日野町に鎮座する馬見岡綿向神社。御祭神は天穂日命、天夷鳥命、武三熊大人命。延喜式蒲生郡の馬見岡神社の論社のひとつ。
社殿は南向き。綿向山山頂に奥之宮が鎮座する。
入口の大木に大注連縄が掛けられている。珍しい形だ。後で気づいたことだが、昨日、大勧請縄吊りという神事で掛けられたばかりだった。
境内は広い。
参道左に社務所。
社務所右に神輿庫
神輿は三台あって日野祭で担ぎ出されるそうだ。
拝殿前に神様の渡る神橋。
拝殿に参る。
拝殿左に神馬舎
絵馬殿
絵馬殿には多くの絵馬が掛けられていた。中に日野祭の奉納額があった。
本殿を囲むように回廊がめぐっている。
ふと賽銭箱を見るとイノシシの彫刻
横に猪像。猟の途中で大雪になり、大きな猪の足跡を追って綿向山頂上へ導かれると、神の化身である白髪の老人にご神託を受けたという。猪は綿向大神の神使である。
末社は多い。本殿右に榊御前社
本殿左に村井御前社
本殿手前右に八幡社
安平稲荷神社
富士浅間神社
三社並ぶ。竈之社、玉椿神社、稲置三麿神社
池の中に池之社・出雲神社
拝殿の右に琴平神社。社には事比羅神社と書かれている。
神明神社
授与所にはおみくじがたくさん並んでいる。神使の猪のおみくじが人気だ。
授与所の隣は神楽殿
天満宮、左に神使の牛の象がある。
楠木正成・正行親子の「桜井の別れの像」。神社に直接関係ないが、日野小学校校庭に戦前あったものをGHQの要請により境内に移されたままになっているという。
橋を渡って鳥居の右に玉影神社(祖霊社)
境内の一番手前右に蛭子神社がある。
神社入口前に宮司宅があり、書き置きであったが御朱印をいただいた。
馬見岡綿向神社
滋賀県蒲生郡日野町村井711