京都市上京区に鎮座する首途八幡宮。御祭神は誉田別尊、比賣大神、息長帯姫命。
もとは「内野八幡宮」といい、平安京の大内裏の北東に位置したため、王城鎮護の神とされた。
かつて当地には奥州で産出された金を京で商う金売吉次の屋敷があったと伝えられ、源義経が奥州平泉に旅立つ際に、吉次の助けを得て、ここで道中の安全を祈願して出発したといわれ、「首途八幡宮」と呼ばれるようになった
社号標にも「かどで」のフリガナが振られていて、「出発」を意味する。
最近は義経ゆかりの地として観光に力を入れている。
参道を行くと、二の鳥居の右前に社務所
手水舎の手水には八幡宮の神使の鳩が彫刻されている。
社殿は少し高まった丘の上にある。左の三の鳥居を上がって、右の階段から下りてくるようになっているようだ。
階段を上がると社殿が見えてくる。拝殿と本殿一体の社殿のようだ。本殿に参る。
本殿右の授与所も無人であったが、由緒書きと書き置きの御朱印が置かれていた。
階段を下りる途中に仏像があり、地蔵かと思っていたのだが大日如来のようだ。
社務所の左奥に弁財天が祀られている。
弁財天社
境内に石が奉納されているのだが、達筆すぎて読めないので詳細はわからない。
首途八幡宮
京都市上京区智恵光院通今出川上ル桜井町102-1