氷見市に鎮座する御田神社。御祭神は誉田別命、御年大神、大年大神、伊邪那岐大神、伊邪那美大神、天児屋根命。入口の由緒には氏神は大年様とある。
三代実録に記載のある御田神(式外社)とされる。
境内は南向き。
参道入口に社号標、中程に鳥居が建つ。
拝殿前の参道には雪除け。大屋根から落ちる雪で参道が埋まるのを防ぐ。
拝殿に参る。拝殿には額が4枚。読めるものを見ると明治期に境内で奉納された神事相撲の大関の名前が書いてある。
しかし、現在の境内には土俵は見当たらない。入口の由緒によれば、中世飯久保城主が祈雨祈願のお礼として感謝祭を執行後に青年相撲を奉納し現在まで続く、とある。
拝殿の後ろ渡り廊下のような幣殿の前に本殿がある。
本殿は檜皮葺
本殿前の扉や本殿の吊り燈籠には、小槌が3つ合わされた変わった紋が付いている。
参道の右側に社務所があるが、窓ガラスは割れ、中も荒れ放題で使用できた状態ではない。
境内は杉が多いが、中に一本大きなイチョウの木がある。
参道の左隅、上がったところに境内社が一社。
集落は仏生寺川を中心にした谷間に広がる。
御田神社
富山県氷見市仏生寺496