新潟市に鎮座する神明社。御祭神は天照皇大神。延喜式蒲原郡船江神社の論社のひとつ。
境内は明治時代頃まで約7800坪の敷地で、本殿・幣殿・拝殿・神楽殿などの建物があったという。1092年の大地震による津波と地盤沈下で周辺住民が御神体とともに新潟町の方へ集団移住したといい、以降は神明社となったという。
社殿は南向き。少し小高くなっている丘の上に鎮座する。
鳥居と手水舎。燈籠は火袋部分がなくなっていて、少し不格好な感じ
参道を進むとまた火袋のない燈籠があり、上り階段がある。階段は崩れている部分があり、通行止めになっているが、ここ以外に道はないので気をつけて上る。
コンクリート製の社殿
中に神輿と本殿が収められている。本殿に参る。
本殿の右に境内社かと思ったら戸もなく物置のようになり崩れかかっている建物。どうやらコンクリート製の社殿を建てる前の本殿であったらしい。
本殿の左に神明荘とゲートボール場。神社に入ってくる角に案内板があったが、社殿裏の車道から入ってくることができたようだ。
社前を南へ100メートルほど行くと御手洗潟があり、その昔船江神社を参拝する前に手を洗い清めたことから名前が付けられたという。現在は用水か川が流れ込んでいるのか、少し臭いがするので手を清めることはできそうにない。
御手洗潟から神社を眺める。一帯は砂丘が広がり、畑になっている。
さらに南へ少し行くとより大きな佐潟が広がっている。
神明社
新潟県新潟市西区赤塚7034