美川の藤塚神社です。御祭神は大山咋神、大巳貴命、天照大神の三神。
美川は元藤塚と呼ばれ、山王社が勧請されてから藤塚山王社と称した。神仏分離により本吉日吉社、藤塚日吉社と改称し、石川県庁が移転されたから官員遙拝所となった。最終的に現在の藤塚神社となる。
神社標の「塚」の字は土偏がなく、旧字体の「冢」が正式名のようですが、御朱印も「塚」ですね。
御朱印は隣接する社務所でいただきました。
社頭は現在西向きで日本海に向かっている。北前船で賑わった町らしい。その頃は本吉と呼ばれていました。
鳥居脇にある案内板によると、右方の角は「山王辻」と呼ばれたようです。
石垣の隅石に刻印があり、「几号水準点」というらしく、高低測量の基準点だそうです。
北陸地方では極少ないと書かれており、確かに見た記憶がありません。
拝殿に詣ります。
扁額の文字は前田家13代斉泰公の御染筆
樹齢450年の大欅はこの地方でも最古の巨木です。
境内には明治六年に造営された金比羅社
少し離れた市街地にある春季例大祭おかえり祭りの御旅所である高浜宮
高浜宮の境内には祭りの山車の保管庫が建っています。
奥に御旅所の仮宮の建物があり、ここが最近新築されたようです。新しい建物です。
仮宮だからか普段はやはり賽銭箱など詣る場所は開放されていませんね。
藤塚神社
石川県白山市美川南町ヌ167