編者:由谷裕哉
発行所:岩田書院
発行日:2020年7月
ページ数:190ページ
定価:2,800円+税
昨年は明治維新150年として神仏分離に関する新書や論文集が数冊発行されたが、現在の神社の総数に大きく影響を与えているのは神社整理を進め合祀が進んだことにあると考えている。神社合祀がどう進められたのかという事例を積み重ねることで現在の神社の在り方が見えてくると思う。さらに神社合祀に関する論文が増えることを願う。
[目次]
緒論 神社合祀研究と地域社会
明治初期におけるムラ氏神の成立過程 熊本県阿蘇郡の神社整理
神社整理と奄美のシマ・村社 明治期の島嶼町村制と村の神社
神社合祀の記念碑 群馬県高崎市大住神社の事例
神社合祀記念事業の地域的形成についての一視角 上越市大和神社の事例をてがかりに
茨城県大洗町磯浜における神社の統廃合 神社合祀のロマン主義的解釈に対する代案として