四阿山へ2回目の登拝。
6月~10月は「山家神社奥宮」と墨書きされる。
今回は菅平高原から根子岳を経由して四阿山山頂を目指す。
天気は午後から崩れる予報だ。
8時50分登山届を書いてスタートする。
根子岳には菅平牧場の横を登っていく。
牛が出迎えてくれた。
20分ほどで東屋に到着。
南から崩れる予報なので、北の方はまだ景色が見えた。
北アルプスが雲海の上に顔を出し、絶景を作り出している。
さらに30分ほど登ると、登山道の脇に何か建っている。
見逃してしまうような場所に立つ「禰固岳八合目」の石碑
山頂近くになると登山道はガレ場になる。雨が降る前で乾いていて歩きやすかった。
1時間20分弱で根子岳山頂(2207m)に到着。
山頂に鎮座する禰固岳霊社
山家神社で山頂の写真を見せると、猫のカワイイ根子岳の御朱印がいただける。
風を遮るものもない山頂は強風吹きさらしだったので、早々に四阿山に向けて一度下山する。
途中、巨石がゴロゴロとした岩脈が現われる。
圧倒されながらも、岩で強風も避けられて快適に進めた。
底近くは笹原を進むのだが、天候が徐々に怪しくなり強風で横から煽られ、登り返しに入ることにはポツポツ降ってきた。
1時間ほどで登り返しが終わり、四阿山山頂と菅平・四阿高原の分岐地点に到着。
少し平坦になったので山頂へと急ぐ。
前回も登った木道の先に山頂がある。あともう少し
長野側奥宮(信濃社)
奥の群馬側奥宮(上毛社)は今年新しくなった。
自分は参加していないが、人力で木材を荷揚げして組み立てたもので、やはり吹きさらしなので数十年しか持たない。
天気は怪しいが、新しい奥宮は清々しい気分になる。
分岐からは20分、時折小雨が降っているので山頂に人はまばら。
自分も昼食を軽くとり、早々に下山を始める。
12時過ぎ、分岐地点まで戻り、菅平高原へ下りる。
5分ほどで菅平高原と四阿高原の分岐になる。
最終的には菅平高原に戻るが、今日は西中宮へ寄るため四阿高原へ下りる。
長野側の登拝道だった道の途中には石祠を複数見られた。
分岐から50分、奥に旗が建っているのが見えた。これがないと見逃してしまうような場所に中宮があった。
手前に石祠があり他にも石碑の境内社が複数あるが、さらに左奥の茂みの先に中宮が建つ。
山家神社の西中宮。
巨石の脇に雨風を凌ぐように社が建っている。
西花童子と呼ばれた西中宮の御朱印
西中宮から菅平高原に戻るのに1時間ほどかかった。途中遂に雨が降ってきた。
やはり素直に菅平高原に下りるのが賢明のようだ。
山家神社奥宮(四阿山山頂)
長野県上田市真田町・群馬県吾妻郡嬬恋村