新潟市に鎮座する白山神社。御祭神は菊理媛大神、伊邪那岐命、伊邪那美命を主祭神とし、天照皇大神、八幡大神を配祀する。延喜式蒲原郡船江神社の論社。パンフレットでは「越後国 沼垂郡 船江神社」と記しているが、船江神社は蒲原郡なので誤りか。
周辺は白山公園として整備されている。一の鳥居は東向き。参道の先に石製の二の鳥居
梅園ではちらほらと花が咲き始めていた。
参道左にひょうたん池
しばらく進むと右に蓮池、藤棚もある。
参道は右に折れて南向きに変わる。
三の鳥居をくぐると左に歯固め石
左方に遊伸亭
右手の駐車場に境内社の住吉神社への参道
駐車場の隅に宝暦天明の頃の狛犬
社殿の中には神輿が祀られている。
住吉神社、御祭神は住吉大神と息長足姫
住吉神社の左には日清・日露両戦役の戦没者を慰霊する昭忠碑があり、神武天皇像が安置されている。
随神門
随神門の左の廻廊の端に単独の建物。何に使用するものか
拝殿に参る。
扁額は「拝殿」
右に社務所があり、祈祷と御朱印の受付はこちら。
平成29年は白山開山1300年を迎え、神社では記念のお札、おまもり、御朱印、御朱印帳、御神酒(お祓いを受けた人限定)を頒布している。
加賀の二俣和紙に書かれた特別記念御朱印。復刻した牛王法印が押されている。記念御朱印帳にあらかじめ書かれるもの以外は書き置きになる。平成29年限定で一万枚。
ホームページにはなかったが、記念御朱印はピンク色に染めた二俣和紙に書かれた春バージョンも頒布されていた。
拝殿の左、白山会館前に樹齢約200年の御神木の「むすびの銀杏」
白山会館の下をくぐるように境内社への参道が通る。
夫婦円満の道祖神と餅搗き道祖神、縁結びの御神徳があるとされる。
本殿の左に蛇松明神社。金運上昇を願う人が多く、蛇の大好物の卵を賽銭の代わりにお供えする箱が社の前にある。
御祭神は蛇松明神。御朱印では蛇松神社と書かれる。
蛇松明神社の背後はちょうど本殿の背後にもなるが、御神木の蛇松がある。蛇のようにウネウネと御垣の外へ延びている。
その蛇松の下をくぐりさらに奥へ
本殿の右に松尾神社と黄龍神社が並んで鎮座する。
松尾神社、御祭神は大山咋神、中津島姫神
黄龍神社、御祭神は黄龍八一分身金鶏供養宝船大権現。八方除けの神様
本殿はや御垣は彩色されている。
拝殿前、左の廻廊に繁昌大黒、御祭神は大国主大神。
その廻廊の前に御稲御倉、御祭神は御稲御倉神、稲荷大神。社殿は第59回式年遷宮で内宮に建てられた御稲御倉であり、昭和39年の新潟地震で大きな被害を受け、第60回式年遷宮で当社に徹下された。神宮の唯一神明造そのままを見ることができる。
御稲御倉の前には御神石くくり石が祀られ、白山奥宮遙拝所となっている。開山1300年を記念し、白山から切り出した石を奉斎した。
蓮池の前に忠犬タマ公像。飼主の刈田さんらを二度の雪崩から救った話が当時の新聞やラジオを賑わせ、後世に伝えるため、像を建てる運動が起きたという。犬は子沢山なので、子宝・安産を願い戌の日に腹の部分をなでる人もいるという。
白山神社
新潟県新潟市中央区一番堀通町1-1