白川町に鎮座する大山白山神社。御祭神は菊理媛神、伊弉諾尊、伊弉冉尊。
泰澄により養老2年に開かれた北陸七白山のひとつと伝えられ、延喜式賀茂郡大山神社とされる。
今日は秋季大祭の日ですが、今年は鎮座千三百年記念奉祝祭として特別祭事も開催されるとあって、800mを越える山頂駐車場も多くの車が停めてあります。
神旗も空高く掲げられている。
鎮座千三百年を記念した石碑も建てられた。
祭礼の始まりも近かったので階段を急いで登る。
今日は多くの人が来ていて賑やかだ。
始まるわずかな時間に、拝殿の授与所で御朱印について尋ねると書き置きをいただけた。
存在をあまり知られていないためか、他にいただいた方はいなかったようだ。
神事が始まった。
続けて仏事の祭事として経が読まれました。
長瀧白山神社でもそうでしたが、拝殿でお経を読むという祭事は神仏習合の雰囲気を感じることができてよい祭礼でした。
普段無人の拝殿にはめったに入ることはできないので、この機会に天井や扁額などを見学しました。
中央の天井には植物が描かれている。
右の天井には動物(想像上の動物もいる)が
左の天井には人物が描かれている。
よく見ると天井に一番近い壁に三十六歌仙の絵が掲げられている。
本殿の右には光菴神社。中興の祖野原城主安江中務尉基政公と安江一族が祀られている。
上には寛政十二年奉納之絵馬が掲げられている。
左には大黒天と恵比須天が祀られている。
上には明治三十六年奉納の第九師団第十九聯隊の絵馬が掲げられている。日露戦争に出征する前に奉納されたようだ。
外の舞台に移って、子供たちの巫女舞が演じられた。
地元の方は遠慮深いのか、いつも見慣れているのか最前列が空いていたので、最前列で見せていただいた。
今日は来る途中も北陸は雨だったが、祭礼中は上空が晴れて良かった。
伊勢大神楽の流れをくむという獅子舞
稚児舞
神楽陵王の演舞。女性による神楽は初めて見ましたが、女性らしいしなやかな動きでした。
拝殿から餅投げが始まり、氏子たちが餅を取り合います。
自分は景品はいいので3個だけいただきました。
よい祭りでした。
最後に奥宮に参ります。
三棟の社殿を囲む玉垣も完成し、
こちらも完成した展望台からは絶景が望めます。
今日は残念ながら地平線沿いに雲がかかっていたので、白山や御嶽山は見えませんでした。
鎮座千三百年記念奉祝祭
12:00 祭事(神事)
12:45 祭事(仏事)
13:30 巫女舞
13:45 獅子舞
13:55 稚児舞
14:15 神楽演奏
14:25 景品付き餅投げ
大山白山神社
岐阜県加茂郡白川町水戸野1096