日南町に鎮座する大石見神社。御祭神は大国主命。
大国主命が兄神の八十神により絶命させられた後、2度目の復活(蘇生)を果たした場所と言われ、赤猪岩神社とともに出雲神話ゆかりの場所とされる。
集落の奥、大倉山に向かって参道が続く。
入口に鳥居と社号標
手水は笹で囲まれている。
随神門には
彩色鮮やかな随神像と狛犬が収められている。
拝殿前に二本のイチョウの巨木がある。御神木になっていて、左は普通のイチョウ、右は「オハツキタイコイチョウ」と呼ばれる2個組の種子が実る珍しいイチョウ。樹齢は600年と言われる。
拝殿に参る。
拝殿前には狐様。狛犬と狐がともに祀られているのは出雲の神社と同じ。
拝殿に続き、幣殿、本殿がある。
拝殿右に社務所。
普段は無人で、拝殿に貼ってあった電話番号に電話すると、下の集落から宮司さんが来られた。
中で参拝させていただき、由緒の説明やイチョウの実を見せていただき、御朱印をいただいた。
本殿には因幡の白兎にちなんでウサギの彫刻も彫られている。
集落からすぐ南が広島県との県境で分水嶺になっているという。
神社の背後には大倉山があり、孝霊天皇の鬼退治伝説の伝承地のひとつであり、砂鉄や銀が採取されていたという。
大石見神社
鳥取県日野郡日南町上石見819