松山市に鎮座する高縄神社。御祭神は大山積神、高龗神、鳴雷神。三代実録記載の高縄神の比定社。
高縄山の麓に鎮座する社殿から西の海へ車道を兼ねた長い参道が続く。かなり手前に一の鳥居が建つ。右に「縣社 高縄神社」、左に「式外旧社 推古帝勅願所 高縄神社」の社号標が建つ。
途中に狛犬が迎えてくれる。
境内へは最後に階段を上っていく。
振り返れば瀬戸内海。今にも雨が降りそうな天候
門(随神門だろうか)をくぐると正面に拝殿
左方に絵馬殿
たくさんの奉納額が掲げられている。奉納年代も広く、長く崇敬を集めているようだ。
拝殿の左に建っているのは社務所と参集殿か
拝殿に参る。こちらにも絵馬が奉納されている。
拝殿右に稲荷社。豊受大神、倉稲魂神と祀る。
本殿は玉垣の中に建ち、拝殿とは幣殿でつながっている。
横長の社殿は御神像十六軀を奉安していたという十六王子社だろうか。
その右に祖霊社が建つ。
左には祭具庫と境内社が一社。絵馬殿横にも一社あったが、いずれかが猿田彦命を祀る御先社、もう一社が金刀比羅大権現、須佐之男神、大山積神を祀る金刀比羅社だと思われる。
参拝途中、ついに雨が降ってきた。9時前だったので車中で少し待っていると、階段前の神職宅と思われる家の方が出てきたので御朱印について聞いてみた。高縄神社の神職は階段前のこの家と、上の溜池の奥にある家の2軒が交替で勤めていて、現在は溜池の奥の家が宮司を勤めているということだった。そちらを訪ねて御朱印をいただき、待っている間いろいろと話をさせていただいた。
高縄神社
愛媛県松山市宮内甲102