糸魚川能生の白山神社。御祭神は奴奈川姫命、伊佐奈岐命、大己貴命。
古代奴奈川族の首長、奴奈川姫を祀って産土神としたのが始まりといわれており、かつては権現岳にあったという。
延喜式内社の奴奈川神社の論社のひとつで、白山信仰の布教拠点として神仏習合した際に白山権現と改称された。
平安後期の木像聖観音立像が伝わり、越後三十三観音霊場を始めるにあたり、まずは白山神社に詣ることがしきたりだったということで、書き置きの御朱印は「聖観音菩薩」となっている。宮司が常駐しておらず、総代さんがこれだと言われていましたが、神社名の墨書きも本務社のほうではしているようです。
鳥居をくぐり、階段を上ります。
境内に入ると左手に社務所、奥に檜皮葺の拝殿が建つ。
拝殿右手に御旅所がある。拝殿後方の山が尾山で、旧社殿は山中にあった。
拝殿に詣る。
後方の本殿は国重量文化財。
本殿横には神仏習合時代の石祠が複数ある。
境内には旧講堂だった建物が、境内社の秋葉神社となっている。
能生白山神社
新潟県糸魚川市大字能生7238