今津町に鎮座する阿志都彌神社行過天満宮。御祭神は木花咲耶姫命、菅原道眞公。
式内社高嶋郡の阿志都彌神社の論社。
南入口が表参道を思われる。入口に「善積郷社」と刻まれた石碑が建つ。
鳥居には「善積郷社 阿志都彌神社 行過天満宮」の扁額がかかり、当社はかつて善積郷の惣社であった。
参道がまっすぐに延びるのは馬場であるから。
参道との直線上に拝殿、本殿が建つ。
本殿は側面をシートのようなもので覆っているが、屋根はそのまま。拝殿と本殿の間にも屋根があるが、幣殿とは言い切れない状態。
本殿に参る。本殿には横文字の「阿志都彌神社 行過天満宮」の扁額がかかる。
天満宮のため丑像もある。
東にも参道があり、入口に「阿志都彌神社 行過天満宮」と刻まれた社号標と、同じ扁額のかかる鳥居が建つ。
鳥居前のスダジイの大木がとても雰囲気がある。
東鳥居を入ると福禄寿神を祀る境内社。
赤い鳥居の境内社は今熊野神を祀る稲荷神社。
本社の左奥に末社白山神社が鎮座する。
式内社高嶋郡の小海神社の論社で、北生見にあったが、自営者の演習地となり住民とともに集団移転してきたという。
授与所で御朱印をいただく。
一緒にいただいた由緒を読むと、もとは東鳥居を出た東隣の地に鎮座していたという。そこも自衛隊の宿営地になっているのだが、その中に将軍塚と呼ばれる古墳があるらしい。らしいというのは外からは見えないからだ。自衛隊員によるブログを見ると、しっかりと案内板もあり、大きな円墳であるから見てみたいとも思う。当社が古墳の埋葬者と密接な関係があることがわかる。
阿志都彌神社行過天満宮
滋賀県高島市今津町弘川1707-1
西浅井町に鎮座する矢合神社。御祭神は猿田彦神、應神天皇。
式内社浅井郡の矢合神社の論社。本社の御祭神は猿田彦神のみで、明治43年に内前沢の八幡神社を合祀し、應神天皇が併祀されることになった。
境内は南向き。琵琶湖の北を南北に縦断する国道が通っているため、社前の道路は交通量が多い。
社殿の後ろに均整のとれた山が見える。もとは山腹に鎮座していたようだ。
社号標に「式内 矢合神社」と刻まれ、境内は非常に整理されている。
鳥居をくぐると左手に手水舎、右手に蔵と、山手に社務所が建っている。
拝殿はシートに覆われている。拝殿前には神馬像が奉納されている。
拝殿の後ろに本殿が建つ。
本殿に参る。
覆いの中に檜皮葺きの比較的大きい本殿が納められている。
本殿の右に境内社が1社建つが、詳細は不明。
矢合神社
滋賀県長浜市西浅井町岩熊733
西浅井町に鎮座する香取五神社。御祭神は經津主神、武甕槌神、天兒屋根命、大日孁貴尊、天鈿女命、安閑天皇。
式内社浅井郡の塩津神社の論社。もと香取五所明神と称していたということで、五神祀っていたようだ。
境内は南向き、入口に鳥居と社号標が建つ。鳥居から石敷が社殿まで延びている。
正面に本社、その右に一回り小さい末社八幡宮が並んで鎮座する。
本社本殿。塩や水の供物やローソクが常備されていて、氏子の信仰は篤いようだ。
社殿左前の大きな木が御神木のようだ。
八幡宮本殿。
右手に末社秋葉神社。
その右に石に囲まれ石が祀られている。これも末社のひとつか?
香取五神社
滋賀県長浜市西浅井町祝山288
西浅井町に鎮座する香取神社。御祭神は經津主神、岩裂神、根裂神、磐筒男神、磐筒女神。
浅井郡の式内社鹽津神社の論社。
参道は東から西に延びている。木に覆われた舗装道で、入口に社号標と鳥居が建っている。
鳥居。
途中、宮前橋の架かる大川。地元の方が土手の草刈をする中で、大勢の釣り人が何かを釣っている。
参道に泊まっていた車のナンバーは中京圏が多かったが、後で調べると鮎釣りのスポットだったらしい。
橋を渡ると、水を抜かれた池と手水舎の先に南向きに社殿が建っている。
裾の広がる拝殿には参拝する場所がなかったので、
後ろの本殿で参る。本殿はぐるりと瑞垣が巡り、正面に門がある。
黒い覆いはトタンか?と思ったら木材でした。以前はこの覆いはなかったので、瑞垣の修復と同時に覆いが作られたようだ。
本殿
本殿の左に鳥居と末社
末社は左半分に川濯神社、右半分に白山神社と稲荷神社が祀られている。
境内の西、社務所のような建物には「老人憩の家」と書かれている。
香取神社
滋賀県長浜市西浅井町塩津中332
西浅井町に鎮座する下塩津神社。御祭神は鹽土老翁神を主祭神とし、伊邪那岐命、伊邪那美命を配祀する。
式内社浅井郡下鹽津神社の論社。
集落の奥、南向きに参道が延び、入口に鳥居と社号標、神旗ポールが建っている。
社号標には「式内 下鹽津神社」と刻まれている。
鳥居をくぐり、参道を進むと手水舎の前に一際大きな杉が立っている。御神木を示す注連縄が巻かれている。
階段を上り、一段高い社地。真正面に社殿はなく、少し右にずれて建てられている。
その階段の手前、左右に同規模の池が2つある。
拝殿に参る。
拝殿は珍しくシャッターに覆われている。中をのぞくと四方壁のない拝殿となっている。
拝殿の後ろ、幣殿・本殿と連なる。幣殿・本殿を覆う茶色の板はトタンだった。
雪深い地であるため、管理の負担を考えているのだろう。
本殿の右に末社。2棟並ぶのは神明社。内宮と外宮なのだろう。
さらにその右に末社白山社が建っている。
入口の社務所の裏に
五輪塔が残っている。
鳥獣柵があるので近づけないが、古いもののようだ。
下塩津神社
滋賀県長浜市西浅井町集福寺455
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