鳥取市に鎮座する宇倍神社。御祭神は武内宿禰命。五円紙幣にも描かれた古社は、延喜式内社で明神大社であった。
鳥取藩主池田家墓所もある稲葉山の南麓に鎮座する宇倍神社への参道は北へと続く。
鳥居をくぐると道路を横切って深い森の中に入る。
階段の手前左に池がある。亀金池と名付けられ、池に浮かぶ石には亀の銅像が乗っている。
池の横の階段を上ると、左に折れ長い階段が続く。
拝殿が見えてきた。
社殿は東向き。左に木造の社務所、右にコンクリート製の参集殿がある。御朱印は参集殿でいただく。
拝殿右に飛翔の鳥
拝殿左に福徳亀
拝殿・本殿は弊殿でつながり、ともに檜皮葺の屋根。拝殿に参る。
当地は御祭神の武内宿禰命の終焉の地であると伝えられる。
亀金岡に双履を遺して三百六十余歳で亡くなったとされ、双履石という霊石が祀られている。
拝殿左奥に國府神社、御祭神は建御雷神、日本武尊、速佐須良比咩神、武内宿禰命、伊弉諾尊、菊理姫命、土御祖神、奧津彦命、奧津姫命、宇迦之御魂命の10柱で、近在の神社の合祀社となっている。
宇倍神社
鳥取県鳥取市国府町宮下651