高岡の延喜式内社、二上射水神社春季例大祭である築山神事を見てきました。
4月23日に開催され、今年は土曜日となりました。
神事は午後2時からでしたが、初めてだったので早めの12時過ぎに到着しました。
三本杉の前に舞台が組まれていました。
四天王の後ろ、天狗面の神様が最上段。
築山は県内では二上射水神社と放生津八幡宮の2社のみに残る祭礼です。
まだ閑散とした拝殿では
すでに供物が供えられていました。
時間があったので、来る途中に見た獅子舞を探して上二上公民館まで移動し、昼休みが終わって出発した行列について、再び二上射水神社まで
先頭は現代獅子、後ろに獅子舞が続きます。
上二上の獅子舞は最近は土日に行われるようなので、築山神事と同時に行われる機会は珍しくなったようです。
最初に拝殿前、木像男神座像社前、忠魂碑前と獅子舞が舞われる中で
築山神事のために舟形神輿が拝殿前に移動されます。
獅子舞にはいくつかの舞があり、どれも軽快な音と踊りで楽しげでした。
舟形神輿が移動され、拝殿で祭礼が始まった頃、木像男神座像の御開帳と
資料館の公開が神事終了の4時までの時間限定で始まりました。
さて、築山神事が始まります。
舟形神輿への神遷しの神事が行われ、現代獅子を先頭に行列が進みます。
獅子舞は町内へ戻っていきました。
舟形神輿は山車の原型とも言われており、神様を乗せて進みます。
舞台の前に舟形神輿が到着し、築山に神様を遷して神事が執り行われます。
現代獅子、巫女舞、祝詞などが行われ、
最後は神様を舟形神輿に遷して本殿に帰ります。
築山はあっという間に元に戻ります。神様を怒らせないように神事の間のつかの間の祭壇となります。
神事が終わった後の供物です。はべん(かまぼこ)の鯛が富山らしいです。
拝殿前で舟形神輿から本殿に神遷しの神事が行われ、神様は帰っていきました。
今日は見物客も多かったし、獅子舞も同日に行われ、とても興味深い祭礼でした。