越前市に鎮座する國中神社。御祭神は越國霊彦神、越國霊姫神を主祭神とし、天照皇大神と松葉大神を合祀する。延喜式今立郡國中神社二座の論社。
集落の中を通っていく途中、高台の上に「郷社 國中神社」の社号標が建っている。
前の細い路地を進み、公民館の前に駐車して境内に入る。
入口に「式内 國中神社」の社号標。鳥居や拝殿社号額にも「式内」の文字が入っていた。
赤い鳥居をくぐると社殿までは階段が続く。
階段の途中左手に社務所(参集殿?)が建つ。
拝殿前の石段にはたくさんの燈籠が奉納されている。
拝殿に参る。
拝殿と本殿は弊殿でつながる。
拝殿の左に日露戦没戦利品記念碑が建っているが、上の戦利品がないようだ。おそらく砲弾だったのだろう。
拝殿の右、記念碑とは対をなすように招魂社が建っている。
右手の斜面に文化財の石造層塔がある。
四層の石塔で、もとは中津山と国中の境界線にあり、明治にここへ移転されたという。旧地付近に2、3枚分の笠が散乱していることから七重または九重だったと考えられている。
國中神社
福井県越前市中津山町1-23