若狭町に鎮座する天神社。御祭神は菅原道真公。延喜式三方郡山都田神社の論社。
最初参道途中からアクセスしたが、集落内に参道が通り、入口に「村社 天神社」の社号標が建つ。
参道は杉並木になっているが、あまり手入れ(枝打ち)はされていない。
参道を行くと鳥居の前に鳥獣柵がある。
開けて入ると鳥居の先の石段の向こうに社殿が見えてくる。
社殿と思ったものは覆屋だった。
中に同規模の本殿が2つ並んでいる。
右に梅鉢紋が付いているのが天神社、左が山王社。
右の壁に牛の絵馬がかかる。銅像や石像ではなく絵馬で牛が奉納されているのはあまり見ない。
左の壁の絵馬は枠が壊れているが、山王社の神使、猿のようである。
境内には他に建物はないが、右手の森の中に「奉焼地」という石に囲まれた場所があった。
「奉焼」とは戦中に軍旗を燃やしたことをいうようだ。
その後ろに石像が埋もれている。2つの仏像のようだが風化していて判別できない。
天神社
福井県三方上中郡若狭町佐古22