美浜町に鎮座する彌美神社。御祭神は室比古王、建御雷神、天兒屋根命、布都主神、比咩大神、大山祇命。
延喜式三方郡の比定社。
神社からかなり西に行った所に社号標が建つ。「式内 縣社 彌美神社」と書かれている。
近くに建つ看板は若狭地方の数社のみに伝わる王の舞。この社では5月1日に行われる。
一の鳥居の前に石碑が建つ。
東側は六地蔵が浮き彫りされている。西側には五輪塔が掘られている。
鳥居の先を行くと階段を登り参道が延びる。
参道の右側に宮司宅、
社務所が並び
さらに行くと四脚門の二の鳥居が建つ。
鳥居をくぐり左方の大きな木の下に石碑が建っている。
「皇孫ニニギノ尊宮殿の郷」
天孫降臨神話の中にある「笠沙の御前」は常神半島と解釈して、宮代の地名が宮殿の存在を示すという説があるようです。
右手には神楽殿
階段を上ると拝殿が建つ。
拝殿の左に境内社が1社。
拝殿の左前に樹齢約700年の杉の御神木が立つ。
本殿は拝殿の後方に独立して建つ。右に境内社が1社ある。
本殿に参る。
本殿に書き置きの御朱印があったのでとりあえずいただく。
境内に南接して園林寺という寺が建っている。
もと別当寺だったか、塔頭だったかのか分からないが、
寺の境内にも社が数社あり、一番奥の社に雨宝童子が祀られているといい、この像が天照大神が日向に下向した姿であるとか、ニニギノ尊の姿であるとか言われている。
境内を散策している内に、宮司さんが本殿にいらしたので御朱印をお願いして書き置きは返し、入口の社務所まで戻って御朱印をいただいた。
彌美神社
福井県三方郡美浜町宮代7森下2