金沢市に鎮座する椿原天満宮。御祭神は菅原道真公。
金浦郷の総鎮守産土神であった神社は、小立野台地の麓から台地斜面を利用して建てられている。
社殿は北西向き。長い階段を上って拝殿に至る。
右の狛犬は逆立ちとまではいかないが後ろ足が浮いている。
口に何か付いていると思ったら、蝉の抜け殻が・・何もこんなところで孵化しなくてもと思うが、ツキがありそうだ。
拝殿に参る。
拝殿の後ろ石垣の上に本殿は鎮座する。当地は神社が遷座する前は一向一揆の砦、椿原山城があった。金沢城にあった尾山御坊の北東の守りの要である。
拝殿右に境内社の稲荷社。
稲荷社が下ってくると「がっぱの神様」と呼ばれる石塔が立っている。がっぱとは、方言で頭にできた湿疹のことで、がっぱの子の親がここにお参りして全治するとおはぎ餅を供えてお礼参りをしたという。
階段途中の左手に社務所兼自宅があり、そこで御朱印をいただいた。今日は宮司が留守であったので書き置きに日付を入れていただく。
椿原天満宮
石川県金沢市天神町1丁目1−13