奈良市に鎮座する氷室神社。御祭神は闘鶏稲置大山主命、大鷦鷯命(仁徳天皇)、額田大仲彦命。
旧地が春日山の月日磐と言われ、延喜式添上郡高橋神社の論社。明治以前は春日大社の別宮として営繕費や祭礼が賄われたという。
国立奈良博物館の前に鎮座し、境内は南向き。入口に朱色の鳥居と社号標が建つ。
境内に入ると左に住吉神社。御祭神は住吉三神と、祓戸四神で別名祓戸神社という。
拝殿は渡廊で四脚門とつながり、四脚門の両側に廻廊がや建物がつながる。
四脚門前は階段になっており、左に植えられたモクレンが満開になってきれいだった。
右には春を告げる樹齢約100年のエドヒガン桜。樹勢が衰えて最近はあまり咲かないらしい。
拝殿に参る。
拝殿の前には戦艦鎮遠の砲弾が奉納されている。
東御廊の授与所で御朱印をいただく。当宮は御朱印は神札と同等として、火打ち石で祈祷するので600円。書いてもらうにも時間かかります。
氷室神社ということもあり、氷みくじというおみくじがある。
渡廊に置かれた氷に乗せると文字が浮かび上がる。
拝殿と本殿
瑞垣の前に燈籠が吊されている。春日大社の春日燈籠に似ている。
本殿は瑞垣に囲まれてよく見えないが、内部が珍しい形式だとか。
本殿右に末社舞光社が建つ。御祭神は南都舞楽の祖である狛光高公で、社宝の舞楽面蘭陵王はここに祀られていた。
隣に御祭神の仁徳天皇の御製碑が建つ。
氷室神社
奈良県奈良市春日野町1−4