三条市に鎮座する八幡宮。御祭神は誉田別尊、気長足姫命、比売大神。三条の総鎮守・産土神。
社殿は南向き。本殿の裏側に駐車場がある。
拝殿に参る。拝殿と本殿には雪囲いがしてある。今日は新潟市中心部は雪がなかったが、三条まで来ると雪が残っていた。
拝殿右手に舞殿。
神宝に大太刀と文明3年の鰐口がある。大太刀は銘 信国といい、室町初期の作。元は小丹生神社(新潟県見附市)に奉納されたものを、神官の養子縁組をしたときに三条市荒町に鎮座する槻田神社に譲られ、明治期の神社合祀のときに当社が所有することになったという。槻田神社は延喜式蒲原郡の論社で、後に氏子の要望により復社されている。
参道の左方の社務所で御朱印をいただく。まだ木の香りの残る新しい建物で、聞いたところ昨年12月に竣工したばかりだという。
拝殿左方社務所に近いほうから参る。合祭殿、左から、金刀比羅神社・熊野神社・秋葉神社の三社、古峯神社・菅原神社の二社、神明宮・春日神社の二社、水神社・伊夜比子神社・三條神社の三社、松尾神社・粟島神社の二社の5つの社。おそらく明治期の神社整理により、近郊の神社を合祀したものだろう。
その右に稲荷神社
池の島の中に厳島神社
社殿の右に良寛乞食の詩碑
「十字街頭 食を乞い了り 八幡宮辺 方に徘徊す 児童相見て共に相語る 去年の痴僧 今また来ると」
三条には良寛様を敬慕する町人が多く、亡くなられてまもなく詩碑が建てられたが、文久大火で破損し、大正十三年に再建された。
池の右(北)に「僧良寛歌集」の編者である村山半牧の頌徳碑
境内北に金山神社、御祭神は金山毘古命、石凝姥命、天目一之命。
境内の西側は八幡公園となっており、入口付近に「刀匠 栗原筑前守謙司信秀師之碑」が建っている。
金山神社の右に飼育小屋のような建物が二棟。何かいるのかと見に行くと右の建物に
孔雀のオスが二羽飼われていた。孔雀は寒くないのか?
八幡宮
新潟県三条市八幡町12−18