下呂市に鎮座する妙見神社、別名岩屋神社。御祭神は不明だが、天之御中主神だろう。
現在は岩屋岩陰遺跡の巨石群として観光スポットになっている。
階段の途中鳥居が建つ。
折り重なるような巨石に圧倒される。
中央の巨石の岩陰に本殿。昭和47年の岩屋ダム建設に伴い、6キロ下流の祖師野八幡宮に合祀され、飛地境内地となっているといい、御神体は遷されているのか。
左手に境内社が一社。
右の巨石の側面には北斗七星が描かれているという。
麓の巨石からこの巨石群を見上げると、ちょうど北極星がみえるといい、北斗七星を観測して時刻を知ったという。
右側の巨石群は線刻線のある巨石群と呼ばれ、巨石には夏至を示す線刻が残る。
また巨石の間に入ると、線刻に沿って差し込む光の位置によって夏至を正確に知ることができたという。
圧倒される巨石群の中で古代人の英知を感じる遺跡です。
妙見神社(岩屋神社)
岐阜県下呂市金山町岩瀬