東温市に鎮座する徳威三嶋宮。御祭神は鹿屋野比賣神、大山積神、雷神、高龗神。三代実録記載の徳威神の論社。
内川にかかる由流宜橋を渡り、ゆるぎ公園の中を参道が延びる。橋を渡ったところに社号標
公園を抜けると、境内入口に鳥居と社号標
境内に入ると、左手に社務所。普段は無人のようで、宮司宅が裏にあるらしい。御朱印について尋ねたかったが、朝早かったので遠慮する。
参道の先、小さな神橋を渡り、社殿に至る。
拝殿はサッシで囲まれているが、開いたので中で参る。
木をそのまま割ったような扁額。拝殿の上には何枚もの絵馬が飾られている。
中に数枚、三十六歌仙がある。神社には明治34年に奉納され、文化財指定されている三輪田米山筆、藤田先蔵画の三十六歌仙絵馬が35枚あるというが、その一部だろうか。
御垣の中に本殿が建つ。
見ると左右に一社ずつ社が建っている。この2社は神社案内では境内社にカウントされていない。
神社は慶雲三年国司越智玉興が大三島から三神を勧請して上津社・中津社・下津社の三社を祀って「徳威三島神」と崇めたのを、寛永四年に松山藩主蒲生忠知が上津社・中津社を下津社に合祀したという。
よく見れば、この配置は大三島の大山祇神社と同じ配置であり、本殿の右に上津社、左に下津社ということであろう。
境内社は拝殿左にいずれも建つ。夷子神社
夷子神社の左奥に行くと十二社神社
境内の西端に五社の境内社が並ぶ。左から2番目には「祓戸四柱大神」と書かれているが、他は読めない。神社案内によると、残る境内社は龍神社、市之宮神社、和霊神社、荒神社、野田神社のいずれかとなる。
境内の東側に歌碑が奉納されている。
徳威三嶋宮
愛媛県東温市野田1丁目20番地11