旧松任市に鎮座する守郷白山神社。御祭神は菊理媛命。
玉垣に囲まれた境内の入口に鳥居と横に社号標が建つ。
拝殿に参る。
当宮は拝殿に注目が集まる。
というのも、当宮拝殿は白山寺(現在の白山比咩神社)の本地堂を明治2年に移築したものであり、
境内に建つ社記にも本地堂移築の件を含めた由緒が記載されている。
拝殿内には一緒に移された「白山本地堂」の扁額も架かっている。
拝殿を横から見ると、本来の本地堂の正面(または裏)となり、確かに雰囲気が伝わる。
拝殿と右の社務所の間には御神木の大きな木(イチョウか?)が立っている。
その手前には「木津の大松跡地」と碑が建ち、大松があったようだ。
ちなみに地名の「木津」は「こうづ」と読む。
周囲は住宅地で見えづらいが、冠雪した白山が見え、白山の遙拝所としても良い場所であったのだろう。
守郷白山神社
白山市木津町100