琵琶湖最大の島、沖島に鎮座する。御祭神は奧津嶋比賣命(多岐理比売命)。
延喜式蒲生郡の論社のひとつ。神の島として近淡海(琵琶湖)航行安全を祈願する島であった。
沖島に渡る近江八幡市の堀切港。琵琶湖を挟んで対岸に比良山地、右の岬に一部隠れて沖島が見える。
沖島通船に乗り込む。他は皆さん釣り客でした。
10分ほどで沖島漁港に到着。今日は風もなく快適な航海でした。
島内案内図
漁港からまっすぐ行けば神社に行けるが、少し寄り道
石川県の舳倉島は島内に車が1台もなく、交通手段は三輪自転車だったがここでも三輪自転車は主要手段のようだ。
沖島コミュニティセンターの前に沖島を詠んだ万葉歌碑がある。
神社への道。神社は頭山中腹に鎮座する。
神社の入口は細い路地の先にあった。
最初の階段を上ると扁額のかかる鳥居と右手に社務所が建っている。
狛犬の足下には子蛙を背負った蛙の石像がある。
階段の横に社号標が建っている。
階段を上っていくと社殿が建っている。本殿の前に独立して拝殿が建つ。
境内に由緒書きが建つ。
さらに上に建つ山の神遙拝所と絵馬が置いてある。絵馬が置いてあるのは蝋燭立て箱のように見える。
絵馬
同じ図の絵馬が拝殿に奉納されている。
本殿に参る。
本殿の狛犬の足下には七福神の宝船。航海安全を祈る島らしい。
境内から島内を見下ろす。黒瓦の屋根が目立つ。
社殿とは反対側に山神神社の鳥居が建っている。
階段をさらに上にいく。
途中にお社かお堂がひとつある。
さらに上るとまた鳥居が建ち境内に入る。前に建つ燈籠の傾きが風の強さを物語っている。
山神神社社殿
沖島にはこの頭山と尾山の二山あるが、山容はこちらのほうが神奈備にふさわしい形で、「頭」と付いていることからも神の島の神の山と言えそうです。
境内から沖島漁港を見下ろす。
帰りに社務所に寄って御朱印をいただきました。
御朱印は自分で手押しする方式で、御朱印情報もなかったことから御朱印帳を忘れてきたので常備するコピー紙に押してきた。
社号印の印影は入口の鳥居にかかる扁額と同じになっている。
奥津嶋神社
滋賀県近江八幡市沖島町188