奈良市の東大寺内の五百立神社。南大門と大仏殿中門の間に鎮座する。御祭神は天富命。
中世の絵巻に、大仏殿創建に従事した五百余人の工匠が、工事が完成すると五百羅漢になって天高く飛び立ち、姿を消したという説話があり、御祭神は不明だが工匠に関係する神らしい。
後方に控える五百立山の入口に鎮座する。境内案内図には載っていないが、延喜式内社も比定される古社である。
東大寺の手向山八幡宮末社か兼務社。かつては番匠社と呼ばれ大工・小工の崇敬を集めた。移転を繰り返したようで元の参道もよくわからなくなっている。
五百立神社
奈良県奈良市雑司町406