松山市に鎮座する松山神社。御祭神は徳川家康公、菅原道真公を主祭神とし、大己貴命、少彦名命を相殿に祀る。
元和4年に加藤嘉明が伊佐爾波神社の境内に東照権現を祀る小祠を建てたのが創祀で、明和2年に久松松平家の8代定静が現在地に遷座した。
神社は南向きに参道が延び、上り階段の途中に鳥居が建つ。
鳥居をくぐり、階段途中の右手に社務所への入口がある。
東照宮が現在地に遷座したのは松山城の鬼門を守護するためでもあったが、なるほど小高い境内地からは城下町の中心の丘に築城された松山城がきれいに望める。
階段を上り終えると唐門が建つ。社殿を取り囲むように透塀が囲む。
中に入り、拝殿に詣る。右には御供所の建物が建つ。
左にまわり本殿。東照宮特有の権現造。菅原道真公が太宰府左遷の途中、この丘に立ち寄り温泉に浴したという伝説地として里人が祀ったという天満神社を合祀し、松山東照宮は松山神社と改称した。
拝殿の左手に境内社が一社。
今日は社殿前で宮司が作業していたので、拝殿前の授与所で御朱印をいただいた。
松山神社
愛媛県松山市祝谷東町640