鈴鹿市に鎮座する椿岸神社。椿大神社の別宮で延喜式三重郡の論社のひとつ。御祭神は天之鈿女命を主祭神とし、太玉命、天之児屋根命を配祀する。
参道を進むと分かれ道、左に椿大神社、右に椿岸神社。鳥居横に「延喜式内 椿岸神社」の社名標が立つ。
拝殿に参る。元は椿大神社の御旅所で、東北1Kmの山本村字本堂にあったという。
神招福臼(かみおぎのふくうす)、福杵で三度ついてお祈りする。
拝殿の右にかなえ滝と
扇塚。芸道の神として芸事や習事の道具を慰霊する場所。
御朱印は椿大神社の社務所でいただいた。
椿岸神社のある椿大神社の東側境内を行く。茶室鈴松庵、松下幸之助翁の寄進。
末社松下幸之助社。松下幸之助翁は幾度と参拝され椿大神社を崇拝したという。
行満堂神霊殿、椿大神社の前座とされ、猿田彦大神の神裔である行満大明神や寿老神を祀る。神仏習合時は神主山本家の祖先神を祀る修験の拠点だったと思われる。
教育勅語碑
天然記念物の亀甲石
境内社の椿立雲龍神社
延命地蔵堂、平安後期と言われる延命地蔵尊が祀られ、首から上の病気平癒の信仰を集めた。
椿岸神社
三重県鈴鹿市山本町1871