上田市に鎮座する上洗馬神社。御祭神は大己貴命、天照皇大神、秋葉大神、大山祇命。
旧上洗馬村の産土神で、明治42年の神社整理で田中の秋葉社、三島平の三島社、横道の皇大神社を合併したというので、主祭神は大己貴命だったか。社伝では享禄4年(1531)に諏訪大社の御分霊を遷したというが祭神からはうかがえない。
鳥居、社殿、手水舎、神倉と揃った境内
手水舎は凝った彫刻が施されている。
鳥居の先に社殿が建つ。
鳥居横に「塩竈大明神」と書かれた石碑
拝殿に参る。
拝殿には右に「黒馬と白馬」、左に「赤馬と白馬」の絵馬が掛けられている。当地には戸隠信仰があり、干ばつのとき戸隠神社から御水をいただき神前に捧げて降雨祈願する風習があったという。
拝殿から廊下でつながる本殿覆屋
本殿は組物や彫刻など非常に凝った造りになっている。
本殿前の狛犬はギョロ目が印象的な南洋的雰囲気がある。
本殿後ろに「御神木之碑」
ここに周囲9メートルの樹齢1000年の欅の巨木があったそうだ。昭和57年の台風で倒れたというが、境内には他にも大きな木が多い。
上洗馬神社
長野県上田市真田町傍陽字上平2677