能登一の宮 氣多大社⑥

氣多大社

羽咋市に鎮座する能登一の宮氣多大社。御祭神は大国主命。
平成最後の大晦日参拝に行ってきました。

氣多大社

向かう途中の道程は雪が降っていました。そして近づいてきて奇跡の光景を見ることになりました。
なんと氣多大社の上空だけがポッカリと青空が広がっていたのです。

氣多大社

初詣に備え、社前の参道には露店が並んでいました。周囲の空はどんよりとした雪雲です。

氣多大社

団体参拝が直前に行列をなしていたので、先に御朱印帳を預けました。

氣多大社

すでに初詣に授与品が並べられていました。中の神札を見ると、以前とデザインが変わっていました。
紙札は珍しい灰色(銀色?)の文字(初穂料800円)、立派な木札(小・初穂料1000円)も大小あります。

氣多大社

正月はとても混雑するので、特別参拝者用の通路が作られていました。

氣多大社

氣多大社では「平成の大事業」として、本殿(1992年)、摂社若宮神社本殿(1992年)、摂社白山神社本殿(1998年)、拝殿(2017年)、神門(2018年)の五棟の国重要文化財建造物の檜皮葺きの屋根葺き替えを進めてきて、先月26日に拝殿と神門の屋根葺き替え奉告祭が行なわれたばかり。今日は雪に覆われている。

氣多大社

拝殿に参る。

氣多大社

拝殿前には正月の縁起物が並んでいた。

氣多大社

本殿背後の入らずの森。森には素戔嗚尊と妻の櫛稲田姫が鎮座し、2柱の氣が満ちている。

氣多大社

29日から31日まで1年で衰えた氣を一新する「氣の葉祭」が行なわれ、普段は一般立入禁止の御垣内(摂社白山神社横)に遥拝所が設けられる。

帰りに御朱印帳を受け取る。先の一人が日付が違っているという。自分も確認したが、ずっと前日になっているようだ。
何とか「一」が入っているようには見えないか。

氣多大社
石川県羽咋市寺家町ク1−1

全國有名神社御写真帖

全國有名神社御写真帖
編集兼発行人:皇國敬神会
発行所:皇國敬神会
発行日:1922年11月30日
ページ数:160ページ
定価:並製4円、上製5円、特製9円
明治神宮の創建された大正11年に予約募集され翌年発行された官国幣社を収録した写真集。157社の当時の貴重な写真が収められ、外地は京城神社のみ。

立山神殿御遷宮 霊峰立山の賦

立山神殿御遷宮
発刊者:たてやま山岳出版会
発刊日:1996年12月
ページ数:119ページ
頒布価格:5,000円

立山神殿御遷宮 霊峰立山の賦
発行所:北日本新聞社
発行日:1997年4月
ページ数:83ページ
定価:1,429円+税

平成8年に行なわれた立山雄山山頂の雄山神社峰本社の建て替えについて、その経過を追った写真集。先に発刊されたたてやま山岳出版社版は大判でその分見応えがある。後に北日本新聞社版が再編集され発行されたが、写真や文が一部削除され代わりに新聞社の撮影した写真が追加されている。写真は紙質により見やすくなっているが、大きさは三分の二ほどに縮小されている。
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南魚沼郡神社銘鑑

南魚沼郡神社銘鑑
編集:南魚沼郡神社銘鑑編集委員会
発行:南魚沼郡氏子総代会
発行日:1988年7月25日 限定頒布
ページ数:276ページ
新潟県南魚沼郡に鎮座する194社について、御祭神、祭礼日、沿革を記す。宮司や氏子総数、氏子総代など総代会が中心に作成した特徴が見られる。名鑑部分は各社1ページを基本とし、数枚の写真を付ける。名鑑はモノクロであるが、「写真で見る・・・」のほうはカラーで紹介されている。
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神國島根 (島根県神社誌)

神國島根
発行者:島根県神社庁
発行日:1981年4月29日
ページ数:648ページ
頒価:10,000円
神社本庁創立三十五周年を記念して、(昭和)天皇誕生日に発行された。島根県内1160社を収録し、御祭神、例祭日、由緒、宝物など基本的項目を備える。境内写真がほとんどないのが残念ではあるが、御祭神一覧、式社論社の変遷など、神社誌編纂にあたり新しく集計・分析された記事があり参考になる。
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白山神社三十三式年大祭記念帖

白山神社三十三式年大祭記念帖
著者兼発行者:白山神社宮司 平泉恰合
発行所:縣社白山神社社務所
発行日:1926年4月18日
ページ数:20枚
戦前、大正15年の式年大祭を記念して発行された写真帖。17枚の写真があり、参道、境内、社殿、宝物がある。当時の面影を見ることができ、貴重なもの。

加賀金沢 金沢神社⑮

金沢神社

金沢市に鎮座する金沢神社。御祭神は菅原道真公、白蛇龍神。

金沢神社

今日は平成最後の終天神。午前中は青空が広がっていたが、昼からは曇り空になった。
拝殿に参る。

金沢神社

受験シーズンなので絵馬がぎっしり連なっている。

金沢神社

境内に建つ大屋愷(よし)あつ翁之碑。
加賀藩士で幕末に長崎に留学した地理学者で、金沢地誌、石川郡町村誌、ノミ郡町村誌など石川県内の地誌編纂に携わった人らしい。

金沢神社

碑の上に来年の干支亥が2匹、上の球体は地球のようだ。

金沢神社
石川県金沢市兼六町1−3

台湾に渡った日本の神々

台湾に渡った日本の神々
著者:金子展也
発行所:潮書房光人新社
発行日:2018年5月6日
ページ数:423ページ
定価:2,800円+税
台湾には日本統治時代に祠規模のものを含めると四百社以上の神社があったらしい。そのうち跡地を確認できた230社を紹介している。社殿はすでにないものが多いため、在りし日の写真を掲載するがその写真だけでも収集は非常に大変なので貴重なもの。まさに台湾の神社研究における必携の一冊となっている。

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増補改訂 苗村一族の千年史 苗村神社から辿る歴史の旅

増補改訂 苗村一族の千年史 苗村神社から辿る歴史の旅
著者:苗村育郎
発行所:無名舎出版
発行日:2017年6月15日
ページ数:399ページ
定価:3,800円+税
著者は自分の姓のルーツを探して苗村神社のことを調べ始めたらしい。それにしてもその理由でこれだけの大著を書き上げたことに敬意を表する。

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官幣中社八坂神社扁額集 全

官幣中社八坂神社扁額集
編集兼発行所:八坂神社社務所
発行日:1910年12月11日
ページ数:128ページ
定価:30銭
八坂神社に所蔵されている扁額の中から26枚を選択して、由来と内容に解説を加える。モノクロ資料で、著作権も切れているので国会図書館デジタルコレクションでも見られるのだが、扁額の絵はほとんど潰れているので元本でしか確認できない。

加賀金沢 神明宮③

神明宮

金沢市に鎮座する神明宮。御祭神は天照皇大神と豊受姫神。

神明宮

拝殿に詣る。

神明宮

大けやきは葉がすっかり落ちてその幹の大きさが一層際立つ。

神明宮

先日、寺町寺院群の眞長寺(野町1-2-2)を参拝したとき、金沢城から遷座した城内鎮守の稲荷社があって、明治の神仏分離に泉野神社に移され、御神体が残ったと知った。現在は眞長寺本堂に御神体を祀った金沢稲荷が復興されている。また、その移された先の泉野神社というのが神明宮である。

今日は地元テレビの取材が入っていて邪魔しないように少し待っていた。
その間に境内を散策していると裏口に残っていた「郷社 泉野神社」の社標柱を見つけた。

神明宮

神社パンフレットによると、末社は蛭子社と稲荷社と書かれている。
当宮に神明蛭子像が安置されており、拝殿左の社殿前に「蛭児太神宮」の石燈籠があることから、この社殿は末社蛭子社と思っていた。

神明宮

今回宮司さんに稲荷社の所在を確認してみた。
するとこの社殿が眞長寺からそのまま移された稲荷社そのものだと聞いた。現在は蛭子社と稲荷社の末社合祀殿となっているようだ。貴重な建物なので、できれば修復したいと言われていた。

神明宮

色あせているがよく見ると稲荷社としての朱色が残っていて、正面蟇股には桐紋の一種が彫られている。

神明宮
金沢市野町2-1-8

東日本大震災 神社・祭り 被災の記録と復興

東日本大震災 神社・祭り 被災の記録と復興
編集発行:神社新報社
発行日:2016年7月8日 非売品
神社新報創刊七十周年記念出版として2011年3月11日に発生した東日本大震災によって神社や祭りがどうなったのかをまとめている。写真編がほぼ報道のなかったような氏神神社について多くの写真が掲載され貴重な記録である。基本非売品だが、神社関係者には頒布されるようだ。
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東日本大震災に伴う被災した民俗文化財調査 2012年度報告集

東日本大震災に伴う被災した民俗文化財調査 2012年度報告集
編集:高倉浩樹・滝澤克彦
事務局:東北大学東北アジア研究センター
発行:宮城県地域文化遺産復興プロジェクト実行委員会
発行日:2013年10月31日 非売品
ページ数:327ページ
東日本大震災で被災した23地域の被災状況と民俗文化財の経過を調査している。この報告書は文化庁選定事業として行なわれている。
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菊池の伝統

菊池の伝統
著者:千種宣夫
発行所:菊池神社社務所
発行日:1960年3月20日初版、1960年4月1日再版
ページ数:148ページ
昭和45年は、菊池氏初代則隆公の入国から九百年、菊池神社の御鎮座百年の節目に式年奉祝大祭を4月1日から6日まで行なわれ、大祭関係者に頒布されたものを一般にも頒布するために再版した。菊池氏を祀り、旧社格は別格官幣社。
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能登輪島 重蔵神社⑪

重蔵神社

輪島市に鎮座する重蔵神社に行ってきました。

重蔵神社

今月の花御札は椿です。

重蔵神社

拝殿に参る。
今朝にかけて平地でもうっすら雪が積もった場所も多かったが、輪島には雪はなかった。

重蔵神社

脇に立つ子安社

重蔵神社

賽銭箱の横で猫が番をしている。
寒い日だから風を凌げる屋内は有難そうだ。

重蔵神社

社務所に寄ると「花守」という厄除のハーバリュームが新しく頒布されていた。

重蔵神社

境内の椿は10月から咲いていたが、花御札には今月登場。

重蔵神社

手前の赤いのが綺麗に咲いていた。

重蔵神社
石川県輪島市河井町4-68

厨川稲荷神社の信仰と歴史

厨川稲荷神社の信仰と歴史
編集・発行:「厨川稲荷神社の信仰と歴史」編集委員
販売:ツーワンライフ出版
発行日:2018年9月
ページ数:58ページ
定価:1,000円+税
岩手県に鎮座する古社厨川稲荷神社の歴史と宝物を収録した神社誌。A4サイズで文字や図版が大きく掲載され読みやすい。

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名古屋市中区袋町 泥江県神社小伝

泥江県神社小伝
著者:後藤邦四郎
発行所:名古屋郷土歴史研究会
発行日:1968年5月5日
ページ数:152ページ
頒価:500円
歴史研究会の会員に頒布された1冊。名古屋市に鎮座する泥江県神社の歴史を書く。会員でガリ版印刷し、山折りにして本形式にしている。
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苗村神社三十三年式年大祭 調査報告書

苗村神社三十三年式年大祭 調査報告書
編集:滋賀県立大学人間文化学部 苗村神社三十三年式年大祭調査団
発行:竜王町教育委員会
発行日:2015年9月30日 非売品
ページ数:275ページ
平成26年10月に行なわれた苗村神社三十三年式年大祭の調査報告書。祭りの実施方法について詳細な調査・報告がされている。
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中世諸国一宮制の基礎的研究

中世諸国一宮制の基礎的研究
編者:中世諸国一宮制研究会
発行所:岩田書院
発行日:2000年2月29日
ページ数:779ページ
定価:9,900円+税
一宮の研究史の現在の到達点をまとめたもの。研究者の私見をなるべく入れないように書かれているため、参照されている文献とともに読むのが良いようだ。

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神奈川縣神社写真帖

神奈川縣神社写真帖
編纂兼発行者:長谷川信治
発行所:萬朝報横濱支局
発行日:1939年4月30日
ページ数:436ページ
定価:戦時体制版 拾五円
萬朝報創刊五十周年を記念して戦中に発行された。神奈川県内の村社以上の神社の御祭神、例祭日、由緒概要を記して写真を1枚付す。郷社以上の写真はあっても村社の写真は珍しいので貴重な写真帖。