旧今立町粟田部に鎮座する岡太神社。御祭神は建角身命、國狭槌尊、大己貴命で、継体天皇を配祀する。
南向きに参道が延びる。
朱色の大鳥居をくぐって境内へ。
迎春と迎えてくれる。
両側の竹飾りはこの地方独特のものか。
拝殿に参る。
階段を上り、本殿に参る。前回の参拝は昨年2月の蓬莱祀(おらいし)のときだったので、やはり冬囲いされていた。次は違う季節に参拝したい。
本殿右に須波阿須疑神社
本殿左に貴船神社
本殿の左方に石祠が2基建っている。
本殿の右方に石碑。当地は謡曲花筐(はながたみ)ゆかりの地である。
境内社をめぐる。拝殿の右上方に神明社と石祠の稲荷神社。ともに別当寺だった粟生寺の守護神であった。
花筺会館の東にある天神社。御祭神は少彦名命、後世に菅原道真公が合祀される。佐山天神地区の氏神。境内の白樫は樹齢300年近い。
佐山姫公園の北側の秋葉神社。
秋葉神社の上方に不明の石祠。
秋葉神社の西へ進むと出雲社。
出雲社の右から琴弾山に鎮座する金刀比羅神社への入口がある。鳥居の赤い注連縄が変わっている。
10分ほど登ると金刀比羅神社に着く。拝殿右に大きな岩肌がむき出しの磐座がある。
今日は小雨で下が霞んでいたが、晴れていれば町が一望できる絶景スポットだろう。
花筺公園に隣接して佐山姫公園がある。この辺りが継体天皇が妻の佐山姫と暮らした館跡と伝えられる。
継体天皇の皇子、安閑天皇と宣化天皇の産湯の池と伝わる皇子ヶ池。六角形の玉垣は天保元年に継体天皇1300年祭を記念して地元で造営されたものらしい。
玉垣内には中央に石が据えられている。もとは宮内庁管理であった聖地で、現在は国有地となっている。
御朱印は社務所が開いていなかったので、拝殿左方の境内にある自宅でいただいた。宮司が拝殿に上がっていたので、代筆しましたと恐縮されたが、逆に心遣いさせてしまったようで申し訳なかった。
岡太神社
福井県越前市粟田部町大山19