草津市に鎮座する印岐志呂神社。御祭神は大己貴命。延喜式栗太郡の比定社で、天智天皇の勅願により大和国大神神社から分霊されたと伝える。
神社から東へ延びる道路の先に一の鳥居と社号標が建つ。神社前に志那街道の案内板がある。志那街道は琵琶湖の志那港を起点として守山市今宿に至る街道で沿道に神社があったというが、この道だろうか。
ややカーブした道に垂直に参道が延びる。参道や社殿は南向き。入口に鳥居はなく、石橋が架かるのみ。
今年は御鎮座千三百五十年を迎え、11月4日、5日に大祭が行われる。
参道途中に「式内 印岐志呂神社」の社号標
さらに進むと、境内を流れる川にかかる石橋を渡る。
神門
神門をくぐると左手に蔵
正面に大きな拝殿がある。
拝殿を通り、本殿を取り囲む玉垣の拝所で参る。
本殿は日吉大社の摂社樹下神社、摂社白山姫神社の本殿と同形式という。
本殿右に二の宮、御祭神は国常立尊、伊邪那岐大神、伊邪那美大神。
本殿左に三の宮、御祭神は惶根尊。
三の宮の左に若宮、御祭神は伊邪那岐命。
若宮の手前、一社のみ右向きの社殿は十禅師社、御祭神は天邇邇芸尊。
玉垣の角、玉串にも使われるという御神木オガタマノキ。
左手の森の中を進むと、奥御前社が建つ。御祭神は別雷尊。まわりの木の上でサギが巣を作っており、道や社殿も真っ白、上空に注意しながら参拝する。境内には古墳時代後期の古墳が複数あるといい、社殿の建つ場所も少し高い場所になっている。もしかしたら古墳なのか?
社務所横の大祭案内。氏子地域の神社は飛地境内地になっていて、水系ごとに宮座(グループ)を組み、それぞれの宮を世話するとともに、産土神も祀られているらしい。
拝殿右手には境内社が二社。稲荷社、御祭神は帯刀稲荷大神と多賀大神。
もう一社は大国主大神と事代主大神を祀る恵比須社。昭和31年に大阪今戎神社から分霊されたという。
今日は宮司が留守だったので再訪したい。
印岐志呂神社
滋賀県草津市片岡町245