米原市に鎮座する靑木神社。御祭神は当地を治めていた靑木氏の祖神、藤原鎌足から8代孫の靑木武蔵守時長。
延喜式坂田郡の比定社、山津照神社が明治15年に現在地に遷座するまでの元社地という。
境内は川に沿って東向き。木々が繁茂しているので昼間でも薄暗い境内。
入口の鳥居にかかる扁額は「あおき」の「あお」の下が「月」ではなく「円」の旧字体になっている。
境内に入ると中程の両側が盛り上がっている。
この違和感ある土盛りは何だろうか?と考えてみた。中央に空間のある左右の土台のある建物といえば門だろう。おそらく仁王門ではないだろうか。神仏分離令で仁王門は随神門に転用される例もあるが取り壊されたものも多い。明治15年の遷座により境内の建造物は移動か撤去されたのではないだろうか。
本殿前には2対の燈籠。
本殿に参る。
本殿の扁額は新字体の「青」になっていた。
境内の隅に石碑が建っていたが、かなり風化が進んでいて何の石碑がわからない。
靑木神社
滋賀県米原市能登瀬390