会社講談社
発行日:2008年6月
ページ数:68ページ
第62回式年遷宮の期間中に神宮と式年遷宮について編集された本。一般には頒布されていないと思われるが、掲載された写真がよく、写真集のような構成で一般の方にも興味を持ってもらえるようになっている。

白山山頂 白山比咩神社奥宮④

白山比咩神社奥宮

3年目4度目の白山登拝に行ってきました。今年は白山開山1300年であり、県外からも多くの予約が入っているようですが、天候が良くない日が続きキャンセルも多いようです。

白山比咩神社奥宮

そんな記念年でもあり、シーズン週末がすべて交通規制が入ったので平日登ることにした。
私も記念年に合わせ奥宮大祭が開かれる日を選んだ。祭礼に間に合うか分からないが、暗い内の4時20分に足下に注意しながらスタートした。

白山比咩神社奥宮

最初の休憩ポイントの中飯場に来る頃には明るくなってきた。

白山比咩神社奥宮

しかし今日も天候は優れず、ずっと濃霧の中だった。

白山比咩神社奥宮

涼しかったこともあり、8時に始まる奥宮大祭の10分前に室堂に到着した。

白山比咩神社奥宮

新築された祈祷殿には大勢の方が詰めかけていた。自分以外は室堂に停まった方々なので荷物も持たず手軽だったが、後ろから吹き付ける風は肌寒かった。記念年の祭礼に参拝できたのは運が良かった。

白山比咩神社奥宮

祭礼は30分ほどで終了し、鳥居前で記念の舞が披露された。

白山比咩神社奥宮

新しくなった祈祷殿

白山比咩神社奥宮

開山1300年を記念して奉納された絵馬

白山比咩神社奥宮

祈祷殿の前に記念行事として開催されているお水返しスポットを見つけた。昨日買ったばかりの白山の水を半分お返ししてきた。

白山比咩神社奥宮

御朱印は本社と同じく記念年であっても例年通りだ。3年目にしてようやく4種類揃った。

白山比咩神社奥宮

2番を選ぶと自動的に墨書きが「白山奥宮」になるということを今年初めて知った。

白山比咩神社奥宮

室堂センターに戻ると山頂郵便局が開いていた。そういえば、シーズンの平日に登ったのは初めてだった。
念願の記念印や登頂証をいただけた。

白山比咩神社奥宮

奥宮を目指す。今年も綺麗に咲くクロユリを見られた。

白山比咩神社奥宮

奥宮に参る。

白山比咩神社奥宮

御前峰山頂も濃霧に包まれていた。

白山比咩神社奥宮

祈祷殿に戻ったのは11時前、下山を始める。

白山比咩神社奥宮

14時登山口に戻ってきた。

白山比咩神社奥宮

記念行事としてタスキリレーもしているので、名前を記入してきた。

白山比咩神社祈祷殿
白山室堂(2450m)
白山比咩神社奥宮
白山御前峰頂上(2702m)

神社百景DVDコレクション31 戸隠神社・榛名神社

神社百景DVDコレクション31 戸隠神社・榛名神社
出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年7月18日
価格:1388円+税
収録時間:約132分
BSジャパンで放送された「GRACE of JAPAN 自然の中の神々」(第1シリーズ)の中から「戸隠神社・前篇」(#33)、「戸隠神社・後篇」(#34)、「榛名山・榛名神社」(#3)を収録している。ナレーションは堤真一氏。
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加賀一の宮 白山比咩神社⑦

白山比咩神社

白山市に鎮座する白山比咩神社。

白山比咩神社

明日、白山登拝する前に奥宮遙拝所で登山の安全を祈願する。

白山比咩神社

今年は天気の悪い日が多く、今朝も山頂は雨で1300年の節目で登山者が増えているのに、天候でキャンセルも出ているようで残念です。

白山比咩神社

拝殿前には来月の奉祝大祭の看板もすでに立っていた。

白山比咩神社
石川県白山市三宮町ニ105−1

加賀尾口 加寶神社

加寶神社

旧尾口村に鎮座する加寶神社。御祭神は太玉命。

加寶神社

中世には白山比咩神社を含む白山加賀馬場の六王子の第六王子として加寶宮と称されていた。戦後まで神職が在職していたが、現在は白山比咩神社の兼務社となっている。

加寶神社

社号標は前石川県知事の中西陽一氏の揮毫

加寶神社

鳥居をくぐると広場の先、一段高い場所に社殿は建つ。

加寶神社

階段の脇に平成17年に尾口村が合併して白山市になったときに建てられた記念碑が建つ。

加寶神社

今日は拝殿が開いていたので中で参らせていただいた。中の絵馬を見学する。

加寶神社

大きな木製の剣が奉納されている。

加寶神社

本殿の建つ土台に大きな岩が入り込んでいる。本殿の裏は崖になっていて尾添川が流れている。

加寶神社
石川県白山市尾添イ54

加賀尾口 白山下山佛社(尾添白山社)

白山下山佛社

旧尾口村に鎮座する白山下山佛社。尾添白山社とも称しており、御祭神は菊理媛神か?というのも石川県神社庁に未所属の社で情報が少ない。

白山下山佛社

尾添川に沿って白山一里野温泉へ向かう道路の途中の尾添にあり、右の小道に入り、少し上って折り返す。

白山下山佛社

道は狭いので道路沿いに駐車し徒歩で上る。

白山下山佛社

「白山下山佛社」という社号標が建ち、神仏習合時の白山山頂や登山道に祀られていた仏像を保管する2箇所のうちの1つ。

白山下山佛社

小さな社殿に詣る。右横から大林遊歩道に入るようだ。手前に「大乗寺御佛供水」の石碑。大乗寺御佛供水は加賀禅定道の檜新宮の近くにある湧き水で、石碑がここにある理由がわからない。大林遊歩道は一里野温泉付近で折り返すようで、かつてその先の岩間温泉から加賀禅定道に入る道があったのだろうか。

白山下山佛社

今日参拝に来たのは年数回の下山佛の公開日だったから。2日間ある白峰の白山まつりの後、1日のみ一里野の白山まつりが開催され、下山佛が公開される。下山佛社に保管されるのは檜新宮や護応石、天池金剣宮など加賀禅定道に奉安されていた仏像。越前禅定道から下ろされた下山佛は白峰の林西寺に保管される。

白山下山佛社(尾添白山社)
石川県白山市尾添

越前勝山 平泉寺白山神社⑤ 白山平泉寺開山1300年記念祭

平泉寺白山神社

勝山市に鎮座する平泉寺白山神社。御祭神は伊奘冊尊、天忍穂耳尊、大己貴尊。

平泉寺白山神社

今日を中日に3日間境内で食と音楽の祭典が開催されるので、駐車場は勝山城博物館か、越前大仏になるが、シャトルバスが越前大仏が多く、勝山城博物館は1時間後と言われたが、こちらのほうが近いので歩いて向かうことにする。
白山中居神社を出てここへ到着するまで大雨の地域もあったが、運良く晴れ間に当たったようだ。

平泉寺白山神社

かつての平泉寺参道を歩いて行く。

平泉寺白山神社

途中大きな石が道の両脇にある。手前が牛石、奥が馬石。

平泉寺白山神社

20分ほどでまほろばに到着する。
企画展「白山山頂への祈り」:7月1日~8月24日

平泉寺白山神社

入口の駐車場には白山に関係する自治体や飲食のテントが並んでいた。

平泉寺白山神社

天候が良くないが、人出はまずまずのようだった。

平泉寺白山神社

記念イベントとして宝物館が特別公開されていたので、初めて中を鑑賞させていただいた。
宝物館特別公開:7月15日~8月21日

平泉寺白山神社

二の鳥居をくぐり、左手に境内社がいくつか並ぶ。

平泉寺白山神社

今日は境内社も扉が開かれていた。初めてだったが、中にはいまでも御神像や仏像が祀られていた。

平泉寺白山神社

拝殿の扉も少し開いていて、中に多くの絵馬が掛かっていたが、暗くてよく見えなかった。

平泉寺白山神社

本社など3社に参る。

平泉寺白山神社

平泉の名の由来となった御手洗池の鳥居前には、記念年に合わせて白い石が敷き詰められていた。

平泉寺白山神社

かつては塔頭のひとつであった社務所で御朱印をいただく。
いつまでの授与か不明だが「白山開山一三〇〇年」の印がひとつ増えていた。

平泉寺白山神社

今日は辻観音堂でも特別公開があった。
辻観音堂特別公開:7月15日・16日

平泉寺白山神社

地元の方が留守番をしていたが、撮影してもよいと言われ、聖観音菩薩立像を撮らせていただいた。

平泉寺白山神社

両脇には西国三十三観音石像が祀られている。

平泉寺白山神社
福井県勝山市平泉寺町平泉寺

越前大野 白山中居神社 創業祭(夏季例大祭)

白山中居神社

石徹白に鎮座する白山中居神社。御祭神は伊邪那岐大神、伊邪那美大神。
美濃馬場の中心であった長瀧白山神社から美濃禅定道の入口にあたり、かつては全村御師の住む村で、冬期に東海・関東地方へ出向いていた。

石徹白村は複雑な歴史を持つ。かつては越前国大野郡に属していたが、藩政期は郡上藩領であり、越前側の道が美濃側に比べると良くなかったこともあり、昭和の大合併で白鳥町と合併して岐阜県に編入された経緯がある。

白山中居神社

集落の一番西奥に神社への鳥居が建つ。

白山中居神社

今年は白山開山1300年の記念年である。

白山中居神社

鳥居をくぐり少し下ると、イボ取り石

白山中居神社

最初の境内社は道祖神社。御祭神は猿田彦大神。

白山中居神社

石徹白川に同流する支流宮川を渡る。

白山中居神社

階段を上ると右に社殿が見えてくる。

白山中居神社

泰澄堂跡の近くに祭礼の準備がされていた。

白山中居神社

本殿の横には巨石が祀られている。

白山中居神社

急な階段を上り、

白山中居神社

本殿に参る。

白山中居神社

本殿の右に東相殿新嘗社・御祭神は大日霊貴大神。

白山中居神社

左には西相殿皇祖美社。御祭神は磐長姫大神と瓊瓊杵尊大神。

白山中居神社

本殿下は拝殿とはいわず、大宮殿という幣殿と斉殿を兼ねた建物。御祭神として菊理媛大神を祀る。

白山中居神社

大宮殿の左に授与所を併設した建物内に

白山中居神社

二社の境内社が祀られる。須賀神社(素戔嗚大神)と地造神社(大己貴之大神)で、左右の位置関係はわからなかった。

白山中居神社

今日は創業祭という夏季例大祭の日

白山中居神社

まだ祭礼には時間があったので、参集殿の近くから初めて浄安杉を見に行くことにした。

白山中居神社

どんどん山道を上っていくと、目の前に大杉が現われた。天を衝き、見上げるばかりで霊気を感じることができる場所。

白山中居神社

境内に戻り、普段は空いていない大宮殿の中で御朱印をいただいた。

白山中居神社

10時になり祭礼が始まった。準備されていたのは神職が身を清めるものだった。

白山中居神社

神職、巫女の順で大宮殿に入っていく。

白山中居神社

祝詞奏上など神事が行われ、

白山中居神社

続いて巫女の扇の舞

白山中居神社

浦安の舞が行われた。

白山中居神社

白山開山1300年を記念して奉納された絵馬

白山中居神社

最後に神職らによる神事と玉串奉奠が続き、11時30分に祭礼は終了した。
今日は地域によっては雨予報だったが祭礼の間は降らず、これも神のご加護のおかげだろうか。

創業祭(夏季例大祭) 7月第三日曜
10:00 神事
10:50 巫女による浦安舞
11:10 神事

白山中居神社
岐阜県郡上市白鳥町石徹白3−48

神社百景DVDコレクション30 大國魂神社・武蔵御嶽神社

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出版社:デアゴスティーニ・ジャパン
発売日:2017年7月4日
価格:1388円+税
収録時間:約67分
BSジャパンで放送された「神社百景 GRACE of JAPAN」(第2シリーズ)の中から「くらやみ祭 大國魂神社」(#143)、「霊峰御嶽山 武蔵御嶽神社・前篇」(#132)、「霊峰御嶽山 武蔵御嶽神社・後篇」(#133)を収録している。ナビゲーターは伊藤英明氏。
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兵庫縣神社誌 全四冊

兵庫縣神社誌
編者:兵庫縣神職会
発行所:臨川書店
発行日:1937年3月31日初版(非売品)、1984年10月30日復刻版
定価:全四冊 55,000円
兵庫県下の神社を20年かけて調査しまとめられた神社誌。50年後に臨川書店から覆刻された。附録には無格社以上の神社一覧で下巻の箱に入っている。
続きを読む 兵庫縣神社誌 全四冊

大阪府神社本殿遺構集成

大阪府神社本殿遺構集成
著者:櫻井敏雄、多田準二
発行所:財団法人法政大学出版局
発行日:1983年6月30日
ページ数:498ページ
近年災害や開発で徐々に失われつつある神社本殿を記録に留めようとまとめられたもの。本殿は玉垣の中にあったり、覆屋の中にあったりで近づけない建物もあるので貴重な調査書と言える。
続きを読む 大阪府神社本殿遺構集成

越中砺波 神明宮

神明宮

南砺市に鎮座する神明宮。御祭神は天照大神。延喜式砺波郡荊波神社の論社。

神明宮

集落に入る南の道路沿いに「村社 神明宮」の社号標とのぼりポール。

神明宮

住宅地の前にものぼりポールが建つ。

神明宮

住宅と車庫の間の参道。手前の家は一般の民家のようだった。

神明宮

境内の入口に鳥居

神明宮

拝殿に参る。

神明宮

拝殿のサッシは開かなかったので、外で参ったが、提灯の後ろに扁額が見える。

神明宮

本殿も覆屋の中のようだ。

神明宮

右には境内社の秋葉社の石祠が建つ。

神明宮
富山県南砺市桐木155

越中砺波 石武雄神社

石武雄神社

南砺市に鎮座する石武雄神社。御祭神は石武雄神を主祭神とし、天照皇大神を合祀する。三代実録記載の石武雄神の論社。

石武雄神社

社叢の森に向かって道路沿いに社号標が建つ。田の中を長い参道が続く。

石武雄神社

参道の途中に鳥居が建つ。

石武雄神社

参道沿いに雉子が一羽。追いかけっこするように参道を進む。

石武雄神社

境内に入る石橋を渡ると二の鳥居が建つ。石橋の下には用水が流れる。

石武雄神社

境内に入ると「本願寺五世 婥如上人御旧跡」の石碑が建つ。婥如上人が北陸布教の途中、倶利伽羅で老翁に話を聞いて、当地に一週間逗留したという。後に上人は瑞泉寺を開く。

石武雄神社

拝殿はサッシに囲われている。

石武雄神社

拝殿前に随神座像が立っている。高岡の有磯正八幡宮では入口に随神像が立っているが、拝殿前のものは初めて見た。

石武雄神社

拝殿に参る。正面に大きな扁額が掛かっている。女武者が中央に描かれているので巴御前だろうか。巴御前は南砺市福光で亡くなったという伝説も残っている。

石武雄神社

本殿もサッシに囲われている。

石武雄神社

本殿の左に庭園がある。小山の上に社殿が建つ。

石武雄神社

拝殿の右には社務所が建つ。

石武雄神社

左方には宮司宅が建つ。御朱印をいただく。宮司が書いている間、奥様と話をしていた。社家河合家は現宮司で45代続いていて、寺から奥様が嫁いだ当時は地元の方に「ひいさま」(姫様)と呼ばれた時期もあったようだ。社宝は阿弥陀三尊像の懸仏で、かつての御神体であり、今でも三十三年に一度御開帳される(岩武三社権現式年開扉大祭。次回は2026年7月)という。

石武雄神社

境内の東の田の中、一本の木の下に石碑が見えた。

石武雄神社

近づいてみると「六郎塚」とある。
神社の縁起によると、崇徳天皇の天承年間、信州水内郡野尻の郷士河合典膳の子・河合五郎、六郎の兄弟が生れ国の守護神である熊野三神の霊夢によって越中国礪波郡石武野に移って統治したという。河合氏がその熊野三神を当社に合わせ祀り「岩武三社権現」と称し、残る懸仏も三社権現である。以来石武野は、河合氏の故郷の名に因んで野尻郷と称せられたという。六郎塚があるということは五郎塚もどこかにあったのだろうか。

石武雄神社
富山県南砺市野尻711

越中高岡 移田八幡宮

移田八幡宮

高岡市に鎮座する移田八幡宮。御祭神は移田大神、譽田別尊、天照皇大神、豊受大神。三代実録記載の杉田神の論社。

移田八幡宮

社殿は東向き。境内には大木が多い。

移田八幡宮

境内の外右側に赤い社務所が建つ。

移田八幡宮

境内の右には忠魂碑などが並ぶ。

移田八幡宮

境内に入ると左手に祭具庫か神輿庫

移田八幡宮

参道の燈籠は積まれた岩の上に乗っている。

移田八幡宮

拝殿に参る。

移田八幡宮

拝殿をのぞくと薄暗いが源平合戦のような大きな絵馬が正面に掛かっている。

移田八幡宮

拝殿の後ろは玉垣に囲まれているが、本殿の前に中門が建つ。随神が両側に座す随神門のようだ。

移田八幡宮

本殿は覆屋の中で、玉垣からの角度だと中がよく見えない。

移田八幡宮

拝殿左に広川社。明治の初めに二度の大火のとき、御神託により境内神木百六十柱の高神大神を祀ったという。

移田八幡宮

広川社の後ろには境内一の高さの御神木がそそり立つ。

移田八幡宮

拝殿の右側に境内社の稲荷社と

移田八幡宮

天満宮。稲荷社の屋根しかないような祠はなぜなのか気になる。

移田八幡宮
富山県高岡市中田4673