越前市に鎮座する國中神社。御祭神は越比古神、越比賣神、彦火火出見尊。延喜式今立郡國中神社二座の論社。
西に参道が延びる。道路脇に「式内 國中神社」の社号標が建つ。
この社号標の元に「国中の要石」が残っている。
この要石は、太閤検地の総検地奉行を務めた長束正家が、越前国の検地の中心になる石として定めたと言い伝えられている石で、越前国の中央にあたるため國中の地名由来となっている。
車道となっている参道を進むと、階段となっている。
新しい「式内 國中神社」の社号標が建ち、赤い鳥居が建っている。
階段を上ると広場となっていて、東にもうひとつ鳥居があり、こちらから車を入れることができる。
一段高い場所に社務所(参集殿?)が建っている。
社殿に続く階段は長い。途中の斜面に鳥獣除けの金網が張り巡らされていて、階段にも戸が付いている。
鹿か猿か猪か?何が出てくるのか分からない恐怖もあったが開けて中に入る。
階段の両側に笠のみの燈籠がずらりと並んでいる。
拝殿に参る。
雪対策だろうか、コンクリート製の社殿になっている。
拝殿を覗いてみる。随神があり、その上に黒駒と白駒の絵馬がかかり、なかなか立派な拝殿である。
本殿は弊殿でつながり、やはりコンクリート製。
國中神社
福井県越前市国中町58-27