若狭町に鎮座する闇見神社。御祭神は沙本之大闇見戸賣命を主祭神とし、菅原道眞公と天照大神を配祀する。境内の御由緒には沙本之大闇見戸売命、菅原道真公、上下宮が祭神で、明治42年に近隣の六社を合祀したと書かれている。上下宮とは賀茂の上下神のことだろう。延喜式三方郡の比定社。
参道が東の山手に延びる。
振り向くと西にも参道が続いているようだったので、参拝後に行ってみた。
集落内に「郷社 式内 闇見神社」という社号標が建つ。
近くには若狭天神と呼ばれる当社に牛の石像が奉納されている。
闇見神社から滋賀県高島市の酒波寺若剱神社への峠道「近江坂古道」の起点となっているようだ。
鳥居の脇に大きな木がたっている。社叢は深い。
鳥居の先には階段が続く。
階段の途中、左手に中はほとんど空洞となっているが、御神木が霊気を放っている。
階段を上がると正面に拝殿。ここで4月5日王の舞が奉納される。
左手に社務所
右手に祈祷所と書かれた旧社務所が建つ。
祈祷所の中に、木像の大きな牛が奉納され、授与品も置いてある。御朱印も書き置きがあるはずだったが、今日は売り切れ。神職に電話したが、今日は用事があるということでまたの機会にする。
拝殿の後ろ、一段高い場所に本殿が建つ。
拝所付きの覆屋の中に本殿が鎮座する。
中央に「闇見神社」、右に「天満大神」、左に「天照皇大神」の扁額がかかる。
本殿に参る。
闇見神社
福井県三方上中郡若狭町成願寺字御手洗水12-7